自動運転 レベル4 の商品レビュー
レベル4まで到達しつつある車の自動運転。交通図書賞の受賞作である『自動運転レベル4』を読み、自動運転について国際動向、技術、法律、倫理、社会的重要性など多岐の視点から学んだ。やはり倫理面が大きな課題であろうか。トロッコ問題のような状況に遭遇した時に自動運転はどう判断するのか。技...
レベル4まで到達しつつある車の自動運転。交通図書賞の受賞作である『自動運転レベル4』を読み、自動運転について国際動向、技術、法律、倫理、社会的重要性など多岐の視点から学んだ。やはり倫理面が大きな課題であろうか。トロッコ問題のような状況に遭遇した時に自動運転はどう判断するのか。技術大国ドイツではそのような判断をプログラムには求めないという。自動運転を実験導入している茨城県境町のコミュニティバス。低速運転や路上駐車の減少など様々な取り組みや効果があり、一度乗ってみたいものである。
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現時点の世界のレベル4の状況を確認するには良い本。ただ、技術も法令も随時変化していくので常に最新の情報を取得していかなければばならない。 トロッコ問題の法的解釈の部分は興味深い。絶対無二の回答はないかもしれないけど、自動運転を社会実装していくうえで考えて続けなければならない問題...
現時点の世界のレベル4の状況を確認するには良い本。ただ、技術も法令も随時変化していくので常に最新の情報を取得していかなければばならない。 トロッコ問題の法的解釈の部分は興味深い。絶対無二の回答はないかもしれないけど、自動運転を社会実装していくうえで考えて続けなければならない問題でもある。各国の自動運転に対する法的な整理も興味深い。 プログラムの故意性を否定できない場合、プログラマーが有罪になるというのは頭では理解できるが、納得感があるものではないし、一方でプログラマーが(意図的かどうかは置いておいて)故意性を仕込まないような仕組みをつくるのもなかなか難しい気がする。 完璧なルールというものは存在しないし、ヒューマンドライバーのルールも時代と共に、技術の変化と共に改正され続けているので、自動運転に関しても常に改善室続けていく必要がある。完璧でなくてもなお、ヒューマンドライバーの運転よりも交通事故が減らせるのであれば社会全体としては有効な技術であり、その発展を止めないような検討はし続けていく必要がある。 社会的受容性についてもこれからの日本での自動運転普及にとって大事なことだと思う。ドライバーという役割がシステムに変わっていく中で、乗客として使う人だけでなく、周囲を歩いたり他のモビリティを利用したりする人の理解も重要となってくる。この辺りは、ルールが定められ、それが社会になじんでいく過程で徐々に広がっていくのかなと思う。
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自動運転について、あまり深く考えたことがなかったけれど、難しい法律などを易しく解説してあって、とてもわかりやすかったです。 自動運転は、技術以外に考えなければならないことが沢山あるのかと、とても勉強になりました。
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