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東京のど真ん中で、生活保護JKだった話 コミックエッセイ の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/12/10

生活保護から立て直す話。生活保護はもしかするとお世話になるかもしれない制度だけに、生活が制限される。生活保護の話がメインだけど、著者の家族環境に不安を覚えた。最終的に幸せになれて良かった。毒親から逃げたい人に、ヒントになるかも。

Posted byブクログ

2024/07/13

借りたもの。 貧困から生活保護を受け人生を立て直したJKの救済コミックエッセイ。 不正受給や“プロ弱者”と呼ばれる存在が話題になりがちで、本当に切羽詰まっている受給者が叩かれてしまう、生活保護。その本来の正しい、あるべき姿がこれである、と言うべきだろうか。 柏木ハルコ『健康で文化...

借りたもの。 貧困から生活保護を受け人生を立て直したJKの救済コミックエッセイ。 不正受給や“プロ弱者”と呼ばれる存在が話題になりがちで、本当に切羽詰まっている受給者が叩かれてしまう、生活保護。その本来の正しい、あるべき姿がこれである、と言うべきだろうか。 柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』( https://booklog.jp/item/1/4091863574 ほか )と同じ主題、その当事者の視点からのリアルな話、と言う点でも関心があった。 そして貧困の実態……余人が「生活能力が無い」をただ“自己責任”で片づけられない状態。 病気によって働けない父親、統合失調症の母親……そして当時の社会的風潮(男は仕事で家庭に関心が無い、精神疾患の母親が家事育児に深くかかわってしまう)もあってか、毒親家庭になってしまい、精神的に追い詰められ引きこもりの兄…… 著者・タネコさんはその中で全てを一人で抱えず、周囲の手助けを得て自立してゆく。 とはいえ、決して順風満帆ではない。 生活保護はあくまで生活困窮者の貧困からの“自立”を促すための補助的なものでしかなく、ベーシックインカムではない。 当時の医療の限界なのか、行政側の知識不足か、統合失調症で働くことが難しい母親は、傍から見ると健常者のようなので、直ぐに申請できなかったり…… 「貧すれば鈍する」の格言のように、ないし統合失調症ゆえか、母親によってタネコさんのお金(お年玉)は使われてしまっていた…… でも、それを貧困や病気の“せい”にされたくないと思ってしまう、私の感想。 父親は働けないだけでなく、そんな母親を庇うばかりで、親たちと子たちの間に完全な分断が生まれていた…… この辺りはもう、今の価値観では毒親でしかない。 その毒家庭の内実について多くは語られないし、特に母親が統合失調症の病識と適切な治療を行っているのかについては、全く触れられていない。中村ユキ『わが家の母はビョーキです』( https://booklog.jp/item/1/4763198718 ほか )と同じ頃だろうか……適切な医療の確立が不十分で、周囲の理解も得られていないような…… 最も、それらはこの本の主題ではない。 タネコさんが自立できたのは、彼女の自分の人生をつかみ取ろうとする努力と、生活保護という行政の支えと、身近な友人や恩師の理解があってこそ。 そして、生活保護の両親と鬱の兄を養わなければならないかもしれないという恐怖に対し、「それは現実的では無い」という行政の適切な判断と、世帯分離によって彼女の人生を真につかみ取った。 喝采を送りたい。

Posted byブクログ

2024/04/03

思い題名だが、読みやすくできている。 作家さんの実話。 実生活で悩んでいる小中学生がいたら、読んで欲しいと。 ヤングケアラーの問題は、想像以上に実数は多いと感じる。 親という存在、親が植え付けた家族という価値観と、倫理観。それが世間とかけ離れていても当事者の子供たちは脱出不可能...

思い題名だが、読みやすくできている。 作家さんの実話。 実生活で悩んでいる小中学生がいたら、読んで欲しいと。 ヤングケアラーの問題は、想像以上に実数は多いと感じる。 親という存在、親が植え付けた家族という価値観と、倫理観。それが世間とかけ離れていても当事者の子供たちは脱出不可能。ぜひ、手段を勉強してほしい。

Posted byブクログ

2024/02/25

大変な状況の中前向きに進んでいく姿は好感が持てました。生活保護へのイメージやそこから自立することへの葛藤など、わかりやすくシンプルに描かれており、迷い疲れている人には良い本だなと思います。

Posted byブクログ