カーテンコール の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
25品の掌編集。 最後の作品集と謳っているが眉唾のような気がする。 例えば「カーテンコール2」なんて出てくるかも。 作品自体は筒井ワールド満載だが玉石混合です。 オチのない尻切れトンボ的なものもあったりするし、「プレイバック」で七瀬が出てこないしと、ちょっと不満もありますが、やっぱり面白かったです。
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短編集。 とあるTV番組(100分で名著/Eテレ)で著者さんのことを知り…テキトーに選んで借りてきた本。 短編集で理解に苦しむものもあるのですが、文章そのものの魅力、作家の圧倒的な文才パワーみたいなものを感じます。なかには読者をなめてるようなおふざけが過ぎる場合もあり、完全に置い...
短編集。 とあるTV番組(100分で名著/Eテレ)で著者さんのことを知り…テキトーに選んで借りてきた本。 短編集で理解に苦しむものもあるのですが、文章そのものの魅力、作家の圧倒的な文才パワーみたいなものを感じます。なかには読者をなめてるようなおふざけが過ぎる場合もあり、完全に置いてけぼりになったりしてました。それこそが筒井康隆ワールドなんだという説もあるような無いような。ま、私が如何に凡人かと言うことでせう〜(^^;; 一般的には「時をかける少女」なんかで知られている作家さんで、所謂フツーの小説ももう少し漁ってみようと思います。
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はじめて読んだ作家さん Amazonのオススメ本で出来たので 図書館で読んでみました 自分の理解力が低いのかわからなかった話が ありました 個人的には楽屋控が面白かった 短編小説なので、良くも悪くも短くてさくさく読めた
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前作「ジャックポット」よりは楽しめました。 が、やはり流石に一篇10ページ前後の掌編では作品紹介にある「痙攣的笑い、恐怖とドタバタ、胸えぐる感涙、いつかの夢のごとき叙情などが横溢する圧倒的傑作掌編小説集爆誕」というのは少々誇大広告では?と感じざるを得ず残念。
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すいません、昔はムサボルように筒井さんの本を読んでいました。今回は懐かしくって購入しましたが、昔の様なピュアな心が汚れたようでワクワク感じることができませんでした。 このショートショートストーリーは、気軽に読みきれクスクス笑いオッとトキメキがあったと思います。 やっぱり歳をとると...
すいません、昔はムサボルように筒井さんの本を読んでいました。今回は懐かしくって購入しましたが、昔の様なピュアな心が汚れたようでワクワク感じることができませんでした。 このショートショートストーリーは、気軽に読みきれクスクス笑いオッとトキメキがあったと思います。 やっぱり歳をとると悲しいかな感性な鈍くなると実感した一冊でした。
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正直オチがよく分からないものもあったけれど、文章の上手さは格別。最小限の文字数で内容がしっかり伝わる。驚天動地のどんでん返しに持って行くばかりがショートショートではない、というスタンスも感じられる。
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各作品の内容やそこで使われている文体など、これまでの筒井作品の棚卸しのような短編集! 筒井さんの遺言状の第一弾です!
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オチがなかったり意味がわからないものも多いが、最後の方にある「プレイバック」は別格。 今まで筒井康隆を読んだ分だけ跳ね返ってくる内容となっており、読み終わる頃にはこみ上げるものがありました。
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全部で25編の短編集。 怒涛のように筒井康隆劇場爆発!の後半7編がめちゃくちゃ面白い。 コロナ追分で言いたい放題笑 このお話大好きやわ。お話っていうより独白やんもう。すごい共感できたわ。 冒頭から前半にかけては、さすがに筒井康隆も気持ちまで歳とったんちゃうん?おっさん臭だけがプン...
全部で25編の短編集。 怒涛のように筒井康隆劇場爆発!の後半7編がめちゃくちゃ面白い。 コロナ追分で言いたい放題笑 このお話大好きやわ。お話っていうより独白やんもう。すごい共感できたわ。 冒頭から前半にかけては、さすがに筒井康隆も気持ちまで歳とったんちゃうん?おっさん臭だけがプンプンなんちゃうん?と思ったけど、いらん心配でしたわ。 ある意味、初期に戻った?ていう作風。あ、おっさん臭は増してたわ あの筒井康隆の、誰がこんなこと思いつくんや!ていうとんでもない設定ではないけど、なんかオモロイなぁ〜ってゆうアレ。 これで最後とが言わんと、まだまだ書いてほしい!
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以前読んだような気がする作品が多かった。まるで初期の短編集を読んでいるかのよう。 昔書いていた作品に似ている印象があるということは、ツツイヤスタカ、一周回って初期に戻ったということか。還暦ではないか。 しかし最後の作品集を読んでまた初期の作品から読み直したくなるとしたら、まさにぐ...
以前読んだような気がする作品が多かった。まるで初期の短編集を読んでいるかのよう。 昔書いていた作品に似ている印象があるということは、ツツイヤスタカ、一周回って初期に戻ったということか。還暦ではないか。 しかし最後の作品集を読んでまた初期の作品から読み直したくなるとしたら、まさにぐるぐるまわるツツイ地獄。まさかそんな仕掛けを目論んだのではあるまいな……。 とはいえ、1冊の短編集としてはパワーダウンした、というのが率直な感想だが、この年齢でこのレベルの作品はやはり天才、と何やら複雑かつ煮え切らない感想になる。 亡くなったご子息の「川のほとり」、自然派みたいな「お咲の人生」、切ない不思議譚「手を振る娘」、過去作品の主人公やSF作家仲間が出てくる「プレイバック」が気に入った。ドタバタよりしんみり作品がよいということは、自分も年をとったということかなぁ。 というわけで自分は全集をもっているのでまた最初から読んでみようかとちらっと思ったが、氏の没後に続きの全集が出るとしたらどえらい冊数となるだろうし、現在50代半ばの自分が死ぬまでにすべて読めぬだろう。すごいなぁ。
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