ヤタニ・ケース アメリカに渡ったヴェトナム反戦活動家 の商品レビュー
中国が強権的だとか、北朝鮮が、ロシアが、とか言う人もいるが、80年代のアメリカですら「国家にとって望ましくない」と勝手にみなした人物に対して入国管理で根拠や証拠も示さず、強権的に拘束し収容施設に押し込め一方的に国外退去を言い渡す、こんなデタラメなことが行われていた。 そして、現在...
中国が強権的だとか、北朝鮮が、ロシアが、とか言う人もいるが、80年代のアメリカですら「国家にとって望ましくない」と勝手にみなした人物に対して入国管理で根拠や証拠も示さず、強権的に拘束し収容施設に押し込め一方的に国外退去を言い渡す、こんなデタラメなことが行われていた。 そして、現在の日本では。 いまこの瞬間も、入管でヤタニ・ケースと同様な、あるいはそれよりももっと悪質でデタラメなことがおこなわれ続けている。入管施設では職員によって平然と殺人が行われた。親が外国人だと言うだけで何も罪もない子どもたちが辛い思いをさせられ、わざと不幸にさせられている。 外国人だけでなく日本人に対しても、政府から見て気に食わないジャーナリストからパスポートを取り上げ、海外での取材ができないようにもしている。 その意味で、ヤタニ・ケースは、昔の話でも外国の話でもない。 余談ではあるが、角材持って集まっただけで成立する日本の「凶器準備集合罪」が、英語に訳されるとアメリカ人にとっては「マシンガンとか重装備で、どんな恐ろしいことやらかしたんだ?!」という超絶凶悪犯罪と勘違いしてしまうのは、可笑しいというか、日米のレベルの違いが凄すぎるというかなんというか。 ジャパンのレッドアーミーとジャパニーズレッドアーミーも、共産主義者同盟と日本共産党も、言語翻訳の問題もあってたぶんアメリカ人には区別できないのかもしれない。 でももしかしたら、今どきの日本の若者にもそんな区別はつかないんだろうし、凶器準備集合罪と聞いたら悪魔のような超絶凶悪犯を想像するのかな?
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