朝からロック の商品レビュー
ようやく読了。朝日新聞の連載なので文章は硬め。 社会問題についてもゴッチの視点で切り込んでいく。 ちょっと勉強になった。視野を広く持ちたい。
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ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤さんの朝日新聞での連載をまとめたもの。 なかなか自分の意見を言えないことが多い社会で、ちゃんと言えるのは尊敬する。 生きていれば迷うし、考えが変わることもある。その時その時の想いを言葉で残すことの意味を感じた。 こうして一冊...
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤さんの朝日新聞での連載をまとめたもの。 なかなか自分の意見を言えないことが多い社会で、ちゃんと言えるのは尊敬する。 生きていれば迷うし、考えが変わることもある。その時その時の想いを言葉で残すことの意味を感じた。 こうして一冊の本として読めて良かった。 *白湯には笑った。白湯(さゆ)を白湯(パイタン)と読んで、朝からこんなものを飲むなんて凄いなと思ったという内容だったのだけれど、ここにも仲間がいたと思った。実は私も全く同じ勘違いをしていて、白湯にふりがながないため、パイタンだと思っていた時期があった(笑)
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アジカンのゴッチの朝日新聞での連載をまとめた一冊。 朝日新聞を購読していて、この連載を楽しみにしていることもあり、書店で見つけて迷わず購入。 批評的な内容も多いけれど決して暴力的でないのは、批評の対象を自分の対岸に置かず、自分と地続きの世界で捉えているから。 そして、その批評の目...
アジカンのゴッチの朝日新聞での連載をまとめた一冊。 朝日新聞を購読していて、この連載を楽しみにしていることもあり、書店で見つけて迷わず購入。 批評的な内容も多いけれど決して暴力的でないのは、批評の対象を自分の対岸に置かず、自分と地続きの世界で捉えているから。 そして、その批評の目を自分自身にも鋭く向けているからだと感じた。
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肝心のロックについてより政治にブー垂れてる章の方が面白いという謎の本。エッセイの真髄とはオヤジのボヤキ。そんなことを再確認
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ふたつの時間 p79 経済という言葉は本来、「経世済民=世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと」だ。ところが、僕らが経済と呼んでいるのは資本主義に基づく活動全般のことで、利潤の追求が中心に据え置かれている。 ボカロとうどん p104 キッチンやホールで働く人の人間味が膨らませたり、台無しにしたりする味を僕らは知っている。 音楽と政治 p132 人気や売り上げのために表現から社会を切り離すならば、それこそが政治的な態度だと僕は思う。 誰かの語りに、そこにあるひとことに p188 でも僕は、足軽として駆り出された人たちが考えていたことを知りたい。 バンドのフロントマンでもあるし、優れた批評的な視点を持った文化人であり知識人(本人は否定しそうだが)という認識。本作、それぞれのテーマの章で区切られ、時系列もぶつ切りで並べられている。音楽のこと、日常のこと、オリンピックのこと、地震のこと、コロナのこと、政治のこと。 この人の文章というか根っこはとても自省的。そして自問自答し続けている。白か黒かじゃない。簡単に正誤のつけられない問題に対して、ときにくよくよしていたり、ときに俯瞰的だったり、それが政治的な発言であるときも、ただただ断罪することなく悩みながら言葉にしている。ある種のその眼差しに対して私は信頼を抱くのです。そんな姿勢や作者の言う朗らかさこそ、我々に必要なものだと思うから。
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アジカンの一ファンとして手に取ったゴッチの新聞連載をまとめなおした本。 これは、想像力と人間味の一冊であるように感じた。 「想像」を日国でひくと、「おもいやること。」と最初に出てくる。ゴッチのそんな誰かへのおもいやりを感じられる本だった。 あとがきには、「誰かと社会との隔たりが少しでも狭まることを願う。私たちはたった一度も会わない誰かと、関係している。」とある。 80億人を本当の意味で一人一人思いやれる人間に、私はなりたい。 一方で、そんな理想の端っこも垣間見えた気がした。それを私は人間味だと思う。 「〇〇だと窮屈に感じる」という表現が散見された気がする。目に見えないものに迫られて狭さを感じるのは、人間ならではの感覚ではないだろうか。 その中には同意しかねるものも幾つかあった。 けどそんな人間味がゴッチのタレント性を際立たせているのかもしれない。
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