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環と周 の商品レビュー

4.4

27件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2023/11/30

読み始めは、『環』と『周』という名前の人たちが様々な時代に、夫婦や友人、先輩後輩などなど、立場を変えて出てくる短編集かと思った。 が、最終章の最後の最後の一言で全てが覆される。 今まで読んでいた『環』と『周』の物語の意味を知らされる。 また、エピローグが良いし、1話の最後の台詞...

読み始めは、『環』と『周』という名前の人たちが様々な時代に、夫婦や友人、先輩後輩などなど、立場を変えて出てくる短編集かと思った。 が、最終章の最後の最後の一言で全てが覆される。 今まで読んでいた『環』と『周』の物語の意味を知らされる。 また、エピローグが良いし、1話の最後の台詞も感慨深い。 繰り返し読みたい。

Posted byブクログ

2023/11/12

星5つでは足りないぐらいの読み応えとさまざまな感情、感動が味わえる。喜び、哀しさ、好意。 第一話の最後から2ページ目と最終ページへの繋がり、流れ、余韻。 第二話は生きている間ももちろん人生と呼ぶけれど、亡くなった後でも人生は続いているのだなと 思わせてくれる。 第三話はあるアパー...

星5つでは足りないぐらいの読み応えとさまざまな感情、感動が味わえる。喜び、哀しさ、好意。 第一話の最後から2ページ目と最終ページへの繋がり、流れ、余韻。 第二話は生きている間ももちろん人生と呼ぶけれど、亡くなった後でも人生は続いているのだなと 思わせてくれる。 第三話はあるアパートの住人たちのかけがえのない日々。日々は続くがその毎日の愛しさ、哀しさ。 そして人が人を想う時の温かさ。 第四話は元上官の人となりが巻き起こす、人々とのあたたかく、可笑しな人間ドラマ。コーヒー一杯がどれだけ人の心をなぐさめるか、というところも共感する。 第五話は第一話から第四話とは違う痛切な哀しさを読後感に感じた。 雑誌掲載時はこれで終わったのだろうか? 読者はどう味わったのだろうか。 エピローグがあり、ホッとした。 そしてまた確認のため第一話から第五話まで読み返した。 やっぱりよしながふみさんはすごい。 「この人と同じ時代に生まれて良かった」と目にするが、本当にこの人と同じ時代に生きている喜び、幸せを感じる。 『愛すべき娘たち』と同じく、大切な一冊になる。 来年からの新連載も楽しみ。 どんな話を、絵を紡いでくれるのだろうか。

Posted byブクログ

2023/11/11

面白いに決まってるじゃん。女学生の環と周の話が1番印象的だった。多くは語られなかった環の状況を考えると、切ない。

Posted byブクログ

2023/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

劇的でロマンティック やたらドラマチック 運命の人 どんなときでも 環さんが周さんを見つけて やるせなさが漂うけど 現代編で 添い遂げることで おわるのかな 戦後編で でてきた根津さんが 人情味あってよかった

Posted byブクログ

2023/10/27

よしなが先生の作品にハズレなし! と今回も言い切れる! 長編も短編も、どんな時代背景のものでも、 特殊な設定じゃなくても 心に刺さるんだもの。 作品読むたびに、こんな素晴らしい作品を生み出す方が漫画家でよかった、と思う。 絵柄も好みで、お話も素敵って、実はそう多くはないし、どの話...

よしなが先生の作品にハズレなし! と今回も言い切れる! 長編も短編も、どんな時代背景のものでも、 特殊な設定じゃなくても 心に刺さるんだもの。 作品読むたびに、こんな素晴らしい作品を生み出す方が漫画家でよかった、と思う。 絵柄も好みで、お話も素敵って、実はそう多くはないし、どの話も面白いって更に少ないもの。 本当に稀有な作家さんだと思う。 新連載って…楽しみすぎますぅ。

Posted byブクログ

2023/10/26

「大奥」「何食べ」シーズン2放送中の秋に「何食べ」最新刊とセットで刊行されたよしながふみ最新作は連作短編。環と周の二人がさまざまな時代のさまざまな関係に転生してはであう物語。巻を措く能わず、読了即再読不可避。初出:「ココハナ」 2023年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号、エ...

「大奥」「何食べ」シーズン2放送中の秋に「何食べ」最新刊とセットで刊行されたよしながふみ最新作は連作短編。環と周の二人がさまざまな時代のさまざまな関係に転生してはであう物語。巻を措く能わず、読了即再読不可避。初出:「ココハナ」 2023年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号、エピローグは描きおろし。 第1話(現代編) 第2話(明治時代編) 第3話(70年代編) 第4話(戦後編) 最終話(江戸時代編) エピローグ 一話ずつの展開と余韻それぞれに味わい深く(戦後編がいちばん好みかなあ…)、そして一冊通して読んでの余韻もまたいいものだった。 風のうわさにタイトルを聞いたときは小川環樹と西周か、とあれこれ想像してたけどもちろんちがった。 刊行に合わせた著者インタビュー(読了後推奨、読み応えあり) https://yoi.shueisha.co.jp/culture/read/5842/ 来年からは芸能界を舞台にした新連載予定ということで、よしながさんこそどうかおすこやかに。

Posted byブクログ

2023/10/26

よしなが先生の新作! どの環と周も良かった!男と女も、友達も、上司と部下も、ご近所さんも、ぜんぶ愛だった。 集英社オンラインに掲載されてる最新インタビューもすごく良かったので、併せて読むのがおすすめ!

Posted byブクログ