中村天風『運命を拓く』を読む の商品レビュー
中村天風は中学生の時に通っていた塾の先生(当時35歳くらい)が愛読していて、何となく知っていたくらい。中村天風の「運命を拓く」が大谷翔平の愛読書と聞いて、興味を持って読んでみました。 ・1876年-1968年まで生きた人。カンチェンジュンガのヨーガの里で修行し、日本で初めてのヨ...
中村天風は中学生の時に通っていた塾の先生(当時35歳くらい)が愛読していて、何となく知っていたくらい。中村天風の「運命を拓く」が大谷翔平の愛読書と聞いて、興味を持って読んでみました。 ・1876年-1968年まで生きた人。カンチェンジュンガのヨーガの里で修行し、日本で初めてのヨーガの直伝者となった。 ・当時治らないとされていた結核を患い、その病の中出会った本の著者に教えをこおうと渡米。実践的な学びは得られず、コロンビア大学で医学を学ぶ。結核が悪化してしまい死ぬなら日本という思いで帰国しようとした所、ヨーガに出会う ・日課は瞑想。1年半の間修行した。そこで得られたのは「あらゆる存在は宇宙霊によって生かされている」ということ。他力を悟った ・他力に目覚めて生命力が強化された後、次に自分の人生に責任を持って一歩踏み出す、ことを悟る。 ・この他力で生かされていることを自覚して、自らで一歩踏み出して生きる、というのが天風哲学の真髄 ・結核の進行が止まった。同じようにヨーガの里で悟りを拓いた人々も結核を乗り越えた。 ・天風によれば、人間には「本能心→理性心→霊性心」といった心の段階がある。 ◎本能心──「眠りたい」「食べたい」など、欲望を満たしたいという心。 ◎理性心──真偽を識別する能力を備えた心。疑い、批判し、理解する心。 ◎霊性心──雑念や妄念を除いた〝きれいな心〟。宇宙霊とつながった〝霊魂〟から発した心。〝本心〟ともいう。 ・本書のおすすめの読み方が記載されている。一回目は、普段読んでいる感じで読む。二回目は、理性心で読む。三回目以降は、霊性心で読む。
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