世界を変えたクリエイティブ 51のアイデアと戦略 の商品レビュー

DentsuCRAFTPR Laboratory(著者)

2024/09/21

電通PRコンサルティングが主体となって、カンヌライオンズという世界的なクリエイティブの”お祭り”で賞賛されたプロジェクトを題材にして、今どんなコミュニケーションクリエイティブが求められているか、をまとめた本です。そもそも広告会社にとってのカンヌは誰もが知る「カンヌ映画祭」が終わった後、開かれる「カンヌ国際広告祭（Cannes Lions International Advertising Festival）」だったのですが、2011年から「「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」（Cannes Lions International Festival of Creativity）」に変わりました。この「広告」外し、そのものが広告産業にとってのクリエイティブのトレンドであり、そのトレンドのショーケースが本書なのだと思います。「正直」「真実」「尊重」「追憶」「技巧」「想像」「協力」「新生」「予期せぬ出会い」…花言葉で整理するのはとってつけた感がありますが、しかし９個のテーマで手際よく、今、クリエイティブに必要とされるものが整理されています。それにしても海外のクライアントのソーシャルテーマに向かう「勇気」には感心します。日本もそうなっているのかなぁ？

2024/02/22

知っている施策も多いが、過去のモノも含めて、今ならではのコミュニケーションについて説く。それぞれの施策のムービーにリンクする2次元コードがついているので、具体的になぜその施策に至ったのか、どうやってやったか、結果まで見られる。もちろん本文にも解説があるので、英語がわからなくでも大丈夫。