データが導く「失われた時代」からの脱出 の商品レビュー

長野智子(著者)

2024/01/06

ひょうきん族のアナウンサーのイメージが今だ抜けない著者だが、
今や押しも押されぬジャーナリスト。
今回の著作は、日本社会が女性を登用していないことを海外と比較し、
登用することこそが経済成長に必要、と訴えている。
丸紅社長の総合職4－5割発言など、明るい兆しはあるものの、
衆院議員はいまだ9割が男性。
高齢男性が日本のかじ取りをしていては時代遅れになるのは当たり前。
多様性、いやそれ以前、人口の半分いる女性が声を挙げず、意見を出さずして、
どうして明るい社会が築けようか。
箱ものしか考えられない高齢男性。あ、いまはパーティ券という名のみかじめ料を
大企業からせしめるヤクザ連中か。
そんな奴らではない、生活に根差した女性たちが声をあげ世の中を動かしてほしい。
それをデータで裏付けた素晴らしい書籍。
でも思ったより薄かったな。卒論とか言ってたかな。

2023/10/29

ラジオで長野さんが番宣で話してた内容がひどく面白く、番組終了と同時にポチッと購入した本。

実際読んでみてまず、この本に詰まってる内容は至極真っ当だと思ったし、逆に彼女のような考えを持ててる人がそんなにも少ないのだろうかとビックリした。

長らく外資企業に勤めているモノとして、まだまだ日本企業の男女差別が色濃く残っているという事実に改めて驚かされたし、それ以上に政治に携る人の時代遅れすぎる考え方に失望し。本気で長野さんのような方に政界に入って頂き、この国を良くしていただきたいと思った。

どうぞどうぞ、この考えがこの本を通してより多くの人に考えさせ、理解し、共感し、日本という国が変われますように。