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2020年の恋人たち の商品レビュー

3.6

29件のお客様レビュー

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2024/09/17

静かなオシャレなお店でワインが飲みたくなる作品です。主人公が次から次へと男にモテまくるんてすが、一歩引いたどこか冷めた感じが嫌味なくていいなと思いました。 女に嫌われない女ですね。家庭環境がそうさせるのかもしれませんが、現実に葵がいたら友達になりたい。 出てくる男性陣の中で、距離...

静かなオシャレなお店でワインが飲みたくなる作品です。主人公が次から次へと男にモテまくるんてすが、一歩引いたどこか冷めた感じが嫌味なくていいなと思いました。 女に嫌われない女ですね。家庭環境がそうさせるのかもしれませんが、現実に葵がいたら友達になりたい。 出てくる男性陣の中で、距離の詰め方や引き際が良い瀬名さんが一番魅力的でした。既婚者の時点で駄目は駄目なんですが愛嬌があって憎めない。彼に引っかかる女性は多そうだなと思いました。 海伊さんは包容力のある登場だったけど、初見からモラハラ臭が漂ってて個人的にはちょっと苦手なタイプだなと思ってました。松尾くんとはビジネスパートナーとして接している方がメリットありそうだったので、イチオシは部長。二足のわらじなんてキツそうだし、会社辞めてワインバーに専念すれば部長と一緒になるのもありだと思ってたのでちょっと残念です。 新しいことを受け入れる柔軟さ、ブレない意思、自分の強味と弱味がしっかり分かっている冷静さ。前原葵という女性は素敵だなと思います。こういう女性になりたいですね。

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2024/08/13

32歳の主人公。それなりに自立しているから依存しすぎずリスクも回避しつつ、勢いに流されることもありながら、違和感への感度と信頼度の高さ、行動。帯の通り、まさに大人の恋愛小説。

Posted byブクログ

2024/07/31

 愛人の子として育った前原葵39歳OL。 母親の突然の事故死により、母のワインバーを引き継ぐことに。  母を愛人として囲ってた男性と、葵たち親子を忌み嫌うその息子、母の店の常連客で葵に執着する幸村、同棲してるのに会話もなく引きこもってる彼氏の港、店を手伝ってくれることになった松...

 愛人の子として育った前原葵39歳OL。 母親の突然の事故死により、母のワインバーを引き継ぐことに。  母を愛人として囲ってた男性と、葵たち親子を忌み嫌うその息子、母の店の常連客で葵に執着する幸村、同棲してるのに会話もなく引きこもってる彼氏の港、店を手伝ってくれることになった松尾くん、試飲会で出会った既婚者の瀬名、困った時に助けてくれた海伊さん、昼の職場の上司。     色々な男性が出て来たけど、職場の上司が良い人だったな。お互いに恋愛感情がないからなのか、、、。  結婚している男性との恋愛を 「一時の甘さの代償として、精神的な負担の借金を重ねるようなものだと思う。」って表現してて、なんか納得。確実に負担の方が大きそうだもんね。不倫して美しくなった人見たことないんだけど。そもそも周りにあまりいないから?

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2024/07/02

読み進めている途中は、昔の月9みたいな大人の恋愛ドラマ的な雰囲気を期待してまったが、葵にはどこかドライな印象を受けてしまう。 決して打算で付き合ってるわけではなく、かといって流されているわけではないのに、男性との関係が切れていかない葵に釈然としない気持ちも抱きつつ、ひとりの女性と...

読み進めている途中は、昔の月9みたいな大人の恋愛ドラマ的な雰囲気を期待してまったが、葵にはどこかドライな印象を受けてしまう。 決して打算で付き合ってるわけではなく、かといって流されているわけではないのに、男性との関係が切れていかない葵に釈然としない気持ちも抱きつつ、ひとりの女性としての強さや自分の恋愛すら客観視しているような冷静さも相まって、意外とリアルな30代女性ってこんなもんかもなって感じられる部分もあった。2020年の恋人たちってタイトルも、葵にとってはこんなこともあったなーって一年なんだろうか。 千駄ヶ谷の鳩森八幡神社のあたりの静けさとちょっとした路地にある少し小洒落たお店、代々木界隈や国立競技場周辺の街並みなんかは、よく知る土地柄だけに目を閉じると雰囲気を感じられ、コロナ禍の描写も今では懐かしさすら覚える。 そういう意味では葵の2020年のリアルではあるのかもな。

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2024/07/01

主人公の葵。好きだ、こういう女性。大人の恋愛小説とあるけれど、大人の恋愛って苦しいよね。 松尾君といいお店を続けてほしい。

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2024/06/20

葵は自立してるのか…? 嫌っている相手に結局頼るだけ頼って跳ね除けるとは中々に自己中心的ではないかと思ってしまった。 特に心に何か残るとかいうことはなかった。多分自分と価値観も環境も全て違いすぎてだと思う。

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2024/06/17

主人公がモテ過ぎてジェラシー。 抑えたトーンの文体なのに、全体的にピンク色で主人公の心の移ろいに集中できず。 30代ってそんなものかと、遠い記憶を掘り返してます。

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2024/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

終始悶々とした空気を感じながら最後まで読み進んでしまった。 葵さんはすごく真面目、だけどちょっと卑屈なところもあり、彼女の過去がそうさせたのか、或いは持って生まれたものなのかは本人すら分かっていないけど、きっと真面目が故に考え過ぎなところが災いし、諸々上手く行かないのかな?そう思った。 しかし、幸村という登場人物の嫌らしさには正直ゾッとした。 深夜枠でドラマ化して放送したり、ネット配信ドラマ化したら結構受けそうな内容だと思う。

Posted byブクログ

2024/05/26

自分から背負いにいってしまう女性。そんな彼女がさまざまな男性と出会い、お店を通じて、彼女自身を再認識する物語。 この後は自分の生活を整理しています。 私は男性だが、彼女に似て自分を忘れてしまう。私の場合、他人の意見に乗り自分を見失い苦しくなる判断と、自分を貫き後悔する判断を...

自分から背負いにいってしまう女性。そんな彼女がさまざまな男性と出会い、お店を通じて、彼女自身を再認識する物語。 この後は自分の生活を整理しています。 私は男性だが、彼女に似て自分を忘れてしまう。私の場合、他人の意見に乗り自分を見失い苦しくなる判断と、自分を貫き後悔する判断をともに経験している。 最近は前者の方がなんだかんだ良かったりする。ただ、一般的には自分で決めたものの方が納得して今を生きることができるのだろう。しかし、自分流にアレンジするならば、自分の濃いファンがいる方、自分のファンが多い方に判断、行動するといい。

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2024/05/25

主人公の葵の性格がサバサバしている。 その中に隠されている過去から自己の発見まで、 何かと不思議だからすらすら読める面白い作品だった

Posted byブクログ