いまにヘレンがくる の商品レビュー
正統派のゴーストストーリーで、今の子供達に、ぜひ手に取ってほしい。 タイトルと表紙の絵ほどこわくないよ。 そして、タイトルが、いい。
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ホラー苦手の私は児童書でもやはり…… その上、親のエゴがすごすぎて ザラザラしたまま本を閉じました 〈 霊に憑かれた義理の妹と、それを救おうと奔走する姉が描かれるホラー作品 アメリカ人作者メアリー・ダウニング・ハーンの初期の傑作〉 35年以上ずっと読み継がれているそうです 幼...
ホラー苦手の私は児童書でもやはり…… その上、親のエゴがすごすぎて ザラザラしたまま本を閉じました 〈 霊に憑かれた義理の妹と、それを救おうと奔走する姉が描かれるホラー作品 アメリカ人作者メアリー・ダウニング・ハーンの初期の傑作〉 35年以上ずっと読み継がれているそうです 幼い時の記憶は心の奥底に沈んできついですよね Wait Till Helen Comes 来ないでほしい ラストが救いではありますが涙は出ませんでした ≪ ただひとり 幽霊の友 身をゆだね ≫
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主人公が本当に偉い。抱き締めてたくさん褒めてやりたい。たった12歳で、義父の連れ子の「面倒を見る責任」なんか押し付けられて。異常な嫌がらせを繰り返す連れ子を、見捨てずちゃんと幽霊から救って。 連れ子が不快で仕方なく、池に引きずり込まれそうになっていても正直どうでもいいとしか感じら...
主人公が本当に偉い。抱き締めてたくさん褒めてやりたい。たった12歳で、義父の連れ子の「面倒を見る責任」なんか押し付けられて。異常な嫌がらせを繰り返す連れ子を、見捨てずちゃんと幽霊から救って。 連れ子が不快で仕方なく、池に引きずり込まれそうになっていても正直どうでもいいとしか感じられなかった。事情があって~~じゃ収まらないくらいに異常な子。 そして身勝手に怒鳴り散らす義父も、味方になってくれない母親も異常です。 仕事の関係だから我慢して読んだけど、イライラして何度放り出しそうになったか。 訳がうまくて、読むのにひっかかりがなかったことだけが救いです。
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親の再婚。教会墓地。幽霊が子供を池に誘う噂。秘密を抱えている不安から,幽霊に取り憑かれ危険な目に遭う義妹ヘザーを義姉モリーが救おうとする。大人が情けない。
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これロングセラーなの わかるな。 ヘレンの悲しい過去が 心を引っ掻く。 私も子どもの頃に親の 愛を疑ったから。 ヘレンのと比べようも ないけど叱られたあと なんかにね、 わたし愛されてないん じゃないの?って。 その浅いけど消えない 古傷に塗り薬のように やさしく沁み込...
これロングセラーなの わかるな。 ヘレンの悲しい過去が 心を引っ掻く。 私も子どもの頃に親の 愛を疑ったから。 ヘレンのと比べようも ないけど叱られたあと なんかにね、 わたし愛されてないん じゃないの?って。 その浅いけど消えない 古傷に塗り薬のように やさしく沁み込むのは、 自分が親になってみて 確信した想い。 どんなことがあっても 我が子は愛しいんだな って。 話しかけてろくに返事 しなくても、 なんど言っても靴下を 床に脱ぎ捨てても(笑
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ヘザーの意地が悪い態度が母親を殺してしまった罪悪感からくる自分を傷つける行為と守る行為で誰も自分を好きになってくれないと人を疑ってしまう。3歳で過失によって火事を起こし、自分だけ助かる記憶はねじ曲がってしまうんだろうなぁ。と7歳までヘザーは1人で罪悪感を背負ってきたけど家族ができることによって救われて、いい大人?になっていくことができてホントによかったと涙がにじみでてきた。 巻き込まれた姉妹はかわいそうだけど。
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母親の再婚によって義妹になったヘザーの面倒をみさせられ、ド田舎に強制引っ越しさせられる、モリーとマイケル兄妹がとにかく不憫でならない。 色々とワケありで、とにかくヘザーの性格が激悪で、それはまぁ物語の展開上必要というか(笑)、こういうことなんだろうと想像が付くので仕方ないんだけど...
母親の再婚によって義妹になったヘザーの面倒をみさせられ、ド田舎に強制引っ越しさせられる、モリーとマイケル兄妹がとにかく不憫でならない。 色々とワケありで、とにかくヘザーの性格が激悪で、それはまぁ物語の展開上必要というか(笑)、こういうことなんだろうと想像が付くので仕方ないんだけど、親が毒親なのがほんとうに許せない。 なに最後ハッピーエンド面してんだよ、あんた達がやったことほとんど虐待だからな!って言いたいけど、まぁ30年以上前の物語にカッカしてもしょうがないか(笑) 起承転結がしっかりしていて、きちんとおさまるところにおさまる、良くできた古典的名作だと思います。
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久々、本当に久々の読書。 何かを学びたいとか、そういう高尚なものじゃなくて、楽しむための読書。よかった。 私はやっぱりファンタジーが好き。 子ども向けのホラーかと思って読み進めたが、素敵なヒューマンドラマたった。 ただただ嫌なやつだと思っていた義理の妹ヘザーは、辛い過去を1人で抱...
久々、本当に久々の読書。 何かを学びたいとか、そういう高尚なものじゃなくて、楽しむための読書。よかった。 私はやっぱりファンタジーが好き。 子ども向けのホラーかと思って読み進めたが、素敵なヒューマンドラマたった。 ただただ嫌なやつだと思っていた義理の妹ヘザーは、辛い過去を1人で抱えて生きていた。 人一倍怖がりなモリーは、恐怖心を振り払って大嫌いなヘザーを命懸けで助け出した。 家族であることに、血が繋がっているかそうでないかは、もしかしたらそこまで重要なことではないのかもしれない。血のつながりに関係なく、相手を想って話を聞いたり、相手の必要としていることを理解して行動したりすることが本当に大切。その逆も然りで、血がつながっているから何をしてもいいというのは本当に放漫な考え方だ。一番近くにいるからこそ、愛を持って接していきたい。 相手を信じて打ち明ける勇気。そして打ち明けられた時に相手を包み込める器の大きさ、愛情。それらをみんなが持つことができたら、痛ましい事件の大部分が起こらずに済むのではと、割と本気で思う私でした。
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1986年にアメリカで出版された本。「貸出禁止の本をすくえ!」では禁止された最初の11冊に入っている。 モリー(12歳)とマイケル(10歳)は絵描きの母と暮らしていたが、母はデイブと再婚、連れ子のヘザー(7歳)がいる。ヘザーは3歳の時に火事で母を亡くしている。モリーたちはヘザーと...
1986年にアメリカで出版された本。「貸出禁止の本をすくえ!」では禁止された最初の11冊に入っている。 モリー(12歳)とマイケル(10歳)は絵描きの母と暮らしていたが、母はデイブと再婚、連れ子のヘザー(7歳)がいる。ヘザーは3歳の時に火事で母を亡くしている。モリーたちはヘザーと仲良くなろうと努力したが、ヘザーは全く受け入れず、父のデイブにはモリーたちのことを嘘ついて悪く言う。そんな時クリエイティブな仕事をしている両親は古い教会を購入して引っ越すことになった。モリーは教会のそばにある墓地が怖い。その地でヘザーは幽霊のヘレンに夢中になっていくのだが、家族にはその危うさが伝わらなくて...。 児童書なのに、しっかりホラーでした。面白くて一気読みしてしまった。ヘザーが嘘をついているのを大人(特にデイブ)が信じてくれず、周りに民家もない古い教会の閉そく感がなんとも恐怖をあおってきます。幽霊のことは唯一の味方である弟も信じてくれない。なのにヘレンは迫ってくる。ドキドキします。 表紙も不気味な感じがよく出ていて、それもポイント高めです。高学年の漢字にはルビあり。4年生くらいから。
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おもしろく読めた。 嫌な子どもだったヘザーも、人に言えない悩みがあって、そうなってしまったのだとわかってよかった。 一点気になったのは、両親のいい加減さ。自分たちの都合で田舎に引っ越しをして、義理の妹の面倒を任せるなんて、どうなの?と思った。 読後感はよかった。
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