古本屋 タンポポのあけくれ の商品レビュー
高知県で古書店を経営されていた方が、ともに店を経営し、ともに詩を愛した亡き夫を思い出しながら古書店の日々を綴った文集。店を訪れる人々や、周囲の古書店主などとのやりとりも、故人の思い出がはさまれつつ語られていく。夫婦愛に溢れた本だなあ、と感じるが、その著者もいまは亡く、『あとがきに...
高知県で古書店を経営されていた方が、ともに店を経営し、ともに詩を愛した亡き夫を思い出しながら古書店の日々を綴った文集。店を訪れる人々や、周囲の古書店主などとのやりとりも、故人の思い出がはさまれつつ語られていく。夫婦愛に溢れた本だなあ、と感じるが、その著者もいまは亡く、『あとがきに添えて』は息子さんが書かれている。夏葉社から再刊されたことによって、夫婦愛の本は、家族愛の本となった。
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高知県高知市に2004年まで40年にわたってあった古本屋タンポポを営まれていた片岡千歳さんの随筆集。20年ぶりに夏葉社から復刊された。片岡さん夫婦のやさしさが古本屋タンポポや本にまつわるエピソードを通じて全編にわたって感じられる。高知の方言やお子さんとのやりとりなども暖かい。何を...
高知県高知市に2004年まで40年にわたってあった古本屋タンポポを営まれていた片岡千歳さんの随筆集。20年ぶりに夏葉社から復刊された。片岡さん夫婦のやさしさが古本屋タンポポや本にまつわるエピソードを通じて全編にわたって感じられる。高知の方言やお子さんとのやりとりなども暖かい。何を大切に暮らすのかについてあらためて考えさせられた。
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