Spectator(Vol.52) の商品レビュー
「文化戦争」に関するおもにアメリカの歴史なんだけど、たしかにわかりやすくて見通しがよく、マンガ仕立てもよくて楽しい。お金のある人は買いなさい。
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アメリカでの保守vsリベラルの対立構造をすっきりと説明する良書。 特に保守派の成立過程の説明が手厚く勉強になる。保守がいかに手堅く、リベラルがいかに脆いかがここでも露呈しており、一言でいうと「アイデンティティ政治のやりすぎ」がやはり大勢の見方のようだ。 バックナンバーも面白そ...
アメリカでの保守vsリベラルの対立構造をすっきりと説明する良書。 特に保守派の成立過程の説明が手厚く勉強になる。保守がいかに手堅く、リベラルがいかに脆いかがここでも露呈しており、一言でいうと「アイデンティティ政治のやりすぎ」がやはり大勢の見方のようだ。 バックナンバーも面白そうだったので何冊か買ってみた。
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「文化戦争」という特集名と、巻頭のアイデンティティ政治の文字に惹かれて手に取ってみた。多文化主義の次の段階として、それぞれの民族やアイデンティティなどの発露、リプリゼンテーションとしての「文化」による対立、競争、摩擦が今後ポップカルチャーの世界で巻き起こるのでは、ということを個人...
「文化戦争」という特集名と、巻頭のアイデンティティ政治の文字に惹かれて手に取ってみた。多文化主義の次の段階として、それぞれの民族やアイデンティティなどの発露、リプリゼンテーションとしての「文化」による対立、競争、摩擦が今後ポップカルチャーの世界で巻き起こるのでは、ということを個人的に考えており、何か考える手立てになるかもと思って読み進めていたが、ほぼアメリカ社会における保守に関する内容だったが、それはそれで興味を惹かれたので通読した。 本書における「文化戦争」は、アメリカという定義をめぐるせめぎあい、闘争であるということで、アメリカ社会を構成する保守とリベラルの関係をざっと見通せるという意味で、現代社会について考えを深めようとする人にとって入り口となりうる良書だと思った。
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