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はるさんと1000本のさくら の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/10/11

山を切り開いた小さな村。昔は賑やかだったのに、だんだんと人が減り。 「あと10人。わたしは86さい。はるさんはかんがえます。」 村に暮らす10人のおばあさん。理想の村を考えて桜の苗を植え始め。 だんだんと減ってゆくおばあさんたち。 でも暗い気持ちにならない不思議。 寂しくはある...

山を切り開いた小さな村。昔は賑やかだったのに、だんだんと人が減り。 「あと10人。わたしは86さい。はるさんはかんがえます。」 村に暮らす10人のおばあさん。理想の村を考えて桜の苗を植え始め。 だんだんと減ってゆくおばあさんたち。 でも暗い気持ちにならない不思議。 寂しくはあるけれど、彼女たちがつないだ未来が暖かくてじんとくる。

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2024/08/12

絵もとても素敵でしたが、文章も、やさしく楽しい内容でした。 どんどん、都市集中型になって、地方は疲弊している昨今。 こんな風に、地方の町を再生できたら素敵だろうなと思います。

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2024/06/22

おばあさんしかいなくなった村で、どうしたらまた人が戻ってきてくれるか。と考えた末に、今じゃなくてもっと先の未来を考えよう!と1000本のさくらを植えた。 結局村に若い人たちが戻ってきたのは長い年月が経ってからだけど、これを先見の明と言うんだろうな。 今の政治にもそれをしてほしい。...

おばあさんしかいなくなった村で、どうしたらまた人が戻ってきてくれるか。と考えた末に、今じゃなくてもっと先の未来を考えよう!と1000本のさくらを植えた。 結局村に若い人たちが戻ってきたのは長い年月が経ってからだけど、これを先見の明と言うんだろうな。 今の政治にもそれをしてほしい。 今じゃなくて未来を見てほしい。 言い方が悪いけど、この先死んでいくしかない老人にじゃなくて、これからを生きる子ども達の未来を考えてほしい。 どうしたら今の若い人たちが未来に希望を持てるのかを考えてほしい。 読みながら、私はそんなことを思いました。

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2024/04/18

https://youtube.com/watch?v=nVd6y3nTMg0&feature=shared 【書店員が選ぶ絵本新人賞2023大賞作品】 はるさんは、村で一番若いおばあさん。山あいの谷の小さな村にはもう、十人のおばあさんしか住んでいません。「わたしたちに...

https://youtube.com/watch?v=nVd6y3nTMg0&feature=shared 【書店員が選ぶ絵本新人賞2023大賞作品】 はるさんは、村で一番若いおばあさん。山あいの谷の小さな村にはもう、十人のおばあさんしか住んでいません。「わたしたちに何ができる?」おばあさんたちは話し合って、みんなで千本の桜を植えることにします。 限りある命と、繋がれる想い。過疎の村が時を経て生まれ変わるまでを、大きな視点で優しく描いた物語。

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2024/04/17

立ち読みしていて、涙がこぼれそうに。 表紙カバーのはるさんが背伸びして、爪先立ちで桜の花を描いている姿。 カバーの折り返しに もっともっと さきのことをかんがえよう と。 86さいからのはるさんのパワーには感服。 10人のおばあさん達が次々亡くなって、一番若いはるさ...

立ち読みしていて、涙がこぼれそうに。 表紙カバーのはるさんが背伸びして、爪先立ちで桜の花を描いている姿。 カバーの折り返しに もっともっと さきのことをかんがえよう と。 86さいからのはるさんのパワーには感服。 10人のおばあさん達が次々亡くなって、一番若いはるさん1人になった時を想像すると心臓がワナワナ震えてしまいます。が はるさんは、ちゃんと最後の100本を植えて理想の街の地図を描いて亡くなる。 10人のおばあさん達の名前は誰も知らないけれど、1000本の桜ときれいな川と実のなる木々を残したこと。 もっともっと先のことを考えて見ようかしら?

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2024/03/29

これこそは、ジャン・ジオノの「木を植えた男」に続く「木を植えた女たち」というべき名作ですね! 残り少ない生命で、「もっともっと さきのこと」を考えたはるさんたちの思いが、100年後、つまり22世紀に届いたのだということに心が震えます。

Posted byブクログ

2024/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

はるさんは、86歳だけど村に住む10人のなかでいちばん若い。 昔は、たくさんの人が住んでいたが息子たちも出て行き、都会で働くようになり孫たちも大きくなると来なくなった。 他の人の家もそう… おばあさんたちが集まって、人を呼んでこようか? それよりもっと先のことを考えようと。 それでさくらを植えようとなり、苗づくりをし、苗木を植えていく。 村の10人のうち100本植えた日につねさんが亡くなり、200本植えた日にかよさんが亡くなり… 次々に亡くなって 最後の100本を植え終わったときにはるさんの命も終わる。 それから100年たち 桜の花は見事に大きく咲き… 「さくらのさと駅」がつくられ、建築士が訪れた古い空き家には、はるさんの描いた町の絵があり、それに基づいて町は作られた。 もっともっと先のことを考えたら 未来ある素晴らしい町ができた

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2024/02/14

書店員が選ぶ絵本新人賞大賞受賞作。 ほっこりしながらも、いろいろと考えさせられる、未来への希望が持てる素敵な絵本。 4年生の読み聞かせに使ったら、みんな感心して聞き入っていました。先生からも、良いお話ですねと声をかけられました。

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2023/11/13

書店員が選ぶ絵本新人賞2023大賞受賞。はるさんが百年の時を経て描いた「理想の街づくり」――多くの書店員の心を掴んだ感動作。

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