君と過ごした、さよならの季節 の商品レビュー
図書館にいる儚げな少女と野球少年という背景にきゅんきゅんでした。とりあえず、野球部に戻れてよかった。
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「流行の余命要素」というおすすめコメントを見て、正直、命を軽々しく扱うお話だったら嫌だなぁ…と懸念しながら読み始めた。 けれど、これは健康な野球少年が、誰かのために頑張ることで失敗を乗り越える物語だった。そして、その原動力となるのは、病弱な栞里という少女。彼女は病気で寝たきりの状...
「流行の余命要素」というおすすめコメントを見て、正直、命を軽々しく扱うお話だったら嫌だなぁ…と懸念しながら読み始めた。 けれど、これは健康な野球少年が、誰かのために頑張ることで失敗を乗り越える物語だった。そして、その原動力となるのは、病弱な栞里という少女。彼女は病気で寝たきりの状態になっており、一時は両親でさえ、延命治療を諦めかけていた。 でも、そんな一見何もできない彼女でも、1人の少年に、挫折を乗り越えて前進するための力を与えられるのだ、ということを、この物語は教えてくれる。 人間はたった1人で生きているわけではないし、たった一度の失敗で全てを失うわけではない。 誰にだって、誰かを助ける力はあるし、何度でもやり直すチャンスがある。 そんな希望を与えてくれるお話だった。
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