阿茶 の商品レビュー
天正遣欧少年使節団をテーマにしたマルガリータがとても素晴らしかった作者様のため、作者名で読みました。 今作は家康の側室の1人、阿茶を主人公に、阿茶とキリスト教、家康の匂わせ信仰を描いている。 正直、煙に巻かれたような読後感。当時のキリシタンになった高山右近やガラシャの侍女のいとは...
天正遣欧少年使節団をテーマにしたマルガリータがとても素晴らしかった作者様のため、作者名で読みました。 今作は家康の側室の1人、阿茶を主人公に、阿茶とキリスト教、家康の匂わせ信仰を描いている。 正直、煙に巻かれたような読後感。当時のキリシタンになった高山右近やガラシャの侍女のいとは出てくるものの、パーツのような存在で、阿茶がいうほど影響力を与えた人物像には読めなかった。 阿茶にとって唐突に最愛となった、さいさまも、阿茶の最期までふわふわしているだけだった(それが西郷の魅力だとしても、聖女過ぎて伝わらない) いまの自分には響かない作品でした。
Posted by
どこまで事実と重なってるのか、とっても気になりながら読みました。 戦や政に関心が高い女性というと、男まさりで気が強そうだけれど、本の中ではもう少し物腰柔らかい雰囲気で描かれていて、不思議な女性だなあと。 若桑みどりのクアトロ・ラガッツィを読んだ直後だったので、徳川時代に入ってから...
どこまで事実と重なってるのか、とっても気になりながら読みました。 戦や政に関心が高い女性というと、男まさりで気が強そうだけれど、本の中ではもう少し物腰柔らかい雰囲気で描かれていて、不思議な女性だなあと。 若桑みどりのクアトロ・ラガッツィを読んだ直後だったので、徳川時代に入ってからの切支丹の続きの話を読んでるようで、とても興味深く、ますます実際はどうだったのかなぁと気になってしまいました。 村木嵐のお話は本当に、どれを読んでも良いですね!
Posted by
尊敬する女性、阿茶の局に焦点を当てた作品はなかなかないのでとても新鮮だった。小説とはいえ、良きも悪しきもますます阿茶がすきになった。強く聡明な女性たちがいて、現在の日本があると言っても過言ではない。
Posted by
- 1