野辺には朽ちじ 硫黄島栗林中将の戦い の商品レビュー
本書は、2007年の「硫黄島栗林忠道大将の教訓」を改題・改訂したもの。 小室先生の本はよく新装されるのでありがたい。例によって飽きることなく読み切りました。 コンテンツを見ても、日本に有利になったポツダム宣言、神風は戦後に吹いた、硫黄島は日本経済の神様……などなど、これまで学ん...
本書は、2007年の「硫黄島栗林忠道大将の教訓」を改題・改訂したもの。 小室先生の本はよく新装されるのでありがたい。例によって飽きることなく読み切りました。 コンテンツを見ても、日本に有利になったポツダム宣言、神風は戦後に吹いた、硫黄島は日本経済の神様……などなど、これまで学んできた常識が吹っ飛ぶことが多かったです。 いつもながら小室先生の本からは歴史に学ぶことの大切さを思い知らされます。
Posted by
硫黄島での戦いについてはほとんど知りませんでした。栗林中将のお名前や作者の小室直樹氏のお名前も存じ上げなかったです。今回、栗林中将の指揮の下、硫黄島での戦いが如何に歴史的に大きな意味を持っているのかを知りました。今まで学ぶ機会が無かったですが、2007年の著書の再版とのこと、この...
硫黄島での戦いについてはほとんど知りませんでした。栗林中将のお名前や作者の小室直樹氏のお名前も存じ上げなかったです。今回、栗林中将の指揮の下、硫黄島での戦いが如何に歴史的に大きな意味を持っているのかを知りました。今まで学ぶ機会が無かったですが、2007年の著書の再版とのこと、この本に出会えたことを感謝します。 著者の小室氏は、「学者の中の学者」というイメージです。戦争を知る世代の方々が少なくなっていく中、戦争を知る世代の著者の見解に心うたれました。本書は図書館でお借りしたので買って再読したいです。
Posted by
小冊子ながら小室直樹節が健在。 有名な硫黄島の悲劇を教えられる。 栗林大将の辞世句は「散るぞ悲しき」を知っていたが 「野辺には朽ちじ」は知らなかった。吉田松陰のそれにちなんだものなのか。 小室はいまだ正当な大東亜戦の総括ができないわが国で生きた言葉で伝えることができる最後の識者だ...
小冊子ながら小室直樹節が健在。 有名な硫黄島の悲劇を教えられる。 栗林大将の辞世句は「散るぞ悲しき」を知っていたが 「野辺には朽ちじ」は知らなかった。吉田松陰のそれにちなんだものなのか。 小室はいまだ正当な大東亜戦の総括ができないわが国で生きた言葉で伝えることができる最後の識者だった。多くの作物が復刊されているのは、時代の要求に対して現代の識者が十分に応えられていないせいかもしれない。
Posted by
小室直樹先生の新刊… 2010に逝去されてますが、一時よく拝読してました。 硫黄島の闘いにフォーカスして今の日本が抱える重大な問題点を浮き彫りにする名著である。
Posted by
- 1