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ファントムの病棟 完全版 の商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2024/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

医療的な謎解きが読み応えがあった。 医療の世界を難しい感じではなく、とても読みやすく書かれていて他のシリーズも読みたくなる内容だった。 また、患者の死との向き合い方など一般の人間からは想像もできない世界を感じることができた。

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2024/03/18

これは短編集。天久鷹央の驚異的な医療知識で今回も医療がらみの謎をバシバシと斬っていきます。気持ちよく読める一冊。

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2024/03/12

今回は鷹央先生が自身のトラウマと向き合う回。 小鳥先生が鷹央先生に寄り添って一緒に成長していく姿に感動した。子供たちの心が大人で、自分もこんな心を持てるようになりたいと思った。事件の結末もホッコリするもので、シリーズの中では感動作に仕上がっていると思う。真鶴先生のミニエピソードも...

今回は鷹央先生が自身のトラウマと向き合う回。 小鳥先生が鷹央先生に寄り添って一緒に成長していく姿に感動した。子供たちの心が大人で、自分もこんな心を持てるようになりたいと思った。事件の結末もホッコリするもので、シリーズの中では感動作に仕上がっていると思う。真鶴先生のミニエピソードも可愛かった。

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2024/03/05

 大好きな天久鷹央シリーズということで、今回も一気読みです。いつもは謎が解けてスッキリ!という気持ちになるのですが、今回の天使の話は命について、医者という仕事について考えさせられるものでした。救えない命があること、自分の無力さを知ること...。小鳥遊先生の言葉一つ一つがとても印象...

 大好きな天久鷹央シリーズということで、今回も一気読みです。いつもは謎が解けてスッキリ!という気持ちになるのですが、今回の天使の話は命について、医者という仕事について考えさせられるものでした。救えない命があること、自分の無力さを知ること...。小鳥遊先生の言葉一つ一つがとても印象的でした。完全版ということで、最後にあったショートストーリーも楽しめました。意外な人物の驚きの特技にびっくりです!

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2024/03/02

『天久鷹央の推理カルテ 完全版』。超越した医療知識を持ちながら、コミュニケーション能力に難があり、他人の気持ちを想像できない天久 鷹央の人間性が窺い知れる貴重なエピソードが収録された、シリーズ第2巻。 前作と比較すると、医療絡みのミステリーばかりでテンポ良くハラハラドキドキしな...

『天久鷹央の推理カルテ 完全版』。超越した医療知識を持ちながら、コミュニケーション能力に難があり、他人の気持ちを想像できない天久 鷹央の人間性が窺い知れる貴重なエピソードが収録された、シリーズ第2巻。 前作と比較すると、医療絡みのミステリーばかりでテンポ良くハラハラドキドキしながら読み終えることが出来ました♫ 印象的なエピソードは、『Karte03 天使の舞い降りる夜』です❗いくら卓越した医療知識を持っていても、無力であることを知った鷹央は、これから1段上のステージの医師になると信じて続きのシリーズを追っていきたいと思います✨ 書き下ろし掌編の『ソフトボールと真鶴』は、哀しい話しの潤滑油となる笑いの絶えない話しでした♫

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2024/03/01

シリーズ2冊目。 意外にもメンタル弱々な子供先生の鷹央。健太との別れを前に動揺する様はまさしく子供!?でも、空気を読めない事を自覚してる本人だから仕方なかった?対していつもはこき使われる小鳥先生がちょっとカッコ良かった!?(笑)おかげで、一つの山を乗り越えられた(^^) コーラで...

シリーズ2冊目。 意外にもメンタル弱々な子供先生の鷹央。健太との別れを前に動揺する様はまさしく子供!?でも、空気を読めない事を自覚してる本人だから仕方なかった?対していつもはこき使われる小鳥先生がちょっとカッコ良かった!?(笑)おかげで、一つの山を乗り越えられた(^^) コーラで失神事件も、血を飲むばあちゃんも、おまけにイタズラ3人組のちょっとズレてる反省もとにかく、みんなはじまりは優しさという、本作。ラストに鴻ノ池の度を超え気味な元気さで、よかった。そしてもちろんそれを上回っちゃう真鶴さんも(笑)

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2024/03/10

破天荒かつ博覧強記の天才女医・天久鷹央と、彼女と同じ統括診断部で働く内科医見習い・小鳥遊優が不可解な事件に挑む、大人気メディカル・ミステリー。 『推理カルテ』→『吸血鬼の原罪』の順に読み、本作『ファントムの病棟』へ。 『推理カルテ』と同じく、3つのエピソードが楽しめる短編集。印...

破天荒かつ博覧強記の天才女医・天久鷹央と、彼女と同じ統括診断部で働く内科医見習い・小鳥遊優が不可解な事件に挑む、大人気メディカル・ミステリー。 『推理カルテ』→『吸血鬼の原罪』の順に読み、本作『ファントムの病棟』へ。 『推理カルテ』と同じく、3つのエピソードが楽しめる短編集。印象に残った話はやはり『天使の舞い降りる夜』だろうか。 小児科に入院している少年たちの完治したと思われた症状が再発。その隣の病室に入院している別の少年は『天使を見た』と証言しており、この奇怪な問題に統括診断部が挑むというもの。 ページ数的にも本作のメインとなる話で、普段は傍若無人な鷹央の意外な一面を知ることができた回だった。 他の知念氏の作品と同じく、読み応えがありつつもスラリと一気読みできる読みやすい文体は言わずもがなで、ミステリ初心者にもオススメしたい。

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2024/02/10

空気の読めない、他人を思い遣れない天久鷹央が、大事な「友達」に見せた優しさに目頭が熱くなる。 そしてそこに導く小鳥遊医師の熱意にも、心を揺さぶられる。 多くの人に読んで欲しい一冊。

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2024/01/22

天使や吸血鬼、と 一見医療とは程遠いテーマに見えるけど 最後はやっぱり医療ミステリでまとまる ストーリーは相変わらず安定 安心して読める

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2024/01/18

「甘い毒」 味が違う理由。 健康診断の数値に異常な点は無かったとしても、明らかに摂取量がおかしいということに関して気にしなかったのだろうか。 当時の症状を聞いて不安要素は残っていたとしても、検査上で何一つ問題がないと出てしまえば退院するしかないよな。 「吸血鬼症候群」 呼び寄せ...

「甘い毒」 味が違う理由。 健康診断の数値に異常な点は無かったとしても、明らかに摂取量がおかしいということに関して気にしなかったのだろうか。 当時の症状を聞いて不安要素は残っていたとしても、検査上で何一つ問題がないと出てしまえば退院するしかないよな。 「吸血鬼症候群」 呼び寄せる為。 どうすれば簡単に獲物が食いつくのか考えた末に行ったとはいえ、大切な血液を無駄にしてしまったのは流石にまずいだろ。 せめて他の医者に診察してもらえる機会があれば良かったが、そんな機会を待ち続けているうちに限界を迎えただろ。 「天使が舞い降りる夜」 最期の時間を。 何も知らない幼い子供ではないのだから、問題児とはいえど入院している患者に対して言っていいこと悪いこと分かるだろ。 自分が無力だと責めている暇があるのであれば、どれだけ辛くとも大切な存在と残り少ない時間を共に過ごすべきだろ。 「ソフトボールと真鶴」 優勝するのは。 しっかりと参加してもらう為に提示された景品とはいえ、これだけの結果を知ってしまったら翌年から参加しないだろう。 心の整理が出来て現実を受け入れることが出来るようになったからこそ、帽子の件に触れられても普通に話せたのだろ。

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