彩色江戸切絵図 の商品レビュー
江戸時代を生きる人間模様を描いた時代推理短編集。自分に女房に手を出そうとする同郷の男の出入りをきつく言えない問屋主人の真意とはなにかを抉り出す「大黒屋」、男女の愛憎が絡み合い哀しい結末の「大山詣で」「女義太夫」推理小説的な展開の「3人の留守位役」「蔵の中」などどれも面白く読めまし...
江戸時代を生きる人間模様を描いた時代推理短編集。自分に女房に手を出そうとする同郷の男の出入りをきつく言えない問屋主人の真意とはなにかを抉り出す「大黒屋」、男女の愛憎が絡み合い哀しい結末の「大山詣で」「女義太夫」推理小説的な展開の「3人の留守位役」「蔵の中」などどれも面白く読めました。1作品が60ページぐらいの作品なので短すぎず長すぎず読みやすかったです。2024年5月16日読了。
Posted by
短編だから、何か、急に謎が解けてしまう感があるけれど、そこは松本清張さんだから、トリックの鮮やかさと、江戸時代にあっても不自然さを感じさせないところは凄い。
Posted by
- 1