2020年の恋人たち の商品レビュー
大人の恋愛小説といえば、な島本理生さん。 主人公の葵と瀬名さんが行ったゴールデン街の空気感やカラオケバー、私にも思い入れがあって懐かしくてぎゅっと掴まれた。 テイラースウィフトもよく聞いてたな。 エモいってこのことか。 葵の周りは男性が多いね。 芯はあるけど恋にもたれていたい人...
大人の恋愛小説といえば、な島本理生さん。 主人公の葵と瀬名さんが行ったゴールデン街の空気感やカラオケバー、私にも思い入れがあって懐かしくてぎゅっと掴まれた。 テイラースウィフトもよく聞いてたな。 エモいってこのことか。 葵の周りは男性が多いね。 芯はあるけど恋にもたれていたい人なのかな。 なんだかんだで松尾くんが一番理解してくれてるし安心しあえてるのにって思うけどそういう関係になれないのは仕事の仲間だからかな。 出会い方が違っていたら、なんて思ったり。 そして食べ物やワインの表現が秀逸で、日本酒で炊いたすき焼きとかワインの味わいとか食への愛がじわじわ感じられる。
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正直、主人公にあまり共感できないまま終わってしまった。独り立ちしたく、男性を嫌い、頼りたくないと思いながら、要所要所で恋をして、身の拠り所にして生きているところに矛盾を感じずにはいられなかった。ただ、人間はこういった矛盾の塊なのではないかなと思う部分もあるので、人間の複雑だがリアルな部分も映しているような感じがした。
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母親の遺したワインバーを継ぐことになった、32歳独身、メーカー営業、葵さんの大人の恋の物語。そうだよ。肩の力を抜いて、頑張りすぎないで正直に生きて欲しい。応援しています。
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静かなオシャレなお店でワインが飲みたくなる作品です。主人公が次から次へと男にモテまくるんてすが、一歩引いたどこか冷めた感じが嫌味なくていいなと思いました。 女に嫌われない女ですね。家庭環境がそうさせるのかもしれませんが、現実に葵がいたら友達になりたい。 出てくる男性陣の中で、距離...
静かなオシャレなお店でワインが飲みたくなる作品です。主人公が次から次へと男にモテまくるんてすが、一歩引いたどこか冷めた感じが嫌味なくていいなと思いました。 女に嫌われない女ですね。家庭環境がそうさせるのかもしれませんが、現実に葵がいたら友達になりたい。 出てくる男性陣の中で、距離の詰め方や引き際が良い瀬名さんが一番魅力的でした。既婚者の時点で駄目は駄目なんですが愛嬌があって憎めない。彼に引っかかる女性は多そうだなと思いました。 海伊さんは包容力のある登場だったけど、初見からモラハラ臭が漂ってて個人的にはちょっと苦手なタイプだなと思ってました。松尾くんとはビジネスパートナーとして接している方がメリットありそうだったので、イチオシは部長。二足のわらじなんてキツそうだし、会社辞めてワインバーに専念すれば部長と一緒になるのもありだと思ってたのでちょっと残念です。 新しいことを受け入れる柔軟さ、ブレない意思、自分の強味と弱味がしっかり分かっている冷静さ。前原葵という女性は素敵だなと思います。こういう女性になりたいですね。
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32歳の主人公。それなりに自立しているから依存しすぎずリスクも回避しつつ、勢いに流されることもありながら、違和感への感度と信頼度の高さ、行動。帯の通り、まさに大人の恋愛小説。
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愛人の子として育った前原葵39歳OL。 母親の突然の事故死により、母のワインバーを引き継ぐことに。 母を愛人として囲ってた男性と、葵たち親子を忌み嫌うその息子、母の店の常連客で葵に執着する幸村、同棲してるのに会話もなく引きこもってる彼氏の港、店を手伝ってくれることになった松...
愛人の子として育った前原葵39歳OL。 母親の突然の事故死により、母のワインバーを引き継ぐことに。 母を愛人として囲ってた男性と、葵たち親子を忌み嫌うその息子、母の店の常連客で葵に執着する幸村、同棲してるのに会話もなく引きこもってる彼氏の港、店を手伝ってくれることになった松尾くん、試飲会で出会った既婚者の瀬名、困った時に助けてくれた海伊さん、昼の職場の上司。 色々な男性が出て来たけど、職場の上司が良い人だったな。お互いに恋愛感情がないからなのか、、、。 結婚している男性との恋愛を 「一時の甘さの代償として、精神的な負担の借金を重ねるようなものだと思う。」って表現してて、なんか納得。確実に負担の方が大きそうだもんね。不倫して美しくなった人見たことないんだけど。そもそも周りにあまりいないから?
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読み進めている途中は、昔の月9みたいな大人の恋愛ドラマ的な雰囲気を期待してまったが、葵にはどこかドライな印象を受けてしまう。 決して打算で付き合ってるわけではなく、かといって流されているわけではないのに、男性との関係が切れていかない葵に釈然としない気持ちも抱きつつ、ひとりの女性と...
読み進めている途中は、昔の月9みたいな大人の恋愛ドラマ的な雰囲気を期待してまったが、葵にはどこかドライな印象を受けてしまう。 決して打算で付き合ってるわけではなく、かといって流されているわけではないのに、男性との関係が切れていかない葵に釈然としない気持ちも抱きつつ、ひとりの女性としての強さや自分の恋愛すら客観視しているような冷静さも相まって、意外とリアルな30代女性ってこんなもんかもなって感じられる部分もあった。2020年の恋人たちってタイトルも、葵にとってはこんなこともあったなーって一年なんだろうか。 千駄ヶ谷の鳩森八幡神社のあたりの静けさとちょっとした路地にある少し小洒落たお店、代々木界隈や国立競技場周辺の街並みなんかは、よく知る土地柄だけに目を閉じると雰囲気を感じられ、コロナ禍の描写も今では懐かしさすら覚える。 そういう意味では葵の2020年のリアルではあるのかもな。
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主人公の葵。好きだ、こういう女性。大人の恋愛小説とあるけれど、大人の恋愛って苦しいよね。 松尾君といいお店を続けてほしい。
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葵は自立してるのか…? 嫌っている相手に結局頼るだけ頼って跳ね除けるとは中々に自己中心的ではないかと思ってしまった。 特に心に何か残るとかいうことはなかった。多分自分と価値観も環境も全て違いすぎてだと思う。
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主人公がモテ過ぎてジェラシー。 抑えたトーンの文体なのに、全体的にピンク色で主人公の心の移ろいに集中できず。 30代ってそんなものかと、遠い記憶を掘り返してます。
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