1,800円以上の注文で送料無料

だまされ屋さん の商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/28

長く積み重なった家族の歴史を、こんなに短い期間で『あなたも頑張ってた。苦しんでた』って家族に言える様になるのかなぁ…と思った。大人になってから振り返ってその意味がわかった時、改めてショックを受けるし、初めは蘇った負の感情を受け止める事しか出来ないよなぁと思う。 影響を受ける事は、...

長く積み重なった家族の歴史を、こんなに短い期間で『あなたも頑張ってた。苦しんでた』って家族に言える様になるのかなぁ…と思った。大人になってから振り返ってその意味がわかった時、改めてショックを受けるし、初めは蘇った負の感情を受け止める事しか出来ないよなぁと思う。 影響を受ける事は、洗脳なんだと言われるとすぐわかるのだけど、"だまされ屋さん"と言われても正直しっくりこなかった。洗脳という言い方は、被害者意識が強い言い方なのかな?相手を許せる様になる頃には、もっとゆるっと、(だって私"だまされ屋さん"だもの)と言えるようになるのかな。

Posted byブクログ

2024/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どの家族にも何かしらのわだかまりとか、自分なりに誰々のことを考えてこうしてきたとかっていう暗い黒い部分は存在してて、でも大人になると改めて全てを曝け出して話し合う機会も必要性もないからそのままになってることってあるよなぁと読みながら少し苦しくなった。 ミサトや夕海みたいな全くの部外者が入った方が、こういうことはうまく進んだりするんだろうなと思った。 人物が多く、ニックネームもあったのでやや複雑だったのと、内容的にも全部綺麗に解決ハッピーエンド!とはいかないが、家族に対する気持ちとか、自分の行動を改めて考えるきっかけになったので良かった。

Posted byブクログ

2024/02/11

自己と家族。ありかた。 身を切るような語り口で、泣きたくなるけど、読まずにいられない。 後半ちょっと物足りなかったかなあ。

Posted byブクログ

2023/12/27

七十歳の秋代の家に、ある日現れた謎の男。娘の婚約者なのか、それとも詐欺師か――。行き詰まりの現在を、言葉の力で解きほぐす傑作長篇。〈解説〉大前粟生

Posted byブクログ