ケアしケアされ、生きていく の商品レビュー
福祉の意味での「ケア」をイメージして手に取ったけど、少し思っていたものとは違った。 でも、結果読んでみてとても良かった。 「人に迷惑をかけてはいけない」「努力して結果を出さなくちゃいけない」「自立しなさい」など親に言われてきたことに知らず知らずのうちに縛られて、わが子にも「ちゃん...
福祉の意味での「ケア」をイメージして手に取ったけど、少し思っていたものとは違った。 でも、結果読んでみてとても良かった。 「人に迷惑をかけてはいけない」「努力して結果を出さなくちゃいけない」「自立しなさい」など親に言われてきたことに知らず知らずのうちに縛られて、わが子にも「ちゃんとする」ことを望んでいたと気付かされた。 日本人にありがちなこの考え、私もだわ…と反省。 子育て本としてアピールした方がいいのでは?と思う位、今の自分には得るものがあった。 「いい子育て」に縛られて、しんどくなっている方におすすめ。
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やはりケアの概念はコーチングにも参考になる分野 本書は子供向けのケアの話にフォーカスし、日本社会に根付く「迷惑をかけるな憲法」への警鐘を鳴らしている 子供の話をしっかりと聞こうという要素が強いが、これって多忙な親にとっていつでもできることではないと思う AIを介入させ老若男女がオ...
やはりケアの概念はコーチングにも参考になる分野 本書は子供向けのケアの話にフォーカスし、日本社会に根付く「迷惑をかけるな憲法」への警鐘を鳴らしている 子供の話をしっかりと聞こうという要素が強いが、これって多忙な親にとっていつでもできることではないと思う AIを介入させ老若男女がオートクラインできる世の中をつくれば、相当親にとっても子供にとってもいいのではないか(空いた余白の時間で誠心誠意向き合える)
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もう少し広い意味でのケアに関する考察を期待して読んだけれど。作者自身の子育てがベースになっていて、肩透かしだった。
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「迷惑をかけるな憲法」 すごいキーワードだ。 正直「ケアしケアされ・・・」というタイトルから、 高校生に福祉の大切さを教える本かな? と、期待薄で読み始めた。 ところが、、、 迷惑をかけるな憲法ときた。 現在の日本に蔓延する自己責任論のおおもと。 というか、私自身もこれに縛られ...
「迷惑をかけるな憲法」 すごいキーワードだ。 正直「ケアしケアされ・・・」というタイトルから、 高校生に福祉の大切さを教える本かな? と、期待薄で読み始めた。 ところが、、、 迷惑をかけるな憲法ときた。 現在の日本に蔓延する自己責任論のおおもと。 というか、私自身もこれに縛られて生きてきたように思う。 子供にも、「他人に迷惑をかけるな」をベースにしつけてきたような。 しかし今なら思う。 他人に迷惑をかけない、依存しない、なんてありえないのだ。 得手不得手は誰にでもあり、得意なことを得意な人にやってもらうのが 一番いいのだ。 そこに依存があっていいのだ。金銭が発生しようがしまいが。 著者は子供とのかかわりの中でいろいろ気が付いたと書いている。 子が生まれる前は夫婦それぞれの都合で生きてこられたのが、 子ができた途端、すべてが変わる。 100%親に依存する子供中心に、折り合いをつけていくことになる。 これは私も身に覚えがある。 資格試験の勉強もあり、長女のときは妻に大半を任せていたにしても、 少なくとも娘の存在で優先順位が変わったのは間違いない。 そして改めて思う迷惑をかけるな憲法。 私自身いまだに「障碍者」のために駅にエレベーターを作るなどは、 税金上?鉄道会社上?どうなのか、と思ってしまう部分がどこかにある。 結果的に若い人も老人もベビーカー連れも使っているので、 源は取れているのかもしれないが、、、(ちなみに私は使いません) 話がそれてしまったが、お金が絡むとややこしくなるが、 お互いの人間関係の中で、譲り譲られ、依存し依存され、 それが成立するのであれば、よいのだと思う。 それを、やたら権利だけを主張して、他人の心を踏みにじるような依存をしてはいかん、 ということだと思う。お互いの人間関係なのだ。 無償の愛、と言われる自分の子への対応だって、世話しながら親にさせてもらっている、 人間として得るものがたくさんあるのだ。 そう思えない人、ただ自分の時間が奪われた、お金が無くなる、と思ってしまった親が ネグレクトになったり子を捨てたりするのだろう。 ケア という言葉はなんだかよそいきのことばのようで。 迷惑をかけるな憲法 しみた。
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大人、子どものいずれにも、対話を通じて他者と自分の違いを理解し、どちらかが犠牲になることなく互いに納得できる落とし所を見つけることの重要性を理解することができた。 ただ、これはエネルギーを要することであり自分を大事にできていない人は他者も大事にできない。毎日残業で疲れ果てるよう...
大人、子どものいずれにも、対話を通じて他者と自分の違いを理解し、どちらかが犠牲になることなく互いに納得できる落とし所を見つけることの重要性を理解することができた。 ただ、これはエネルギーを要することであり自分を大事にできていない人は他者も大事にできない。毎日残業で疲れ果てるような生活を送っていては、家族をケアすることはできないとわかった。 では家族をおろそかにすることなく、仕事でも成果を出すために必要な視点・考え方とはなんだろうと次の問いが立ちました。 本書の内容も十分に噛み砕けていない気がするので、また期間をおいて再読したい。
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子育てというケアを見直すきっかけになる良書。 ケア関係は決して一方的でなく、互いが互いを必要とする相互依存的な関係であると。 たしかに子どもを育てていて、「あ、自分を見つめ直すきっかけになってるな」と思うこともあるけど、それをうまく言語化してくれている。 子ども達には「もっと自...
子育てというケアを見直すきっかけになる良書。 ケア関係は決して一方的でなく、互いが互いを必要とする相互依存的な関係であると。 たしかに子どもを育てていて、「あ、自分を見つめ直すきっかけになってるな」と思うこともあるけど、それをうまく言語化してくれている。 子ども達には「もっと自由に生きてほしい、自分の考えを大切にしてほしい」と思っているのに、リミッターをかけていたのは親である自分じゃないのか。 「ちゃんとしなくちゃ」と、"迷惑をかけるな憲法"に侵された子ども達なんて見たくない。 まずは話を聞くことからはじめてみよう。 【Action plan】 お風呂と寝る前に布団に入っている時間は徹底的に話を聞く
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ケアというものについて客観的な実情を明らかにしてくれることを期待して読んだが、あくまで筆者の主張に留まるような内容でした。今後、家庭内でのケアの実態を明らかにし、社会に広めていく方が出てきてほしいと感じました。
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ペットを飼ったことがないワタシ。 喋れない赤ちゃん時代の子育てを苦しく感じる人が多いよう思うが、ワタシは0-1才までなら100人位面倒見れる見たいかもと思った。 生きているお人形(=ペット)時代のケアが好きというか得意だった事をこの本を読んで再び思い出した。ペットを飼う人の気持ち...
ペットを飼ったことがないワタシ。 喋れない赤ちゃん時代の子育てを苦しく感じる人が多いよう思うが、ワタシは0-1才までなら100人位面倒見れる見たいかもと思った。 生きているお人形(=ペット)時代のケアが好きというか得意だった事をこの本を読んで再び思い出した。ペットを飼う人の気持ちが初めて分かった。 自分もケアしながらケアされていたのだなぁ。 自分のケアを1番してくれたと言うか今の自分になった1番の原因であり結果はヤハリ実母だなぁ。
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こつこつと音読で読み終わりました。今の日本の閉塞感というのは、「迷惑をかけるな憲法」と表現されるケアレスな社会を築き上げてきたことに要因があるのだな、と、感じ入りました。それが社会の前進に寄与していた時代はとうに去ったのに、「憲法」だけが虚ろに効力を発揮し続けている。自分や他者を...
こつこつと音読で読み終わりました。今の日本の閉塞感というのは、「迷惑をかけるな憲法」と表現されるケアレスな社会を築き上げてきたことに要因があるのだな、と、感じ入りました。それが社会の前進に寄与していた時代はとうに去ったのに、「憲法」だけが虚ろに効力を発揮し続けている。自分や他者をケアすること、そしてそうすることによって自らもケアされるということ、今の自分に欠けている新しい視点が加わった、と思います。
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「迷惑をかけるな」という自己犠牲的な制約や、「頑張れば報われる」という単純化された神話は、他者の他者性や己の唯一無二性を見えなくし、抑圧的で息苦しい社会を作り上げてしまう。 他者と己の双方を見つめ、その違いを知る努力をしながら、時にケアし、時にケアされながら、進むべき道をともに...
「迷惑をかけるな」という自己犠牲的な制約や、「頑張れば報われる」という単純化された神話は、他者の他者性や己の唯一無二性を見えなくし、抑圧的で息苦しい社会を作り上げてしまう。 他者と己の双方を見つめ、その違いを知る努力をしながら、時にケアし、時にケアされながら、進むべき道をともに考えていくこと。 そのプロセスの重要性を、著者と学生との関わりや、著者の子育ての体験などをもとに、熱く、丁寧に説いています。 効率性や生産性を何より重視する現代の「ビジネス的マインド」にどっぷり浸かってしまった人にこそ読んで欲しい1冊。
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