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もし「源氏物語」の時代に芥川賞・直木賞があったら の商品レビュー

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2024/09/06

出版されたタイミング(大河ドラマで『光る君へ』が放映される直前)とか外装からは全然違う中身を想定してしまうと思うんだよな。はじめにとかもないからどんな中身になるのかもある程度読まないとわからないし。 著者の経歴とか他の著作も知らないから失礼なんだけど、なんか対談する小説形式で日本...

出版されたタイミング(大河ドラマで『光る君へ』が放映される直前)とか外装からは全然違う中身を想定してしまうと思うんだよな。はじめにとかもないからどんな中身になるのかもある程度読まないとわからないし。 著者の経歴とか他の著作も知らないから失礼なんだけど、なんか対談する小説形式で日本文学史をたどりながら好き嫌いを言いっぱなすというか。なんか表現も下品だしな。まぁ趣味の問題なんだけどな。サブカルとか強い人は面白く読めるんかな?

Posted byブクログ

2023/12/01

勉強になる  かるく日本文学史が語られてゐて、著者の好みもありおもしろい。なにより小谷野を模した小谷崎(谷崎潤一郎の大谷崎を対比させたのかと勘繰りたくなる)に垂髪きらりが添へてあることで対話形式になり、客観的に捉へられて露悪的なかんじがなくおもしろい。丸谷才一がソクラテスの対話を...

勉強になる  かるく日本文学史が語られてゐて、著者の好みもありおもしろい。なにより小谷野を模した小谷崎(谷崎潤一郎の大谷崎を対比させたのかと勘繰りたくなる)に垂髪きらりが添へてあることで対話形式になり、客観的に捉へられて露悪的なかんじがなくおもしろい。丸谷才一がソクラテスの対話をほめてゐたのをおもひだした。郷右近聖は本郷和人かな。  惜しいのは、だんだん垂髪きらりが大したことをいはなくなって、へえへえをくりかへすところ。もしこのふたりのかけあひがもっと見られるなら見たいとおもった。  ところでほかのひとは敬称略なのに、なぜか丸谷才一は丸谷さんと書いてゐた。

Posted byブクログ