アイヌもやもや コミックエッセイ の商品レビュー
問題提起の本としては良書。この本に書かれていることを全て気を付けながらの社会生活は息苦しいと思うけどなぁ。
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マイノリティに向き合うには、相応の覚悟と繊細さが必要。 こうして言葉として明確にされるとシンドいものがある。
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アイヌの差別の歴史、差別の現在をみんな知るべきだと思いました。マジョリティとして自分も何かしたい。もっと言うと、自分のルーツもちゃんも知りたいと思いました。
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アイヌって実は本州にも結構いるんかな? 中身的にはアイヌ以外にも一般的な差別全般がテーマっぽい感じ。 偏見・決めつけは良くない!
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あくまで私が受けた印象での話ですが。 ウポポイができたとき、宣伝が突然だったのとあまりに大掛かりだったので、驚きました。内容を見ると、よくある地方の歴史民俗博物館みたいなものかと思うのだけれど、その割には宣伝が大きすぎて違和感。 民族衣装を着た女性のポスターは格好良かったのだけれ...
あくまで私が受けた印象での話ですが。 ウポポイができたとき、宣伝が突然だったのとあまりに大掛かりだったので、驚きました。内容を見ると、よくある地方の歴史民俗博物館みたいなものかと思うのだけれど、その割には宣伝が大きすぎて違和感。 民族衣装を着た女性のポスターは格好良かったのだけれど、そもそもアイヌは、言葉をはじめアイヌ文化を奪われてきた歴史が問題になっているのに、その文化をことさらに言い立てるのは、逆にバカにしてるのか? と感じます。しかも日本政府主導の事業な時点で胡散臭さマシマシ(苦笑) 著者のプロフィールを見ると、大学教授=研究者なのですね。使用されている言葉の正確性が、この主張の正しさを担保してくれているように感じました。 内容については、全面的に賛同します。で、さらに私が言葉を上乗せする必要はないと思うので、つまりこの著書が、とても分かり易く、「伝える」ということを十分に考えられたものであるので、現代人は全員読め!
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「同性愛者」と区別するくせに、自分たちが「異性愛者」と言われるとあまりうれしくない感じ。そうやって特別な名前で呼ばれるとやな感じがしちゃうってことに気づかされた。 中学を転校したとき、別になりたいわけでもないのに「転校生」というものになったときの違和感を思い出した。
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身の回りに様々な情報が溢れている世の中で、ステレオタイプというのは自分に必要な情報を素早く取捨選択するうえで一役買っている点がある。しかし、特に人を判断するときには、自分が持っている少ない情報だけで相手を定義づけてしまうというのは危険なことだとあらためて感じた。
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北海道大学の教授による分かりやすい差別についての本。 アイヌの人たちが和民族(多くの日本人)の人たちの言動によって、モヤモヤしてしまう、その原因を1つずつ解明していくのですが、この本は、アイヌに限らず、マイノリティーや、一般的に弱い立場とされる人たちにも当てはめられるので、色んな...
北海道大学の教授による分かりやすい差別についての本。 アイヌの人たちが和民族(多くの日本人)の人たちの言動によって、モヤモヤしてしまう、その原因を1つずつ解明していくのですが、この本は、アイヌに限らず、マイノリティーや、一般的に弱い立場とされる人たちにも当てはめられるので、色んな人たちに読んでもらいたい。 しかし、一番読むべきなのは、その枠に当てはまらない大多数の人達。 私はアイヌに対して差別意識もなく、どちらかというとこの文化が消えないで残ってほしいと思っていましたが、この本を読み、自分もどこかで発した一言が実はアイヌの人たちのモヤモヤにつながってしまっていたのでは?と感じずにいられませんでした。 自分の周囲にも、自分が知らないだけで、何らかのマイノリティーや弱者となる立場の人達がいるのだ。自分がその存在に気づいていない、知らないだけで、「そういう人は会ったことがない」「そんな人たちは周りにいない」と勝手に思ってはいけないのだ、と思いました。そういう人は差別などを恐れて言い出せない、ということも考慮しなければ。 ある家族を設定したマンガもあり、具体例として、とてもわかり易く読めました。 差別について、原因や種類、自分が差別をしたつもりではない、それどころか擁護していると思っている人たちでも、実は差別につながる発言になっていることもあるという、デリケートな問題もあるんですね。 いろんな学びがありました。
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アイヌをめぐるモヤモヤ。アイヌにルーツを持つ高校生や、今までマジョリティとして役所でアイヌ文化推進をおこなっていた人が自身がアイヌであると知ってからどう気持ちが変わるかと言った漫画をまじえながら解説される。差別問題の一つとして世界の差別問題(ブラックライブスマター、男女格差)を引...
アイヌをめぐるモヤモヤ。アイヌにルーツを持つ高校生や、今までマジョリティとして役所でアイヌ文化推進をおこなっていた人が自身がアイヌであると知ってからどう気持ちが変わるかと言った漫画をまじえながら解説される。差別問題の一つとして世界の差別問題(ブラックライブスマター、男女格差)を引き合いに出しながら、問題をさまざまな観点から解説してくれるのでわかりやすい。主体がマジョリティ目線で語られることが多い点、問題を指摘されると無かったことにしようとする人や非難されたと感じる人が多いのはどうしてかという点等々、例えば自分が女性差別について男性と対話するときのモヤモヤとも共通するものがあって、差別とはと考えるにも非常に勉強になる本。 ただアイヌのモヤモヤの得意な点は、その無かったものにされる度、見えない化される度の深刻なところではないだろうか。それはこれまでの国の態度でもあり、それを起因として沈黙せざるを得ないアイヌの多さである。自分も、海外では日本人+女性というマイノリティとして嫌な思いもしたが、でも日本に帰れば居心地良く暮らせる保証があった。それは、自分の国で存在がないことにされるアイヌのモヤモヤと比べものにならない。 これから心に留めておきたいのは、「入植者や過去の差別者の子孫がいつまで過去の責任を負わされるのか」というマジョリティからの反論に答えた箇所:今自分達が普通に暮らせているのは、その差別的制度によって築かれた財産や地位の特権を享受できているから。過去の差別に責任を負わなくとも今ある差別に無関係ではない。アクティブバイスタンダーになろう、という記述。自分の態度や発言を一つ一つ検証しようと思った。
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差別ってどうすればいいのだろう?ということを考えさせられる本でした 差別と区別で区別は大切、でも差別になる可能性もある。 人と人であることに変わりはない。 いまは対策がすこし作られたというのにそれでも差別は残っている。 過去有名な乱は3回ある。 恐らく小さな乱はとてもあることだろ...
差別ってどうすればいいのだろう?ということを考えさせられる本でした 差別と区別で区別は大切、でも差別になる可能性もある。 人と人であることに変わりはない。 いまは対策がすこし作られたというのにそれでも差別は残っている。 過去有名な乱は3回ある。 恐らく小さな乱はとてもあることだろう。どれほどの犠牲が差別で出たのか? 自殺を図る人、した人は居たと思う。 「なぜだろう人生を全うする価値がある人生なのに差別を受けている………。」そう思う江戸時代の尚歯会(蛮社の獄)の蘭学者、アイヌの方々は居たはず。 政府ができてからから150年、 差別は消えない。病、障害、過去にあまり良くないことが合った地域の方々もきっとそんな思いだったのだろう。 政府ができてから150年、その前の人々何百人もの犠牲がかかってやっと今対策が講じられるようになった。 いつかこの差別がなくなればきっとその人達も報われると思います。
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