アーサー王と聖杯の物語 普及版 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
アーサー王の聖杯の物語が読みたくてこのシリーズを読み始めたので、満足。 前巻で揃った円卓の騎士たち。 この巻では、その老いを感じた。 「聖杯探索」を見送るアーサー王の悲しそうな様子は印象深い。 円卓最強のランスロットやガウェインが次世代のガラハッド、パーシヴァル、ボールスたちに敗れる。ランスロットが45歳なのには驚いた。けれど同時にガラハッドたちが成長するだけの時間も経ったのだと感じられる。 (別の作品でランスロットは湖の乙女の魔法で高速成長させられてて、私はそれは可哀想だと思っていた。ので、今回の自然な加齢はうれしい。) ガラハッドが伝説の盾や剣を手に入れて行く過程がドラクエの「伝説の勇者」みたい。選ばれし者にしか装備できないやつ。 でもガラハッドもパーシヴァルも輝くような若者なのに、早死にしてしまってさみしかった。
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