気はやさしくて力持ち の商品レビュー
往復書簡風のリレーエッセイ。 男の子の育て方というテーマだったはずが、どんどん散らかって、散らかしっぱなしになった。三砂さんは最初こそ手探りで書簡を始めるが、だんだんのびのび自由に書いてる感じ。 内田樹はずっと同じような話してるんだなと思い、ほっとするやら懐かしいやら。
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果たしてこれは子どもの成熟に資するのか 最近、成長という言葉に違和感があります。成長することが正義、頑張って成長しよう、みたいな風潮を感じます。 成長するために難しいことにチャレンジする とてもいいことだと思うのですが、成長することが目的で、成長したその景色を楽しむというこ...
果たしてこれは子どもの成熟に資するのか 最近、成長という言葉に違和感があります。成長することが正義、頑張って成長しよう、みたいな風潮を感じます。 成長するために難しいことにチャレンジする とてもいいことだと思うのですが、成長することが目的で、成長したその景色を楽しむということが抜けてるような気がしています。 確か、赤ちゃん学の本だったと思いますが、赤ちゃんがハイハイできるようになったら、すぐに立つ練習ではなく、赤ちゃんにハイハイの景色を思う存分楽しませてあげよう、みたいなことが書かれていて、一度成長したら、まずはその景色を楽しむ、という姿勢が良いなと思ったことを覚えています。 何となく成長には競争の概念が含まれてるような気がします。成長しよう、というより、成長しなくてはならない、みたいな。 内田さんは成長ではなく、成熟という言葉を使っているのが、とても良いなと思っています。 二つの相反することを経験して、その間で葛藤することで人は成熟していく、とざっくり理解しましたが、これはアリストテレスの言う中庸に近いのかもしれません。 なんとなく子育てに正解があるように感じることがあるのですが、その一回があってようが間違ってようが関係なく、長い目で見て、どっしり構えていればいいのかもしれません。自分で考えすぎず、自分が間違えても、誰かが逆のことを言って、中和してくれる。そのくらいの構えでいいのかもしれません。そうすると、いろんな人と出会うことが大切な気がしてきます。養老孟司先生が嫌なことがあったら自然があるところに行って中和していた、と言う話をどこかでしていました。こういう中和をしながら、子どもが成熟していければいいですね。その単体で良い悪いとかではないのだ!
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お二人の往復書簡の話題が、終盤に見事収れんするところに快感をおぼえた。 子育ての根源は子どもの成熟に帰するのか、にあるのだと理解した。
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WEB連載中に読んでいたのだが、途中でやめてしまった。長文で、考えながら読むべきものをスマホで読むのが苦手だからなのだが、もう子育てとは関係ないし、ちょっと難しいしと思って手に取るのが遅くなってしまった。 でも読んで良かった。全編良かったのだが、特に最後の内田先生の便、「イノセン...
WEB連載中に読んでいたのだが、途中でやめてしまった。長文で、考えながら読むべきものをスマホで読むのが苦手だからなのだが、もう子育てとは関係ないし、ちょっと難しいしと思って手に取るのが遅くなってしまった。 でも読んで良かった。全編良かったのだが、特に最後の内田先生の便、「イノセンス」の部分。 「寝つきが良く、好き嫌いなくよくご飯を食べる、いろいろな人とすぐ仲良くなれる」。これって私が親からプレゼントされたものなんだと気づけたこと。そして自分の娘も、そのようであるということは自分の子育てもそう悪くはなかったのではないかと思えたこと(いや、次女の方は最後の最後でダメだったか、なんとか大丈夫だったかと考えさせられたこと)。 三砂さんが最後の便で紹介してくださったハリール・ジブラーン「子どもについて」という詩を知ることができたのも良かった。将来子育てに娘が悩む時が来たなら(一切悩むことなく子育てができたらどんなにいいだろうと願いつつ)教えてやりたい詩だ。
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ちょっと難しかった。でも身近に置いておいて、また読み返したいと思わせてくれる本だった。お二人が話す内容は、本当にとっちらかっていて、子育てに関係ない話も多いのだけれど、特に内田さんのお話は結構哲学的な本質をついている内容なのに、なぜかさらさらと読める文章で、なるほどなあ、そうかも...
ちょっと難しかった。でも身近に置いておいて、また読み返したいと思わせてくれる本だった。お二人が話す内容は、本当にとっちらかっていて、子育てに関係ない話も多いのだけれど、特に内田さんのお話は結構哲学的な本質をついている内容なのに、なぜかさらさらと読める文章で、なるほどなあ、そうかもしれないなあと思うことが多かったように感じる。完璧な大人、完璧な親であることはあり得ないし、また完璧でないことが子どもにとっては必要、と言われている気がして心が楽になる本だった。
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コロナ期の話で、ちょっと、そうだったなあと いう感想になるよなところもありました。 ただ、教育とはという考え方は、いつも その通りというか、同意するところが多かったです。
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パソコンなど もちろん 無かった。 自動車と言えば、バスであり、オート三輪に代表される仕事に使われるものだった、 家の近くには 空き地がたくさんあった。 そこは子どもたちの遊び場でもあった。 「遊び」は家の外が当たり前であった。 そのころ、子どもたちは適度に放っておかれた。 放っ...
パソコンなど もちろん 無かった。 自動車と言えば、バスであり、オート三輪に代表される仕事に使われるものだった、 家の近くには 空き地がたくさんあった。 そこは子どもたちの遊び場でもあった。 「遊び」は家の外が当たり前であった。 そのころ、子どもたちは適度に放っておかれた。 放っておかれた分、 子どもたちの知恵は磨かれた気がする。 今の時代に生きる子どもたちの あの時の 知恵の磨き方のヒントが お二人の対談の あちこちに 語られている気がする。
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子育ての言葉にしにくい複雑さが二人の往復書簡から伝わってきました。その中でも、子どもを愛するのでは足りず、子どもを傷つけないことを優先すること、子どもに敬意を払うこと、イノセンスがある=人に自分を委ねられるだけの信頼感が育っていることであり、そのために子どもを見守ることが子育ての...
子育ての言葉にしにくい複雑さが二人の往復書簡から伝わってきました。その中でも、子どもを愛するのでは足りず、子どもを傷つけないことを優先すること、子どもに敬意を払うこと、イノセンスがある=人に自分を委ねられるだけの信頼感が育っていることであり、そのために子どもを見守ることが子育ての大事な部分である、など時折ハッとさせられる言葉に出会えました。
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親はたいへんなんだぞ、なんて話はよく聞くものだ。子育ての困難というのは、少子化をいわれる世の中にあっては、考えざるを得ない問題だろう。でも、子どもの立場に立って見たらどうか。自分の存在が親にとっての困難だといわれたら?そのあたり、不倫関係になぞらえて考えさせる冒頭のやりとりは、な...
親はたいへんなんだぞ、なんて話はよく聞くものだ。子育ての困難というのは、少子化をいわれる世の中にあっては、考えざるを得ない問題だろう。でも、子どもの立場に立って見たらどうか。自分の存在が親にとっての困難だといわれたら?そのあたり、不倫関係になぞらえて考えさせる冒頭のやりとりは、なかなか楽しく、同時にとても考えさせられる。 ナナメの関係、失われるものへの哀惜、親を許すということ、没入する体験、必ずしも子育ての話に限らないけど、どこかでつながりも感じられる。なにか答えを与えられるというよりも、問題提起されて自分なりに考えを進めたくなる本だった。 親が成熟していると、子どもはイノセントになれる。 つい先日、内田氏の『待場の成熟論』を読んだばかりだし、成熟というのは自分自身の中でも大切な課題として存在する。 俺自身、親であるわけなんだけど、どこまで成熟しているものやら。 考えていきたいね。
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子育て本ではないですが、子ども論の部類に入るエッセイ的な本。 レヴィが子どもには甘やかす人と厳しい人が必要といったよう。今の日本の親は甘やかしすぎだと思う。
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