舞台の上の殺人現場 の商品レビュー
どこで本書を知ったのかは忘れてしまったのですが、ミステリが好きで、演劇も好き。そんな私のために書かれたのか!(笑)と勘違いしたくなるような1冊でした。 かなり最近の作品にも触れられていて、観たものも多く、振り返りにもなりました。 (「ザ・ウェルキン」、ラ・マンチャの男の最終公演や...
どこで本書を知ったのかは忘れてしまったのですが、ミステリが好きで、演劇も好き。そんな私のために書かれたのか!(笑)と勘違いしたくなるような1冊でした。 かなり最近の作品にも触れられていて、観たものも多く、振り返りにもなりました。 (「ザ・ウェルキン」、ラ・マンチャの男の最終公演や白井晃さんの華氏451℃、KERAさんの「カフカ」、三谷さんのシャーロック・ホームズなど、観ています。) さらにいろいろ観たくなり、読みたくなり…大変。 夜の来訪者 山崎哲さん つかこうへい リリアン・ヘルマン… 野田秀樹やつかこうへい、実は蜷川幸雄もいまいち理解しきれていないヘタの横好き… 今後WOWOWで観る機会があったら、逃さずトライしてみます。 野田秀樹のモチーフ、今までわからなかった… ただ解説されないとわからないという側面もあり、凡人には難しい…そこがヘタの横好きの辛さです(笑) さて、ミステリというより舞台の本でした。 筆者の麻田さんはもとNHKの制作側で仕事をされていた方。エンタメへのまなざしがプロフェッショナルでした。 現在もハヤカワミステリマガジンに連載が。最近の記事は三谷幸喜の「オデッサ」でした!(観ましたよー) 以前ミステリマガジンで舞台評をよんで感動した記憶が。それは麻田さんの記事だったのだ!と今さらカンゲキ…これからもお世話になります。 なのに星3つ… やはりマニア向けな印象が… というわけで、3は少なくて、3.8くらい。 でも、本当に温故知新、を感じる1冊でした。 もう一つ、麻田さんの「2.5ディメンション」と表現されるのは、商標登録上の制限のせいなんでしょうか?でも、なんとなく良かったです(笑) 追記 「罠」を観劇できることになりました!楽しみです。
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