抜け首伝説の殺人 の商品レビュー
壮大なトリックや伝承に絡めた展開は、本格ものらしく非常にワクワクしながらページを捲れた。 金田一少年の事件簿に出てきそう。 トリックについては、ヒントというか、ほぼ答えが途中で出ているような感じで、犯人もほぼ絞られてしまうので、意外性という意味ではインパクトに欠けた。 登場人物も...
壮大なトリックや伝承に絡めた展開は、本格ものらしく非常にワクワクしながらページを捲れた。 金田一少年の事件簿に出てきそう。 トリックについては、ヒントというか、ほぼ答えが途中で出ているような感じで、犯人もほぼ絞られてしまうので、意外性という意味ではインパクトに欠けた。 登場人物も、ちょっと魅力には乏しいかなということで、テイストは好みだったものの星3つで。
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綺麗に纏まってる話だったけど、いまひとつ物足りなさを感じたのも事実。タイトルや他の方が紹介しているものからもっとおどろおどろしいものを想像していたので、そっち方面で期待し過ぎたのかも。人形師なことが何も生かせてないなー。
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「おまえの首も抜けるかもしれない。抜け出てそして、飛びまわるんだ」 北勢の老舗造り酒屋に伝わる妖しい言い伝えと、奇怪な連続殺人。 若き人形師の末裔は、事件のからくりを見抜けるか。見抜けたとしてもーー 真相に辿りつくことは、幸せとは限らない。 三重県の四日市で江戸時代から続く老舗...
「おまえの首も抜けるかもしれない。抜け出てそして、飛びまわるんだ」 北勢の老舗造り酒屋に伝わる妖しい言い伝えと、奇怪な連続殺人。 若き人形師の末裔は、事件のからくりを見抜けるか。見抜けたとしてもーー 真相に辿りつくことは、幸せとは限らない。 三重県の四日市で江戸時代から続く老舗造り酒屋・加賀屋酒造の創業者一家に、殺人事件が起こった。 生首が酒蔵で見つかり、胴体は屋敷で布団に寝かされていたという。 加賀屋酒造には、門外不出の酒米・間歩守とその米を材料にした地域を代表する銘酒・間歩錦がある。繁盛を妬んだ同業者の仕業なのか? 一方で、この酒造には奇妙な言い伝えがあった。創業者は妖怪・抜け首の血を引く一族だというのだ。 酒造を訪れていた人形師・巽藤子は、頼まれもしないのに事件に首を突っ込む。まるで、因果の歪みに魅せられているように。 欲望と因習、秘められた悪事と捻れた殺意。謎が謎を呼ぶ長編ミステリ!
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