バロック美術 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バロック美術についての歴史というか通史のイメージでいたら、絵のテーマに分けて、それらの変遷を述べる形をしているので、分かりやすい部分と分かりにくい部分が。 テーマを絞ると確かに見えやすくはなる。 一方で画家や歴史の話が他のテーマに跨ることもあるので混乱もするという。 また絵や彫刻の写真はそれなりにあるが、絵の読み解き本ではないので、絵に対する細かい解釈はあまりなし。 何なら作中でタイトルを出しておきながら写真での紹介がないものも多数あるので、何かこう痒いところに手が届かない感じはした。 ただ本の中でも言及があったとおり、バロック美術に焦点を絞った本はあまりお見かけしないので、それを一気に読めたのは興味深かった。 読んでいて思ったのは、美術史初心者向きではなく、ある程度画家や絵画についての基礎知識がある人向けな本だなと。 結構小難しかったので。 個人的には大好きなレンブラントやフェルメールの話が一番印象に残っています。
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バロック美術研究の決定版。新書にふさわしくない、妥協なき学術的記述。 テーマ別の構成はよみやすい。図版はカラーだが、小さく感じた。 学術書だから、気軽に読み進める本ではなかった。
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17世紀ヨーロッパで流行した豪壮華麗なバロック様式。誕生から終焉までの軌跡を、絵画・彫刻・建築の名作紹介とともにたどる。
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