マンガ 戦国自衛隊(特装版) の商品レビュー

田辺節雄(著者),半村良(原作)

2024/02/13

・戦国自衛隊について
もっと自衛隊について学べるのかなーと思って買ってみたが、あくまでもフィクションだったかな。最新の武器や車も補給がなければただの鉄クズだからねぇ〜。そこらへんのリアリティがなくてちょっと冷めた。でも、最後のシーンはなんか考えさせられるものがあった。時の神は主人公たちを呼ぶことで織田信長の役割をさせて歴史を修正したということになってたけど、確かに本物の歴史としてみても、織田信長は異質というか別次元な感じがしてたから、もしかしたら織田信長自身も他の世界線から来た未来人だったのでは、、、と思えてしまった。

・デジタル特典の滅びの笛について
ドブネズミの大量発生による災害を描いたパニック小説のマンガ版だが、まさに明日起こってもおかしくないくらいの設定のリアルさと現代の環境問題を如実に表している作品。人間の業により異常繁殖してしまったネズミを森林の焦土作戦という人間の業でやっと駆逐したが、それによりまた環境問題を発生させてさらに自分達を苦しめるというループは、神からの滅びの笛が鳴らされている状況だなぁと感じた。

総じて、デジタル特典の方がボリュームもあったしどんな展開になるのか読めないところがあって読んでいて楽しかった。特典が本体です！笑