共に明るい の商品レビュー
簡単に読み進めることはできないし、著者が表現したかったことを読み取れた自信はない。 でも、文章のリズム感や生み出されるグルーヴにはノリノリに乗れた。 それだけでも読んだかいがあった。 著者は詩を書かれんですね、なるほど。
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どれも長い詩みたいだった。 頭の中を全部書き出していくような。 文章に呼吸を合わせていくと、ほの明るい静かな気持ちになる。
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短編になるとなおさら一文がミニマムに。句読点で視点の切り替えだけでなく話者の切り替えまでおこなってしまう。気付けばずぶずぶと、この文体に飲み込まれる。
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独特の文体に ワンフレーズ読んでは立ち止まり読み直した。視点がコロコロ変わる。 でもその描く世界が癖になった。
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短編集5篇 新神戸駅からのバスの中の風景の「共に明るい」、レオパを飼育する新しくできた彼氏との日々を描いた「素晴らしく幸福で豊かな」が良かった。人との距離感、関係性に独特の感性を持つ作者の表現が面白い
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これまでの2作より更に詩的に。 情景の切り取り方、リズム、グルーブは詩。 この文体はクセになる。
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印象的だけど特別ではない、ちょっとした生活の一コマを複数の人の色々な視点で見ているような不思議な短編だった。 「素晴らしく幸福で豊かな」が一番面白かった
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芥川賞作家で詩人でもあるらしい。 読点の位置が、フツーの感覚とはずれていて、倒置法とか連帯どめとかが多用されてて、慣れるまで、ことごとくつっかえる感じ。 内容は、あまり残ってない。「素晴らしく幸福で豊かな」が中では1番面白かった。
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