日本人という呪縛 国際化に対応できない特殊国家 の商品レビュー
外国人から見た、日本。少し前にはやった「日本すごい」本ではなく、日本社会の病理性についてこらでもか、と記述されていて、ウンザリした。いったい何が起これば日本は衰退から抜け出して変われるのか?処方箋らしきものも提示されているが、現状維持に汲々する政官財界にマスメディアは、見向きもし...
外国人から見た、日本。少し前にはやった「日本すごい」本ではなく、日本社会の病理性についてこらでもか、と記述されていて、ウンザリした。いったい何が起これば日本は衰退から抜け出して変われるのか?処方箋らしきものも提示されているが、現状維持に汲々する政官財界にマスメディアは、見向きもしないだろう。せめて自分一人でも、より「マシ」な選択肢を選び続けよう。
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日本人としてずっと日本に住んでいればあまり気がつくことのできないことが綴ってあり、非常に学びになった。 日本とオーストラリアが比較してあり、わかりやすい。投票制度が民意を反映しにくいし、国民もそれを変える気がないという箇所が改めてそうだなと思った。日本の現在の政治への対処は個人の...
日本人としてずっと日本に住んでいればあまり気がつくことのできないことが綴ってあり、非常に学びになった。 日本とオーストラリアが比較してあり、わかりやすい。投票制度が民意を反映しにくいし、国民もそれを変える気がないという箇所が改めてそうだなと思った。日本の現在の政治への対処は個人の範囲では出来ることが限られて意欲が削がれるが、一国民として考えなければいけない問題だと思う。 よく「正しい情報を」と言われるが、そもそもメディアがうまく機能していないとは思っていなかった。 ぜひ沢山の人に読んでもらいたい。
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暴動起きない社会 心を病む人が多い 英語というみゅばく:80年変わらない英語下手 留学経験のない教師 独特・孤立した日本語 文科省教育:海外敬遠 文系学生ばかり 学歴 スクール・ジャパン 傲慢症候群:頭を下げるor胸を張る 体罰 過剰な自己防衛 新聞・テレビ:記者クラブ 自己検閲...
暴動起きない社会 心を病む人が多い 英語というみゅばく:80年変わらない英語下手 留学経験のない教師 独特・孤立した日本語 文科省教育:海外敬遠 文系学生ばかり 学歴 スクール・ジャパン 傲慢症候群:頭を下げるor胸を張る 体罰 過剰な自己防衛 新聞・テレビ:記者クラブ 自己検閲 棒読み文化 事なかれ外交;官僚権限の肥大化 政府の経済失策:不況期に増税 公益法人天国 少子高齢化;35年手を打たず はぐらかしやり過ごす 変わらぬ政治・変える気がない国民 日本人という呪縛:予定調和・現状維持 人間関係重視
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者は、在日豪州のジャーナリスト。以前、「日本人論」が流行りましたが、本書は、豪州との比較で語る「日本社会論」です。始めの教育論や傲慢症候群(「お客様は神様」に慣れてのぼせ上がる)などは、さもありなんでしたが、メディア・外交・政治以降はなかなか面白い比較がなされています。 豪州は投票率がOECDで第1位(日本は32位)。これは、①義務投票制(投票に行かないと5,000円の罰金!)、②優先順位記載方式(嫌な奴は落とす仕組み)、があるためで、国民の政治参画意識も高くなっている由です。 また、テレビ局と新聞社が株を持ち合う「クロスオーナーシップ」は世界中で規制されているにも拘らず、日本では一体となって論調を統一することとなり、「ジャーナリズムとして理想的ではない」と看破しています。 農作物貿易では、検疫制度や輸出入手続きの手間などが阻害要因となって、日本の高級果物は伸びず、逆に豪州の安い農作物が大量に日本に入るおかげで(対2014年度比で228%増)、日本の作付面積が落ち続けるているなど全く知りませんでした。 その他、少子化対策や移民問題など、新聞は読み込んでいるつもりなのですが、「へぇ~」ボタンをバシバシ叩いて読んだ一冊でした。
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