世の中と足並みがそろわない の商品レビュー
図書館で偶然見つけた一冊。あのお笑い芸人のふかわりょうさんのエッセイです。「世の中と足並みがそろわない」と書かれていますが、ふかわさんは世の中の、細々としたことに気づかれる方のようですね。それを、何かと属性に分類したがる世の中。このエッセイを読んで、そんなことしなくてもいいじゃな...
図書館で偶然見つけた一冊。あのお笑い芸人のふかわりょうさんのエッセイです。「世の中と足並みがそろわない」と書かれていますが、ふかわさんは世の中の、細々としたことに気づかれる方のようですね。それを、何かと属性に分類したがる世の中。このエッセイを読んで、そんなことしなくてもいいじゃないの、「ああ、貴方は二子玉川を略さず言う人なのね」とか、そんな感じでいいじゃないのと思いました。ふかわさんと足並みのそろわない世の中が正しいだなんて、誰にも分からないのですから。
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テレビでみるふかわさんの雰囲気がでているエッセイ。くすりと笑えます。そして、ジャズやらピアノやら音楽やら、ふかわさんのめっちゃおしゃれな一面も垣間見れます。
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こりゃーおもしろい。 普段感じていても自分は流しちゃってるようなことを、このように文字にしてもらえると妙に納得する。 しっくりくる話が多いのだが、私も世の中と足並みが揃っていなうちの一人なんだなと思う。 日常のちょっとしたエピソードを面白おかしく話せるようになりたい。
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ふかわさん、本当に文章が上手い。解説が綿矢りささんというのも凄い。 世の中のあれやこれや、ふかわさんがちょっと感じる違和感をウィットに富んだ形で表現したエッセイ集。 結構、なるほど~と思う言葉が溢れていました。 ・ちゃんとしようと思うほど、力が入ってしまう。力を入れるより...
ふかわさん、本当に文章が上手い。解説が綿矢りささんというのも凄い。 世の中のあれやこれや、ふかわさんがちょっと感じる違和感をウィットに富んだ形で表現したエッセイ集。 結構、なるほど~と思う言葉が溢れていました。 ・ちゃんとしようと思うほど、力が入ってしまう。力を入れるよりも、力を抜く方が難しいかもしれません。「浮力」みたいな感じでの振る舞いをしたいもの。 ・(ふかわさんの女性の見方)解決することよりも、状況を共有することに価値を置いているのもあると思います。「見てよ、これ、もう最悪~」と誰かに伝えて共有することによって、痛みから解放される。解決することが目的ではない。 ・文字通り、顔を合わせるだけ。重要な話し合いはしません。具体的に生まれるものは無いので、「これ、意味あるの?」と疑問に思う人もいます。確かにその瞬間の生産性は無いかもしれません。しかし、そこでワンクッションを入れることで、次回の話し合いや重要な決め事がスムーズに進み、「もつれ」を回避。だから、「わざわざ」顔を合わせるのです。 ・(「1年生になったら」)入学する子供達に寄り添うこれらの朗らかな詞がやがて重圧に変わります。まるで友達が多くないといけないような錯覚に陥ってしまうのです。私なら、「一人で生きて行けるかな~」に歌詞を変えます。 ・人間は本来孤独であって、一人が当たり前。孤独死だって、あえて「孤独」をつける必要もない。 ・本当は好き嫌いがあって当然。嫌いを好きに変えようとする必要は無く、嫌いは嫌いのままで良い。嫌いになっちゃいけない…という価値観が人々を苦しめるのです。 ・忘却は人間の素晴らしい機能だと思います。この機能がなかったら、悲しみも消えず、痛みが癒えることもない。生きるのが辛くなるでしょう。(歌詞を忘れてしまう高齢の歌手のエピソード)「あら、また忘れちゃったわ」。臆することのないその態度に、お客さんは喜び、拍手すら起こる会場。それはまるで、記憶の痛みから解放されているかのようでした。
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特に「蓄電おじさん」「わからないままでいい」「拝啓 実篤様」が印象的だった。 今までに感じたことのありそうな違和感を、ユーモアを交えて言語化されるふかわさんに感服。 もっと味わいたくなる、人としての魅力が満載でした。
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こじらせ芸人ふかわりょうのやさしく頑固なエッセイ。 こじらせ、と言うけれど 世の中の大半が 疑問に思っても考えるのが面倒でスルーしたり ただそういうものだと受け流すことに対して しっかり自分の意見を持って疑問を呈す。そうすると時間もかかるし歩幅も小さい。 だから周りから見た時にめ...
こじらせ芸人ふかわりょうのやさしく頑固なエッセイ。 こじらせ、と言うけれど 世の中の大半が 疑問に思っても考えるのが面倒でスルーしたり ただそういうものだと受け流すことに対して しっかり自分の意見を持って疑問を呈す。そうすると時間もかかるし歩幅も小さい。 だから周りから見た時にめんどくさいこじらせたやつになる。 拗らせてるやつは、めんどくさいけど ちゃんと自分の意思や思考があるやつなんだ。たぶん。 わたしも世の中と足並みが揃わない。 いくつか挙げてみた。 ●させていただきすぎる現代人 ●今更聞けない、がどうしようもなく嫌い ●マッチングアプリで会うのは恋じゃない ●付き合えないのではなく付き合わないだけ ●年下の女と良い思いをしようとするキモおじさん共
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初婚ではフェアレディZのような男性を選ぶのに、離婚すると、次はカローラのような男性と再婚する女性を見かけます。なぜ1回目でカローラの魅力にきづけないのか。 は笑ってしまった
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気になる人である。その理由がわかったような気がする。でも、風俗の2文字は入ってほしくなかったと思う。たった一つだが。
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世間とのズレを感じる筆者に対して非常に共感を持てた。自分が何者であるかを考えさせられた。非常に共感できる本のタイトルが世の中と足並みが揃わないというのは非常に皮肉である。本の中身はとても救われるがこの内容に救われる私も世間と足並みが揃っていない事が分かり余計に苦しみから解放されな...
世間とのズレを感じる筆者に対して非常に共感を持てた。自分が何者であるかを考えさせられた。非常に共感できる本のタイトルが世の中と足並みが揃わないというのは非常に皮肉である。本の中身はとても救われるがこの内容に救われる私も世間と足並みが揃っていない事が分かり余計に苦しみから解放されない。
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バンダナしてた頃の印象が強くて苦手だったけど 彼が感じる世の中に対する違和感に妙に共感して それを文字に起こせるのってやっぱり ふかわりょうの才能だなって思った。 とても読みやすいエッセイで クスッと笑える話から だんだんただの愚痴の羅列に聞こえてくるんだけど 私が普段ぼんやり...
バンダナしてた頃の印象が強くて苦手だったけど 彼が感じる世の中に対する違和感に妙に共感して それを文字に起こせるのってやっぱり ふかわりょうの才能だなって思った。 とても読みやすいエッセイで クスッと笑える話から だんだんただの愚痴の羅列に聞こえてくるんだけど 私が普段ぼんやり思ってることを うまく言語化してくれててすごくスッキリする。 言ってることほぼ間違ってないと思えてくるマジック。 特に「河川の氾濫」の話はなるほどだった。 不満を不満で終わらせず ちゃんと掘り下げて考えてるとこが凄い。 彼の人柄のようにゆるーく読めるのも良くて 人におすすめしたくなるエッセイ。 ふかわりょう、好きになった。
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