箱根駅伝は誰のものか の商品レビュー
読み応えがあるのは書名にもなっている4章と将来展望の5章。ここを膨らませて1冊の本にすればいいのにと思う。読売系以外のTV・新聞メディアももっと問題に切り込んでいけばいいのにと思うが、「スポーツビジネスの闇」は構図的にはどこも一緒で、ブーメランになるだけなのかもしれないが。
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正月の風物詩箱根駅伝。視聴率30%を超えるキラーコンテンツのブラックボックスに切り込んだ一冊。高額の放映料の行方、改革を阻む密室政治、有望選手への奨学金などの問題を提起。 箱根駅伝をオトナの世界から見つめ直した内容、ある意味衝撃。 箱根駅伝の過去から現在、未来を俯瞰的に捉える...
正月の風物詩箱根駅伝。視聴率30%を超えるキラーコンテンツのブラックボックスに切り込んだ一冊。高額の放映料の行方、改革を阻む密室政治、有望選手への奨学金などの問題を提起。 箱根駅伝をオトナの世界から見つめ直した内容、ある意味衝撃。 箱根駅伝の過去から現在、未来を俯瞰的に捉える。近年の超高速化など具体的なエビデンスに基づく記述は良いが、奨学金などの内容は伝聞か多い。もちろん具体的には記せないのだろうが。説得力は弱い。 アメリカの大学スポーツビジネスを例示的に紹介してはいるが、日本の大学や学連が内部から改革することはないだろう。讀賣グループも既得権益を手放すことないだろうし。 問題提起は良いがちょっとモヤモヤの残る一冊でした。第100回大会の展望としては良い内容。
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分かってはいたが、箱根駅伝が綺麗事だけで運営されているはずがない。 しかし、それでも毎年感動して泣いているからこそ、裏側を知るべきだと思った(実際は箱根に向けてテンションを上げたかっただけ)。 知らなかったことも多く、小ネタを含めて周辺情報を手に入れるにはとてもよい。 ただ、箱...
分かってはいたが、箱根駅伝が綺麗事だけで運営されているはずがない。 しかし、それでも毎年感動して泣いているからこそ、裏側を知るべきだと思った(実際は箱根に向けてテンションを上げたかっただけ)。 知らなかったことも多く、小ネタを含めて周辺情報を手に入れるにはとてもよい。 ただ、箱根が抱える闇が広過ぎて深過ぎるからこそなのだが、一つ一つの内容が薄い。なんなら第1章は歴史を振り返っているだけ。ならばもっとそれぞれの問題にフォーカスしてほしかった。元箱根ランナーの筆者ならば、尚更見える景色もあったと思うのだが。 ただ、第4章で出てきた小林至氏のインタビューは良かった。彼の説明がわかりやすく、日本スポーツの現状や課題を捉えやすかったように感じる。 これで元プロ野球選手…?東大卒…?現在大学教授…?何なん…なんなんそれ…
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タイトルにもあるような、学生を利用して得してる大人は誰か?にもっと切り込んで欲しかった。パンドラの箱を開けてしまうと仕事がしにくくなるから?その辺りはサラッと流した印象。
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