陰陽師たちの日本史 の商品レビュー
夢枕獏の小説の印象が強すぎて いろいろ陰陽師という職業に対して誤解が生じていたんだな~と思いました 安倍晴明のように霊能者的なことをすることもあったようですが それはごく限られた人だけだったようです 陰陽師という職業 平安時代以降、戦国時代での陰陽師の役割なども知れて非常に興味深...
夢枕獏の小説の印象が強すぎて いろいろ陰陽師という職業に対して誤解が生じていたんだな~と思いました 安倍晴明のように霊能者的なことをすることもあったようですが それはごく限られた人だけだったようです 陰陽師という職業 平安時代以降、戦国時代での陰陽師の役割なども知れて非常に興味深かったです
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陰陽道関係の通史的なものを知るためには良い本。中世以降についてはその影響的なものが主。最後には近代以降の研究史も。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
陰陽師と言えば安倍晴明が一番有名どころ。 そんな晴明さまに至るまでの話、そしてそれ以降の話にも言及。 それ以降の話がある意味本題かもしれない。 「いざなぎ流」も触れてあるので、陰陽師関係の話はこれ一冊で結構網羅できるのではないだろうか。 花形だった頃も、落ちぶれた頃の話も掲載されていて勉強になりました。 驚いたのは、晴明さまの活躍の話、陰陽寮時代の話かと思っていたら、引退後の話も多かった点。 遅咲きだったのは知っていたけれども、亡くなるまで陰陽寮現役だと思っていたので、その点が正せただけでも読んだ価値ありました。
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実際のところは天文・暦メインの職だったんですね。安倍晴明伝説が有能子孫の宣伝戦略によるものだろうって話や幕府天文方との関係など、地味でもきちんと歴史の流れがあって面白かったです。作者の先生が今度の大河に安倍晴明出るって、とわくわくしてるのも微笑ましかった。
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