これさえ知っておけば、小説は簡単に書けます。 の商品レビュー
20年作家を続けられてて、なおかつ、小説の書き方講座味たいなんもやってて、その傘下から何人かプロデビューもしている先生。 なのだが、ほんまか? 小説を書くことと、プロの小説家になることと、プロの小説家を続けていくことはまるで違う。 この本は、プロとしての小説を書き続けるノウ...
20年作家を続けられてて、なおかつ、小説の書き方講座味たいなんもやってて、その傘下から何人かプロデビューもしている先生。 なのだが、ほんまか? 小説を書くことと、プロの小説家になることと、プロの小説家を続けていくことはまるで違う。 この本は、プロとしての小説を書き続けるノウハウなのだとみたが、大半は、ネタとプロットとシナリオの組み立て。 つまるところ、たまたま表現が小説であって、映画でも演劇でも漫画でもいい。 言ってることは極めて陳腐で、それこそ、ハリウッドシナリオ創作みたいな、もっとしっかりした本は山ほどあって、それを、素人向けにかいつまんだ感じ。 文章の技法的なものが何章かあるのだが、なんというか、「答え」があります、みたいな雰囲気もあって、まさにマニュアルで、こういうのが小説家になるんだ。 バカでも書ける、とつけた方が良くないか。 だから最近の小説は詰まんねえのか。 こういう人が小説を書いて、プロになるんだから。 それか、プロとしてライバルにならないように、芽を摘むための本か。 出版する方は、何でもいいから芽が出そうなものを拾って、その中から一つでも実りゃあいいんだもんな。 読み手は誰だろう。 小説が好きで小説家を目指したい。小説を書いてみたい。漫画描きたいんだが、絵心ないから小説家でも目指してみよう。この小説が好きだからこんなの書いてみたい。 書いてみるのはとてもいいことだと思っている。 自分の言いたいことにしっくりくる一言がどうにも出てこなくて、何日も七転八倒する経験もいい。 何かそういうのとは違う本だった。
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タイトルを裏切らない指南書、たぶんこれまで読んだ中で1番小説の基礎を学べた気がします。 小説ってどうしても書くと難しいよなぁとか技術的なことってプロに聞いてもわかんないんじゃないかって思ってたけどそんなことなかったです。小説を書くハードルを一段下げてくれる初心に優しい解説で頑張っ...
タイトルを裏切らない指南書、たぶんこれまで読んだ中で1番小説の基礎を学べた気がします。 小説ってどうしても書くと難しいよなぁとか技術的なことってプロに聞いてもわかんないんじゃないかって思ってたけどそんなことなかったです。小説を書くハードルを一段下げてくれる初心に優しい解説で頑張って書こうと感じました。
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面白い小説の書き方のエッセンスを凝縮した一冊。 勿論、これ読んだだけで小説が本当に簡単に書けるわけではなく、本書内でもある通り、努力は必要。ただ努力すべき方向性は示してくれる。過去と未来とのプロットの交差、日常から非日常そして日常への回帰と成長、また転じると比喩の重要性など。...
面白い小説の書き方のエッセンスを凝縮した一冊。 勿論、これ読んだだけで小説が本当に簡単に書けるわけではなく、本書内でもある通り、努力は必要。ただ努力すべき方向性は示してくれる。過去と未来とのプロットの交差、日常から非日常そして日常への回帰と成長、また転じると比喩の重要性など。小説を書きたい、という人の裾野を広げる内容になっている。 何より小説は、読者に読んでもらうもの、どうやったらページをめくってもらえるかを意識することが大事。小説のみならず、他の文章の書き方としても役立つ。 本書の内容を知っていると、小説のみならずテレビ、映画の「物語」も深く味わえるようになると思う。
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簡単に書けるかどうかはともかく、創作初心者が最初に手に取る手引書としてかなり良い。 精神論に逃げず、具体的な構想の立て方や文章の書き方をロジカルに説明してくれている。これから小説書きたい人はたぶん買って損はない。
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創作に関するエッセンスがぎゅっと凝縮されている良本。 小説家の創作指南本って、オーディオ・コメンタリーっぽいというか、「この作品を作ったときは、◯◯だった」(貧乏だった、干されていた、大病を患いながら執筆した、このドラマにハマってた)とか、「こんなに大変な思いをして作品を作った...
創作に関するエッセンスがぎゅっと凝縮されている良本。 小説家の創作指南本って、オーディオ・コメンタリーっぽいというか、「この作品を作ったときは、◯◯だった」(貧乏だった、干されていた、大病を患いながら執筆した、このドラマにハマってた)とか、「こんなに大変な思いをして作品を作った」とか、「とにかく書け!」みたいな精神論とか、つまりファン向けのリップサービスみたいな本が多かったのだけれど、これはきちんと創作の方法について書かれていて、きちんと役に立つ本だった。
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小説の指南書が好きだ。何故ならば、楽して小説が書きたいからだ。しかし、今までもいくつかの指南書を読んできたが、多くは技術的な方法論ではなく、求めているものとは違った。だが、本書は実用的である。執筆の一から十が記され、小説が書けるようになる。もちろん、そこから先は自身の仕事だが。
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