気はやさしくて力持ち の商品レビュー
ちょっと難しかった。でも身近に置いておいて、また読み返したいと思わせてくれる本だった。お二人が話す内容は、本当にとっちらかっていて、子育てに関係ない話も多いのだけれど、特に内田さんのお話は結構哲学的な本質をついている内容なのに、なぜかさらさらと読める文章で、なるほどなあ、そうかも...
ちょっと難しかった。でも身近に置いておいて、また読み返したいと思わせてくれる本だった。お二人が話す内容は、本当にとっちらかっていて、子育てに関係ない話も多いのだけれど、特に内田さんのお話は結構哲学的な本質をついている内容なのに、なぜかさらさらと読める文章で、なるほどなあ、そうかもしれないなあと思うことが多かったように感じる。完璧な大人、完璧な親であることはあり得ないし、また完璧でないことが子どもにとっては必要、と言われている気がして心が楽になる本だった。
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コロナ期の話で、ちょっと、そうだったなあと いう感想になるよなところもありました。 ただ、教育とはという考え方は、いつも その通りというか、同意するところが多かったです。
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パソコンなど もちろん 無かった。 自動車と言えば、バスであり、オート三輪に代表される仕事に使われるものだった、 家の近くには 空き地がたくさんあった。 そこは子どもたちの遊び場でもあった。 「遊び」は家の外が当たり前であった。 そのころ、子どもたちは適度に放っておかれた。 放っ...
パソコンなど もちろん 無かった。 自動車と言えば、バスであり、オート三輪に代表される仕事に使われるものだった、 家の近くには 空き地がたくさんあった。 そこは子どもたちの遊び場でもあった。 「遊び」は家の外が当たり前であった。 そのころ、子どもたちは適度に放っておかれた。 放っておかれた分、 子どもたちの知恵は磨かれた気がする。 今の時代に生きる子どもたちの あの時の 知恵の磨き方のヒントが お二人の対談の あちこちに 語られている気がする。
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子育ての言葉にしにくい複雑さが二人の往復書簡から伝わってきました。その中でも、子どもを愛するのでは足りず、子どもを傷つけないことを優先すること、子どもに敬意を払うこと、イノセンスがある=人に自分を委ねられるだけの信頼感が育っていることであり、そのために子どもを見守ることが子育ての...
子育ての言葉にしにくい複雑さが二人の往復書簡から伝わってきました。その中でも、子どもを愛するのでは足りず、子どもを傷つけないことを優先すること、子どもに敬意を払うこと、イノセンスがある=人に自分を委ねられるだけの信頼感が育っていることであり、そのために子どもを見守ることが子育ての大事な部分である、など時折ハッとさせられる言葉に出会えました。
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親はたいへんなんだぞ、なんて話はよく聞くものだ。子育ての困難というのは、少子化をいわれる世の中にあっては、考えざるを得ない問題だろう。でも、子どもの立場に立って見たらどうか。自分の存在が親にとっての困難だといわれたら?そのあたり、不倫関係になぞらえて考えさせる冒頭のやりとりは、な...
親はたいへんなんだぞ、なんて話はよく聞くものだ。子育ての困難というのは、少子化をいわれる世の中にあっては、考えざるを得ない問題だろう。でも、子どもの立場に立って見たらどうか。自分の存在が親にとっての困難だといわれたら?そのあたり、不倫関係になぞらえて考えさせる冒頭のやりとりは、なかなか楽しく、同時にとても考えさせられる。 ナナメの関係、失われるものへの哀惜、親を許すということ、没入する体験、必ずしも子育ての話に限らないけど、どこかでつながりも感じられる。なにか答えを与えられるというよりも、問題提起されて自分なりに考えを進めたくなる本だった。 親が成熟していると、子どもはイノセントになれる。 つい先日、内田氏の『待場の成熟論』を読んだばかりだし、成熟というのは自分自身の中でも大切な課題として存在する。 俺自身、親であるわけなんだけど、どこまで成熟しているものやら。 考えていきたいね。
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子育て本ではないですが、子ども論の部類に入るエッセイ的な本。 レヴィが子どもには甘やかす人と厳しい人が必要といったよう。今の日本の親は甘やかしすぎだと思う。
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