アオナギの巣立つ森では の商品レビュー
ニホンオオカミ、刀匠から絶滅危惧種のオオタカの話へと繋がっていく、このままでは消えてしまうかもしれないものがあることを知る大切なおはなし。 小学6年のあおばにとって、おこずかい稼ぎの対象だった鳥が、森でオオタカの巣を見つけ見守る中で変化していく様子が丁寧に描かれている。密猟者に自...
ニホンオオカミ、刀匠から絶滅危惧種のオオタカの話へと繋がっていく、このままでは消えてしまうかもしれないものがあることを知る大切なおはなし。 小学6年のあおばにとって、おこずかい稼ぎの対象だった鳥が、森でオオタカの巣を見つけ見守る中で変化していく様子が丁寧に描かれている。密猟者に自分を重ねて考える。 オオタカの雛を守るために集まった人々との出会いがあおばに大きな影響を与える。 素敵な大人との出会いが描かれる話は良い。実際に出会う機会がなくても、本を手にすることで出会うことができるのだから。 子どもたちに素敵な大人に出会って、自分で考え選び未来に向かって輝いてほしいという祈りを感じる話だ。 将来の夢も夢中になれることも見つけられないあおばが、級友の梛や穂希の話に焦りを感じる姿にも共感する子どもが多いだろう。
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奥多摩に住む子どもたちが、巣立つオオタカを見守ることを通じて、自分の進む道を模索し始める。 刀匠の仕事が克明に描かれていて、興味をひかれた。
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