副音声はうるさい十分に(4) の商品レビュー

英子(著者)

2023/11/29

帯にありますように…大大大進展！！です！！！
更にその下のコマでは「西田くん大好き！」「ありがとうございます」って！
そうなんです。ついにすれ違いすることなく、二人はようやく…(泣)

どちらかが関係を壊さない限り進めないだなんて、残酷だけど仕方ないこと。その瞬間って相手にも伝わるものなんですね。笑ってる野崎さんの表情が、笑ってるのに泣いているようでたまりません。
対する西田くんの真顔は、思考が停止しながらフル回転でおかしかったです。
というかこれまで心の中で叫んでいたものを口に出し始めた二人の文字量の多さよ…。情報量ありすぎて文字が小さい。
しかも口に出しても気持ちの大きい部分は声が大きくなっちゃうんですね。真顔の西田くんの「嬉しい！」が可愛い。

セーフ、アウトの件については、文字の大きさが物語っていますね。アウトです、野崎さん。

でもこれまでのセフレの期間のことを振り返り、その時の寂しさとか葛藤とか独占欲とか束縛とか色々な感情を告白しあったシーンは特に切なく胸に刺さりました。

大人っぽくて穏やかで物静かな野崎さんの心の声解放バージョンは本当に西田くんじゃなくても赤面物なので心して読んで下さい。
今回も「社内恋愛！」と「路上！」は鉄板でありまして、笑わせてもらいました。

個人的に、人格者の常務とか沼田とかこの作品はいい人ばかりすぎます。