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陰陽師 烏天狗ノ巻 の商品レビュー

4.5

23件のお客様レビュー

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2024/10/17

道満がカッコいい/博雅は、史実では晴明よりかなり早く死ぬらしいので、この物語の晴明は独りで酒を飲むのだろうなあと思った/またしても兼家、身体の内側が痒くてたまらない/ボロボロの老婆の本体は/小さい不動明王に栗を焼かせ売る行者と烏天狗/自慢の妻が時々恐ろしいので困っていると道満が来...

道満がカッコいい/博雅は、史実では晴明よりかなり早く死ぬらしいので、この物語の晴明は独りで酒を飲むのだろうなあと思った/またしても兼家、身体の内側が痒くてたまらない/ボロボロの老婆の本体は/小さい不動明王に栗を焼かせ売る行者と烏天狗/自慢の妻が時々恐ろしいので困っていると道満が来た/博雅、決心す。あと、玉女山(ぎょくじょせん)に来てしまった歌好きの袖薫さん/道満vs殺生石。「泥の煮えるような声」シブそう。「おれには、どのような人間も救うことができぬよ。たとえそれが、もののけや亡霊であってもな。自身さえ救えぬ哀れな爺いさ、このおれは……」「その虚こそが、我が欲の本体ぞ」/露子、哪吒と出会う。兼家さん、また災難/露子の父、橘実之が不思議な目に。

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2024/10/10

初出2018〜23年「オール讀物」の8話で、シリーズ18作目(たぶん) 例によって、清明と雅博、あるいは蘆屋道満があやかしたちを鎮める物語。 今作の事件は、500年生きた松による呪い、身代わり観音への供え物を食べて病を負った狢、経を聞いて人の姿になれた烏、絵師を愛した狐、過去に...

初出2018〜23年「オール讀物」の8話で、シリーズ18作目(たぶん) 例によって、清明と雅博、あるいは蘆屋道満があやかしたちを鎮める物語。 今作の事件は、500年生きた松による呪い、身代わり観音への供え物を食べて病を負った狢、経を聞いて人の姿になれた烏、絵師を愛した狐、過去に死んで玉女山から帰った歌人、殺生石に封じられていた玉藻の前、唐から逃げ出した青牛を追ってきた哪吒太子、大納言橘実之の離魂。 いちばん心に残ったのは、雅博が語った、相手が死んで自分が遺される苦悩を思うと相手にそれを味わわせたくないので、自分が後まで生きようということば。

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2024/09/11

中学で出会って、それからずっと読んでた私の日々は、この巻を読むためにあったのかもしれないと思えるほど素晴らしかった。梅道人の二人の会話で本当に泣いてしまった。私はずっとこの二人の他愛ない会話を聞いていたくて読んでるんだ。静かで優しい穏やかな友情が、夢枕獏の言葉選びで綴られて、それ...

中学で出会って、それからずっと読んでた私の日々は、この巻を読むためにあったのかもしれないと思えるほど素晴らしかった。梅道人の二人の会話で本当に泣いてしまった。私はずっとこの二人の他愛ない会話を聞いていたくて読んでるんだ。静かで優しい穏やかな友情が、夢枕獏の言葉選びで綴られて、それがずっと好きなんだ。人生で1番好きな本は?と聞かれたら陰陽師シリーズを挙げるし、その中でも好きなのはと問われればやっぱり第1巻と答えるけれど、この巻がよりいっそう好きを強めてくれた気がする。

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2024/09/07

今回は、晴明の優しさが見える事件が多くて嬉しい。 博雅に優しいと言われて照れちゃってるところも好き。 樹木が屋敷の主にとりついた理由、ちょっと切ない。 人と人ならぬものではよって立つところがまったく違うものね。 道満もあいかわらずいい味出してるなー。もっと登場してくれるといいな。...

今回は、晴明の優しさが見える事件が多くて嬉しい。 博雅に優しいと言われて照れちゃってるところも好き。 樹木が屋敷の主にとりついた理由、ちょっと切ない。 人と人ならぬものではよって立つところがまったく違うものね。 道満もあいかわらずいい味出してるなー。もっと登場してくれるといいな。で、晴明と掛け合いがあると嬉しい。 虫めづる姫君もナイス。あの子、年齢を重ねてどうなっていくのかな。見守っていきたい。

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2024/06/16

晴明と博雅のゆったりした趣と、クセのある道満のお話も挟んだ短編集です。 あとがきに泣けました。 これからも、ずっと応援しています。 大好きなシリーズです。長く物語が続きますように…

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2024/04/18

陰陽師シリーズ 晴明と博雅のコンビはもちろん良いんだけど、今回は蘆屋道満が活躍する話が2つあって、どちらも良かった。意外と格好イイお爺ちゃん。このシリーズの道満は全然悪役じゃないところが良いわ。グロい描写もあるけど、全体的には美しい文章で私にとっては清涼剤のような読み物。ずっと...

陰陽師シリーズ 晴明と博雅のコンビはもちろん良いんだけど、今回は蘆屋道満が活躍する話が2つあって、どちらも良かった。意外と格好イイお爺ちゃん。このシリーズの道満は全然悪役じゃないところが良いわ。グロい描写もあるけど、全体的には美しい文章で私にとっては清涼剤のような読み物。ずっと変わらず続いてほしい。

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2024/04/16

人の世の難しさは何からくるのか やはり欲というものだろうか それが人を狂わせ判断できなく してしまう 感性豊かだと  人の怨念を我が身に引き受けて しまう 悲しい 哀しい そして苦しむ 時間をゆったり感じるのは 清明と博雅の酒を酌み交わす場面 自然の豊かさ 時の流れ 栄華盛衰を...

人の世の難しさは何からくるのか やはり欲というものだろうか それが人を狂わせ判断できなく してしまう 感性豊かだと  人の怨念を我が身に引き受けて しまう 悲しい 哀しい そして苦しむ 時間をゆったり感じるのは 清明と博雅の酒を酌み交わす場面 自然の豊かさ 時の流れ 栄華盛衰を感じる そんな時間が欲しい

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2024/02/20

久しぶりの陰陽師シリーズ。相変わらすの晴明と博雅のかけあいがとても良い。季節の移ろいの描写もいつもいつもうっとりする。1番好きなのはちび不動でした。最後に踊るのがほんとに可愛い。先生、これからもお元気に執筆お願いします。

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2024/02/11

心地好い時間であった(*´∀`)♪相変わらず恐ろしい事が起こっているのに、何故か癒されるという…不思議な事よのう(´・ω・`)?私の中で、どんどん道満が「よい漢」になっているのである。晴明や博雅を追い越す勢いで(゜゜;)ちび不動には是非うちにお越しいただき、栗や芋を焼いて、踊りを...

心地好い時間であった(*´∀`)♪相変わらず恐ろしい事が起こっているのに、何故か癒されるという…不思議な事よのう(´・ω・`)?私の中で、どんどん道満が「よい漢」になっているのである。晴明や博雅を追い越す勢いで(゜゜;)ちび不動には是非うちにお越しいただき、栗や芋を焼いて、踊りを踊っていただきたい(*^-^*)(←罰当たり)

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2024/01/09

よく言えば、内容が読みやすくなっている。悪く言えば、ラノベっぽくなっている。ま、好みの問題かと。 博雅が晴明に直球投げたり、道満がビッグタイトル調伏したり、黒丸の戦闘シーンあったり、わりかし問題作。笑。

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