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中村哲という希望 の商品レビュー

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2024/05/06

中村哲さんの功績は知っているつもりだったが、こうして時系列に事細かな内容を 読むと、なおさら頭が下がる。 私はいろんな本を読んで勉強して憤慨して意見しているが、所詮言うだけ。 なにもしてない。 会社での仕事もどこまで世の中の役に立っているのかわからない。 だがこの中村哲という医師...

中村哲さんの功績は知っているつもりだったが、こうして時系列に事細かな内容を 読むと、なおさら頭が下がる。 私はいろんな本を読んで勉強して憤慨して意見しているが、所詮言うだけ。 なにもしてない。 会社での仕事もどこまで世の中の役に立っているのかわからない。 だがこの中村哲という医師は、水が、農業がなければ皆死んでしまうと、 水路を作り、畑を作った。医者として治療する以前に、命が危ういと動いたのだ。 そしてそれが平和を生む、ということを、言葉にせずとも身をもって表した。 なのに日本の国会議員は、彼を参考人として呼びながら、彼の意見を否定する。 お花畑にいる彼らは、軍拡が平和を産む、という。汗もかかずに。 こういう本は大事だ。 メディアから抹殺されている佐高さんにも頑張ってほしい。 ちなみに、、、私は時代にあわない日本国憲法は改憲すべきだと思っているが、 9条平和憲法は代える必要はないと思う。 ただし軍備はする。米軍には出て行ってもらう。自国は自分で守る。 広島長崎を始め、昭和20年に一般市民を焼き殺したアメリカに、 従属する気が知れない。アメリカが共産主義から世界を守った?屁理屈だろう。 少なくとも今のアメリカにそんな考えはない。自国だけだ。 アメリカを妄信、追従したら痛い目に合う。

Posted byブクログ

2024/02/20

中村哲という希望  佐高信 高世仁 旬報社 日本国憲法を実行した男と言う副題の通り 中村哲は最後まで行動の人であった 必要なことはその都度その場で学びながら 一歩一歩やり遂げて行く冒険の日々で埋め尽くす人生である まこよに羨ましい限りだ 悩んだ末の精神科医でありながら 蝶を見た...

中村哲という希望  佐高信 高世仁 旬報社 日本国憲法を実行した男と言う副題の通り 中村哲は最後まで行動の人であった 必要なことはその都度その場で学びながら 一歩一歩やり遂げて行く冒険の日々で埋め尽くす人生である まこよに羨ましい限りだ 悩んだ末の精神科医でありながら 蝶を見たさに山岳隊の医師として参加し そこで出合ったフローバリズムによる 破壊と貧困が戦地の医師として生きる道を開いた 内科に外科にマラリアに梅毒と学び直し 英語にパキスタンん語にペルシャ語と 少数民族語を学び 政府や村の長老と交渉しながら 危険な奥地に診療所を開設して行く 気の遠くなる行為で足場を固めながらの 変化に富んだその日暮らし 日々死を覚悟する中で本当の冒険を実行して行く そこで水と食料あっての命と気付き 診療所の一環として 又新たな灌漑土木に関する数学に 設計施工技術と江戸に根差す歴史の 勉強と土木作業が始まるのだ そこには農地を捨てた農民を抱えて 日々の補修や改修をして行く技術を伝え 仲間を養成する仕事も肝心要となる 当然ながら 国連や日本政府の政策とは反りが合わず 個人活動とならざるを得ない

Posted byブクログ