涜神館殺人事件 の商品レビュー
#読了 2024/8/31 涜神館殺人事件/手代木正太郎 最初は読みにくい文章かも…と思っていたけど読み進めていくうちに逆に読みやすいと言うか、難しくなくて良いかも、と思うように。エロティックな描写はある。
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これまた特殊設定ミステリかな? 産業革命時代のイギリス、辺境の雪に閉ざされた館で起きる殺人事件。居合わせるのはいずれも霊能力者… という、雰囲気満点のミステリ。 霊能力者という事でオカルト的な事象も多発してホラー的な描写もあるが、それと殺人事件の経緯・犯人はうまく立て分けてギリ...
これまた特殊設定ミステリかな? 産業革命時代のイギリス、辺境の雪に閉ざされた館で起きる殺人事件。居合わせるのはいずれも霊能力者… という、雰囲気満点のミステリ。 霊能力者という事でオカルト的な事象も多発してホラー的な描写もあるが、それと殺人事件の経緯・犯人はうまく立て分けてギリギリ本格モノとなっている。 そういう意味ではなかなかに直球勝負のミステリーでもあるが、ややエログロ描写が強いのがマイナス要素。 しかし、これだけの世界観をまとめた作者の力量は今後が楽しみ。
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超常現象が全盛の帝国でインチキ霊媒師よグリフィスがある日悪魔崇拝が噂される館に交霊会への参加として招かれ、そこでオカルトとしか思えない現象、果ては殺人事件まで起こってしまうというストーリーで、エログロ要素が強いものの、ゴシックホラー×本格ミステリーの世界観の作り込みがとても子細...
超常現象が全盛の帝国でインチキ霊媒師よグリフィスがある日悪魔崇拝が噂される館に交霊会への参加として招かれ、そこでオカルトとしか思えない現象、果ては殺人事件まで起こってしまうというストーリーで、エログロ要素が強いものの、ゴシックホラー×本格ミステリーの世界観の作り込みがとても子細に描かれていて、主人公と霊媒鑑定士のコンビも魅力的だった。
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ピートに囲まれた悪魔崇拝の館。 イカサマ霊媒師のフェアリーレディーが出会うホンモノの怪奇現象。 ホンモノのバラエティー豊かな霊媒たち。 クローズドサークルでのおそろしい連続殺人で、ゴシックホラーな要素がパズルのピースになってる端正な本格のそれだけど、それにしては妖しい魅力が際立っ...
ピートに囲まれた悪魔崇拝の館。 イカサマ霊媒師のフェアリーレディーが出会うホンモノの怪奇現象。 ホンモノのバラエティー豊かな霊媒たち。 クローズドサークルでのおそろしい連続殺人で、ゴシックホラーな要素がパズルのピースになってる端正な本格のそれだけど、それにしては妖しい魅力が際立っている。はー楽しかった。 なのにボーイミーツガールでもある。なにそれ! 久しぶりに夜通し読んだりもした。 ある部分では特殊設定ミステリっぽくもあるんだが、その為の総てって訳でもなくて、各キャラクターの背景の掘り下げとか、背徳的な愉しさがやはりメインな印象。 ラストに明かされるある事実も意味わからんくて怖いよなー。
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悪魔や神話などが好きで謎解きも加わったら、面白くないわけがないのだけれど、とにかく卑猥なシーンが多くてちょっとしんどかった。 なにか一つ事件が起こると、すぐ卑猥な話になり、 霊能者も卑猥なもんだから、とにかくずーっと卑猥。笑 最終的には話がまとまるけれど、なんだかあまり話が入...
悪魔や神話などが好きで謎解きも加わったら、面白くないわけがないのだけれど、とにかく卑猥なシーンが多くてちょっとしんどかった。 なにか一つ事件が起こると、すぐ卑猥な話になり、 霊能者も卑猥なもんだから、とにかくずーっと卑猥。笑 最終的には話がまとまるけれど、なんだかあまり話が入ってこなかった。 面白くないわけじゃないし、掘り出し物の作品かとは思うがちょっと人におすすめしにくい。
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狂人の理論や観念による殺人が論理によって紐解かれ、白日に晒されるミステリが好きだ。それは現と夜の夢のあわいに私たちを放り出す。画一化した価値観は奈落へと捨て去られ、読者は世界への視座の選択に迫られる。しかし、常識からの逸脱が必ずしも悪とは限らない。それは童心へと回帰する道でもある...
狂人の理論や観念による殺人が論理によって紐解かれ、白日に晒されるミステリが好きだ。それは現と夜の夢のあわいに私たちを放り出す。画一化した価値観は奈落へと捨て去られ、読者は世界への視座の選択に迫られる。しかし、常識からの逸脱が必ずしも悪とは限らない。それは童心へと回帰する道でもある。
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オカルト要素満載の、だけど、しっかり謎解きもあり、楽しめました。一気読みでしたね!この手の話の王道を貫きつつ、ミステリとオカルトが見事に融合してました。現と幻の境目を行き来させてもらいました。
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”妖精の淑女”と渾名されるイカサマ霊媒師のグリフィスが招かれたのは、帝国屈指の幽霊屋敷とされる涜神館。 かつては悪魔崇拝主義者の集会場だったその館には、帝国が誇る”本物”の霊能力者が集っていた。 交霊会で霊から得た情報より館の謎の解明を試みる彼らを、何者かが次々に屠っていく。館で...
”妖精の淑女”と渾名されるイカサマ霊媒師のグリフィスが招かれたのは、帝国屈指の幽霊屋敷とされる涜神館。 かつては悪魔崇拝主義者の集会場だったその館には、帝国が誇る”本物”の霊能力者が集っていた。 交霊会で霊から得た情報より館の謎の解明を試みる彼らを、何者かが次々に屠っていく。館では一体何が起こっているのか? 本物の霊能力者の集まった館で起こる連続殺人事件を描いたミステリー×ホラー小説。 次から次へと起こる超常現象、交霊会で幽霊からもたらされる証言など、謎の解明に使われる証拠も幽霊から聞いた話だったり、心霊写真が手掛かりになったりと、とにかく徹底して”本物の幽霊”、”本物の霊能力者”が前提となって進む事件はなかなか斬新で面白かったです。証拠はオカルトでも、謎解き自体は論理的に進むのでミステリ的にも満足でした。 作中の古代民族の信仰も、キリスト教、ドルイド教、日本の神話など(他にもモチーフがあるかも)がごっちゃになったような感じで混沌としていて興味深いです。 霊能力者さんたちもそれぞれ良いキャラしてますし、ダークな雰囲気が好きなら楽しめると思いますが、性的表現がなかなかキツいので、そういうのが苦手な方は注意です。 事件はエログロ狂気って感じなんですが、でも読後感は爽やか。
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ゴシックホラーとミステリーの融合で楽しめた。 こういう雰囲気の小説は好き。結構本気で怖かった。そして推理は壁の色や嘘つきロジックやら本格的でそこも満足。 ラスト双子はどうなってしまったんだろう。
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ち、ちゃんとミステリになっているけど、なんかすごかったな… タイトル読めないと思っていたけど、神を冒涜する、で涜神館なのね。
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