マネジメント神話 の商品レビュー
哲学の博士号を持つ著者が、偶然コンサルティングファームで働き出し、ペテンじみた仕事で高給を得ながら会社が崩壊、訴訟沙汰になりつつ辞めるまでの自伝と、メイヤースやドラッカーなどのマネジメント理論史の解説が、交互に出てくる妙な本。通して読むと、コンサルティング業界って、実務も背景の理...
哲学の博士号を持つ著者が、偶然コンサルティングファームで働き出し、ペテンじみた仕事で高給を得ながら会社が崩壊、訴訟沙汰になりつつ辞めるまでの自伝と、メイヤースやドラッカーなどのマネジメント理論史の解説が、交互に出てくる妙な本。通して読むと、コンサルティング業界って、実務も背景の理論もすげーうさんくさいなと思ってしまう。 また、アカデミズムに属する経営学や、「ビジネススクール」との微妙な緊張関係の話もおもしろいが、このあたりはぶっちゃけ、アカデミシャンではない自分にはどうでも良いなあとも思う。アカデミズムの範疇になくても、「役立つ部分だけ使えば良くない?」という想いは抜けきれないんだよな。
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初学者が本書を読むと、以降、経営学・マネジメントを学びたくなくなるだろう。「言ってはいけない、書いてはいけない」ことのオンパレードである。これらの批判を頭の片隅に置きながら、真摯に学んでいきたいと思う。
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ちょうど、コンサルタントのような仕事に転職することもあって読んだ。マネジメントに対して私の個人的な経験から考えていたことがそのまま書かれていて、「信者」になりそうな本だった。それにしても、テイラーやメイヨーの「科学」の実情については驚いた。公務員試験の専門科目で当然事実のように扱...
ちょうど、コンサルタントのような仕事に転職することもあって読んだ。マネジメントに対して私の個人的な経験から考えていたことがそのまま書かれていて、「信者」になりそうな本だった。それにしても、テイラーやメイヨーの「科学」の実情については驚いた。公務員試験の専門科目で当然事実のように扱われていたが、それは果たしてどうなんだろう? 何にせよ、学び続ける他に人はないのだ……研修ではなく、学ぶことを。
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