さやかに星はきらめき の商品レビュー
362ページ 1700円 9月20日〜9月26日 地球のはるか未来の話として描かれていたが、いつかこんな未来が本当に来るかもしれないと思った。話の中の本が、実際読んているこの本なのかと思うと感慨深かった。いろんな設定や説明が多すぎて、読むのが疲れてしまった。クリスマスの話はおも...
362ページ 1700円 9月20日〜9月26日 地球のはるか未来の話として描かれていたが、いつかこんな未来が本当に来るかもしれないと思った。話の中の本が、実際読んているこの本なのかと思うと感慨深かった。いろんな設定や説明が多すぎて、読むのが疲れてしまった。クリスマスの話はおもしろかった。
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現代が話の舞台ではなく遥か未来。地球自体は荒廃し人間は住めなくなり月へ(もしくは太陽系外へ)住みはじめて数世紀経った世界観。読んでいて思ったのはスターオーシャンが比較的近い世界観だった連合組織の銀河連邦があるし想像しやすかった。 ストーリーがクリスマスに纏わるおとぎ話を集めて一冊...
現代が話の舞台ではなく遥か未来。地球自体は荒廃し人間は住めなくなり月へ(もしくは太陽系外へ)住みはじめて数世紀経った世界観。読んでいて思ったのはスターオーシャンが比較的近い世界観だった連合組織の銀河連邦があるし想像しやすかった。 ストーリーがクリスマスに纏わるおとぎ話を集めて一冊の本に仕上げる話でそのおとぎ話が短編集みたいにある感じです。個人的に2つ3つ目の話がすごく好みだった。 クリスマス=サンタの話にするのかと思いきやあまりそっち方向には行かないで年の瀬の切ない話を荒廃した世界観と合わせたりもしてくるので尚更胸にぐっとくる展開が多かった。 本を通して色々な人生や知識・生きた証を未来に残していくそれに力を尽くすそういった人達の活躍を見れたのは感慨深いものがあり読書好きで良かったと思えた作品でした。
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壮大な物語。 けれど、絵本感覚で読めるストーリー。 クリスマスって夢と希望で満ち溢れててなんて素敵なんでしょう。 どこか寂しくも心暖まる一冊。
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地球の人類などが滅亡して、住めなくなった時代のことを表現している本。 生き物が居住できなくなった地球でも、離れた月や太陽系に住んでいる生き物に愛されているのが素敵だと感じた。 ネコビトやイヌビト、トリビトなどの生き物がどんな姿をしているか、実際にアニメで見てみたいと思った。
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地球での人類滅亡後、宇宙に逃避。月でクリスマスらしいファンタジーを集める出版人。心温まる作品群である。
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遠い未来、地球に人が住めなくなってしまってしまい、人々は月や宇宙ステーションに移住する。 そこは人類だけではなく、ネコビトやイヌビト、トリビトなど、多種多様な人種が暮らしていた。そこで紡がれる、全ての人たちに贈る物語は… 優しい美しい話だとは思うが、設定が、説明が多いわりに頭に入...
遠い未来、地球に人が住めなくなってしまってしまい、人々は月や宇宙ステーションに移住する。 そこは人類だけではなく、ネコビトやイヌビト、トリビトなど、多種多様な人種が暮らしていた。そこで紡がれる、全ての人たちに贈る物語は… 優しい美しい話だとは思うが、設定が、説明が多いわりに頭に入ってきづらく、また説明が多い分、物語の世界にも、のめり込みづらい。 雰囲気は伝わるのだが、結局何が言いたかったのかなぁ…という消化不良感が残った。
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「守護天使」 新たな人類たち。 核を持つ国同士が本気でやりあってしまったら、こんな風に普通が変わっていくのかもしれないよな。 「☆守護天使」 神様が見守って。 どれだけ幼い子であったとしても、死が傍にある暮らしであるのなら残酷であろうが教えるべきだろ。 「虹色の翼」 特別な種...
「守護天使」 新たな人類たち。 核を持つ国同士が本気でやりあってしまったら、こんな風に普通が変わっていくのかもしれないよな。 「☆守護天使」 神様が見守って。 どれだけ幼い子であったとしても、死が傍にある暮らしであるのなら残酷であろうが教えるべきだろ。 「虹色の翼」 特別な種族たち。 必要なものを願って行動していったからこそ、不必要だと判断された部分は衰えてしまったのだろう。 「☆魔法の船」 目が覚めた時代。 不運だったとしか言えない出来事ではあったが、それと強い想いがあったからこそ今があるのかもな。 「White Christmas」 数少ない人類は。 元より種族が違うと分かっていたとしても、大切な家族と違う部分があるとなると寂しかったのだろ。 「☆White Christmas」 少しずつ衰弱し。 あれだけの怪我を負った状態で、むしろ今まで休み休みだとしても動き続けていたことが凄いだろう。 「星から来た魔女」 宇宙に住む生命。 祖先である人間が終わらせた場所とはいえ、それが美しかった時代の話なんて昔話のようだったろう。 「☆ある魔女の物語」 友人たちを護り。 薄々と自分の限界には気付いていただろうが、それを超えたとしても助けた命が沢山あったのだろう。 「さやかに星はきらめき」 出版された本は。 原稿の段階から評価をしてもらえた作品であったのならば、少し多めに刷っておいても良かっただろ。 「☆幽霊船」 一人助かった命。 嘘か本当か分からない物語だとしても、それだけ思い入れのある仲間たちだから忘れずに語るのだろ。
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地球が住めなくなり、人々が月や太陽系その他の惑星に住むようになり、犬や猫も人のように進化し、イヌビト、ネコビトとなった未来で、本を作るため、太陽系に散らばる暖かなクリスマス話を集めていく。 一人の少女を守った異星人と、犬猫の話。 トランクに宿った劇作家の幽霊と、築き上げた劇場宇宙...
地球が住めなくなり、人々が月や太陽系その他の惑星に住むようになり、犬や猫も人のように進化し、イヌビト、ネコビトとなった未来で、本を作るため、太陽系に散らばる暖かなクリスマス話を集めていく。 一人の少女を守った異星人と、犬猫の話。 トランクに宿った劇作家の幽霊と、築き上げた劇場宇宙船の話。人類がいなくなった地球で、人々の帰還を待つ、カーネルサンダース人形とロボットの話。 戦争中の焼夷弾からこっそり街を守り、息絶えた異星人。 皆が極限の中で祈り、幸せになる、あたたかな話がたくさん。 心が暖かくなる。
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美しく優しい、切ないファンタジー。 ある登場人物の「神も仏も信じないけど人の心や想いは受け入れられる」、という考え方に同感だなと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
クリスマスの時期に読みたくて、図書館でずっと 予約待ちをしていて、ようやく読めた本。 ようやくといっても、長い期間ゆっくり読んでいた。後半になるにつれて、面白みが増して来る。 クリスマスってどうしてわくわくするんだろう。 本が持つ力ってなあに? いろいろな世界、宇宙、おばけ。 たくさんの種族が交わって暮らす未来の未来のおはなし。 一つ一つの物語に紡ぐ人の想いの欠片を感じて、 それを色々な人と共有し忘れないために言葉に残していく。 本ができる過程やその想い入れは、素晴らしいなと思った。 なにより表現が素敵すぎて、一つ一つの言葉がキラキラしていた。 村山早紀さんの本は初めてだけれど、心があたたかくなる、魔法のような本を紡がれる方だと感じた。 手元に置いておいて読み返したいなあ。 特にスーツケースのお化けのお話と。 魔女のお話が好きでした!
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