鎌倉古民家カフェ「かおりぎ」 の商品レビュー
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食べ物系の小説で有りがちだけど主人公がふとしたキッカケで見つけたお店を訪れて回復していくってのは結構好きだなぁ。 今回は年下の店員との恋物語もちょっとずつ進展してくのがまた良い 今回は「薬膳」がテーマなのでその辺りの豆知識も面白かったです
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体調を崩し、恋や仕事もうまくいかない主人公が薬膳の知識を持った人に出会い、少しずつ身も心も元気になっていく。スタンダードな展開だけどお相手が年下でお相手目線の話もあって面白かった
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夏芽視点でも稔視点でも相手に片想いしているという両片想い状態で続くので、まあもどかしいこと。 稔視点で夏芽への想いが先に描かれていたので、幼なじみの彼女が出てきても読み手としてはハラハラしなくて安心して読めたけれども。 引っ付くまで、本当にヤキモキさせられました。 無事に落ち着いてよかった。 夏芽のイラストレーターとしての夢に挫折しかかっていたところからの復活、そしてこの先何をしていくのか方向性を定める部分も描かれていて、いざ評価された時の怖さ、責任に押しつぶされそうな様などは同感できた。 誰でも一度は感じたことのある部分だと思うので。 そんなときに無条件に認めてくれる誰かがいることの心強さよ。 この話は一応薬膳が出てくるが、食べ物や飲み物による養生より稔の存在そのものが救いだったのではないかと。 途中、話したいことは結局何だったんだという元カレの登場にびっくりしつつ(夏芽の方はきっちり決別できた形だが、彼が何で話しかけてきたのかがよく分からなかったので)それでも絆はブレなかった主役二人。 この二人の相乗効果で、カフェはますます繁盛しそうだ。
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