〈情報的世界観〉の哲学 の商品レビュー
情報を取り巻く環境と扱い方の変遷が考察されている一冊。 通信技術が進歩並びに普及した現在、無くてはならない存在であるコンピュータやインターネットはそもそもどんな物なのでしょうか。 物の変遷、扱う人間の内面の変遷など、様々な立ち位置からこれまでとこれからの通信が論じられています。 ...
情報を取り巻く環境と扱い方の変遷が考察されている一冊。 通信技術が進歩並びに普及した現在、無くてはならない存在であるコンピュータやインターネットはそもそもどんな物なのでしょうか。 物の変遷、扱う人間の内面の変遷など、様々な立ち位置からこれまでとこれからの通信が論じられています。 90年代からPCとネットを使用していた身からすると、サイバー空間が広がったかと問われれば広がってはいないと答えます。 流れる情報量が技術の進歩により多くなり加えてスマートフォンの普及による利用者の増加が空間を広げたように見えますが、ネットでできることはあまり変わらず結局は多少便利になったに過ぎません。 今後のサイバー空間やAIの変化は革命的なものになるかもしれませんが扱う側の人間は革命的に変化しないものなので、導入や使用時には扱い方について集団や個人を問わずに慎重さが求められることでしょう。
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情報分野のテーマの深層を掘り下げる。現代における情報技術が私たちにとって何を意味し、何を変え、何を生み出すのかを捉える中間報告。面白い。
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