雑草学のセンセイは「みちくさ研究家」 の商品レビュー
今年(2024)の中秋の名月の日に読了。 「生き物」を研究していらっしゃる方に 出逢えることは ほんとうに嬉しい。 今まで 見ていたのに 今まで 聞いていたのに じゃあ それは なに? と いざ問われたときに 全く わかっていないことに 愕然とすることは しばしば である 尊敬...
今年(2024)の中秋の名月の日に読了。 「生き物」を研究していらっしゃる方に 出逢えることは ほんとうに嬉しい。 今まで 見ていたのに 今まで 聞いていたのに じゃあ それは なに? と いざ問われたときに 全く わかっていないことに 愕然とすることは しばしば である 尊敬する 素敵な研究家は 決して 威張らない 私の「鳥」の師匠、 私の「虫」の師匠、 私の「植物」の師匠、 共通していらっしゃることは ー私(師匠)の わかっていることなて その世界(鳥、虫、植物)のほんの一部のこと ほとんどのことは わかっていないのです という スタンス そして 稲垣栄洋センセイも そのお一人と お見受けいたします 身近な生き物たちへの愛情に 満ち溢れておられる様子が いっぱい詰まった一冊です
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※このレビューにはネタバレを含みます
自伝的要素の強いエッセイ集 もちろん植物学の要素も ブタクサはキク科で風媒花(地味な花、大量の花粉をばらまく)で花粉症の元 セイタカアワダチソウは成功しすぎて自家中毒を起こした ナス科の植物の土被覆にはイタドリ?ジャガイモ連作障害を軽減 いちご交配でいちご花粉症 電車の風圧で線路に沿って外来種の雑草(風媒花)の進出が進む ハルジオン(多年草)大正から ヒメジオン(一年草)明治から イネ科の植物は葉の付け根に特徴がある
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「生き物の死にざま」大ヒット。150冊以上の著作のある植物学者の専門は雑草学。雑草と呼ばれる植物の話から自身の学問への道など、縦横無尽に語る。 学ぶことの楽しさ、人生における出会いを植物学とうまくミックスして伝える作品。学生への講義のように進む文体が心地よい。
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オヒシバとメヒシバも見分けられなかった著者が教授になり人気作家になった雑草戦略。人生で大切な“草知識"
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