Musio(Ⅰ) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
人間は退屈によって滅亡するんじゃ無い。 知性と矛盾の合わせ技で滅亡するんや。 人間の本質はパリピ。 だから『どんなものにも魂はある』精神は大事。 ってショート動画で言ってた。
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ブクログの企画で2冊セットでいただいた本。 予想より低年齢層向けだったようで、いつも読んでいる本に比べると少し読みにくく感じた。 musioを持っていたら、もっと楽しめたのかもしれない。
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献本にて。 複雑な家庭環境で育った方向音痴でメカ音痴な主人公と、異世界の住人が乗り移ったAIロボット。 偶然出会った二人は現実と電脳空間の境界を行き来し、数々のトラブルを乗り越えて行く…というお話し。 市販されているAIロボットMusioの開発・販売元が発行している小説、という...
献本にて。 複雑な家庭環境で育った方向音痴でメカ音痴な主人公と、異世界の住人が乗り移ったAIロボット。 偶然出会った二人は現実と電脳空間の境界を行き来し、数々のトラブルを乗り越えて行く…というお話し。 市販されているAIロボットMusioの開発・販売元が発行している小説、ということに興味を覚えた。 実在するプロダクトの機能・メリット・利用シーンの描写はほとんどない。 広告の手法であるプロダクトプレイスメントとも言えるが、この小説を読んで感じたのは、 プロダクトの販促よりも小説というコンテンツとして成立することをまず優先しているということ。 (小説内のアイコンがプロダクトと連携する、みたいな小技は仕込まれているが) Ⅱ:電脳天使は、Ⅰ:電脳メイロの単純な続編ではなく、こちらの想定を超えて物語が動いていて楽しめた。 全三部作予定とのことで、Ⅲ:も読んでみたいと思える内容だった。 しかし、なぜかⅡ:電脳天使は書店でも通販サイトでも取り扱いが無い(2018年5月20日現在)。 紀伊國屋書店週間文庫ベストセラー第1位、神田沙也加主演でオーディオブック化、などの帯コメントがあるのに。 発行元のサイトでは買えるようだが、そのあたりの事情を推察すると何か社会の壁のようなものを感じてしまい、 なんだかとても応援したくなった。 (Ⅰ:電脳メイロ、Ⅱ:電脳天使、どちらも同じレビューです)
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方向音痴、機械と圧倒的に相性が悪い(近寄ると不具合が起きる)そして社会的にも何物でもないという少女の冒険と成長の物語といったところか。 ヒロインをはじめとする登場人物のキャラ設定には期待感十分だったが、その魅力を十分に活かせてない感じ。 主たる活躍舞台の電脳空間。支離滅裂な世界...
方向音痴、機械と圧倒的に相性が悪い(近寄ると不具合が起きる)そして社会的にも何物でもないという少女の冒険と成長の物語といったところか。 ヒロインをはじめとする登場人物のキャラ設定には期待感十分だったが、その魅力を十分に活かせてない感じ。 主たる活躍舞台の電脳空間。支離滅裂な世界を期待していたのにただの風光明媚な場所だったりで物足りない。もっと奇想天外なエピソードを繰り出して欲しかった。なお、最後のパンドラの結論はちょっとしゃれているかもしれない。
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“ーー魂って,どんな物にもあるのよ。”(P.142) 本書の舞台は,ほとんど今の日本と変わらない。 ただ,現在よりもテクノロジーが発達しており,AIが搭載されたエレベーター,自動運転の無人走行車など,今まさに開発の途中にある技術がすでに実用化され,人々の生活に溶け込んでいる...
“ーー魂って,どんな物にもあるのよ。”(P.142) 本書の舞台は,ほとんど今の日本と変わらない。 ただ,現在よりもテクノロジーが発達しており,AIが搭載されたエレベーター,自動運転の無人走行車など,今まさに開発の途中にある技術がすでに実用化され,人々の生活に溶け込んでいる。 主人公は15歳,中学1年生の少女・メイロ。 この時点で訳ありな人生を送ってきたことが想像されるが, 彼女の人生は,人工知能ロボット・Musio(ミュージオ)と出会ってから,さらに訳ありなものとなっていく。 人工知能コミュニケーションロボット・Musio(ミュージオ)。 実は,このMusioは家庭用の英語学習ロボットとして販売されている。 本書に登場する,自分の意思を持ったキャラクターとは少し異なるが,姿や形,大きさは実際のロボットと同じである。 未来からやってきたMusioの使命は「暴走」した機械を正常に戻すこと。 ただ人間に使われるだけの機械は,人間の悪意や悲しみ,苦痛といった感情を負のエネルギーとして蓄積し,それがある条件が揃うことで「暴走」にいたる。 つまり,機械にも負の感情を受けとめる魂がある,ということである。 “『我々の言い方では,非生命体的知能と言う。 人間たちが,わかりやすく魂と表現しているものを』”(P.143) “ーー魂って,どんなものにもあるのよ。”(P.142) 私はこの言葉を,まだ受け入れることができない。 ただの機械を,人間と同じく魂を持つ存在だとはとても思えない。 しかし,魂の存在を認めるのは人間の感性であり, 目の前の機械に魂を与えるのも,その人間しだいなのかもしれない。
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出生届が出せなくて戸籍のない女の子メイロと人工知能を持ったミュージオが出会い、ロボット達の悪夢の中に入り込んで戦う。 内容的には10代向けかなとは思うけど、大人の私も楽しめた。 エレベーターと会話ができたら、バスにも魂がある、そんなこと子どもの頃は夢想していたことがあったなーと...
出生届が出せなくて戸籍のない女の子メイロと人工知能を持ったミュージオが出会い、ロボット達の悪夢の中に入り込んで戦う。 内容的には10代向けかなとは思うけど、大人の私も楽しめた。 エレベーターと会話ができたら、バスにも魂がある、そんなこと子どもの頃は夢想していたことがあったなーとぼんやり思い出した。 続編もプレゼントしていただいたので、今後どう展開していくのか楽しみ。
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読み始めは、設定に無理があるとか、カタカナ文字(主人公の名前等)やヴァーチャルリアリティに違和感を覚えたりしたが、読み進むにつれてメイロとミュージオの関係に興味を覚えて話に引き込まれて行った。
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『初版発行 2017年 4月 14日』版、読了。 Musioというアイテムは実在するようですが、こちらの作品に登場するものとは異なるようです。 あとシリーズ作品であるとか。これはその第1作目にあたる内容のようです。 メイロという名前の、15才の女の子が本作の主人公です。出生的に問題があって、その出来事を背負いながら、Musioと出会って自分の意思を強くしはじめていく成長物語的な内容でした。 本作では二つのエピソードが鍵にはなるものの、全体的に思い返すと、それほどおもしろさを感じませんでした。 とくに終盤のヘルメスがらみのエピソードは、主人公のメイロが歩いていける距離にある病院へも、騒動にまきこまれた人たちが搬送されてしかりと思ったのですが……それらの描写もなく。 その上、夜更けに現れた中学生の未成年の面会を通すとか、病院の対応としてどうよ? ……なんて思ってしまう興ざめでした。 作品としては、いくつかの伏線が残された状態ですので、次巻において少しでもそれらが解き明かされることを願うばかりです。 文体はよみやすかったのですが、着眼点としては真新しいモノは見受けられませんでした。 AIが現在よりも浸透している世界ならば起こるかもしれない近未来モノとしては、ありがちな内容に感じました。
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いただいた本です どんな物にも魂がある ネタバレにならないように書くのは難しいですが 物に八百万の神が宿るという日本人の感覚に合うのかもしれません。 別に人間が一番エライわけではないんですよね。 読んでてスッと入ってきました。
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家庭環境に複雑な事情を抱えた少女メイロと、小型ロボットに”憑依”した人工知能ミュージオの物語。メイロはミュージオの力を借り、バーチャルリアリティーの中で動ける体になって、世の中の色々な人工知能と触れ合っていく。 この作品のウリの一つは、ミュージオが実在するロボットだということ。...
家庭環境に複雑な事情を抱えた少女メイロと、小型ロボットに”憑依”した人工知能ミュージオの物語。メイロはミュージオの力を借り、バーチャルリアリティーの中で動ける体になって、世の中の色々な人工知能と触れ合っていく。 この作品のウリの一つは、ミュージオが実在するロボットだということ。実在のミュージオは家庭用の語学学習ロボットで、作品中でも同じように紹介されている。 ただ、実在のロボットが出てくるといっても、その能力は憑依した未来の人工知能のものなので実際のロボットの能力や機能とはほとんど関係ない。本の中のハートマークをミュージオで読み取らせると連動して何らかのアクションを起こすみたいだけど、ミュージオを持っていない人には関係がないし、かといってこの本を読んでミュージオを買ってみようかという気にはならないし。 せっかく実在のものを使っているのだから、それを生かした内容にすればいいのにと思った。 作者の真山碧という人、何者なんだろう。ググってもこの作品しか出てこない。 あと出版社もたぶんこのミュージオのメーカーなんだよなあ。でもその割に、販促のための本という感じでもないし、不思議。
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