朝おやつ の商品レビュー
甲斐みのりさんの紹介する建築や美味しいものが好きで、著書、雑誌、web問わずたくさん読んできた。そんな中で『朝おやつ』というときめくタイトルの本が出版されると知ってすぐに いいねね、した。 本書では新旧、地域問わずさまざまなおやつが取り上げられている。2.3枚の写真とそれにまつわ...
甲斐みのりさんの紹介する建築や美味しいものが好きで、著書、雑誌、web問わずたくさん読んできた。そんな中で『朝おやつ』というときめくタイトルの本が出版されると知ってすぐに いいねね、した。 本書では新旧、地域問わずさまざまなおやつが取り上げられている。2.3枚の写真とそれにまつわるエピソードという構成。 古くからあっていただいたことのある定番もあれば、知らない土地の銘菓もある。よく知るブランドにそんな商品があったの?という発見も。すぐに行けそうな店舗なら地図でブックマークし、お取り寄せがあるならオンラインショップを覗き、いつか行けたらいいなと思う旅先ならSNSをフォローし、常にワクワクしながらページをめくった。
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気づけば「いいねいいね」と、せっせとメモを取っていた。「これは!」と思うものがあって途中からメモし始めたが、気づけば最初に戻ってほとんどメモ。 目次はあるものの、目次だけではどこの店の何という商品なのかわからない。最初は「えー、ショップリストないのかー」と思ったけど、むしろ、ある...
気づけば「いいねいいね」と、せっせとメモを取っていた。「これは!」と思うものがあって途中からメモし始めたが、気づけば最初に戻ってほとんどメモ。 目次はあるものの、目次だけではどこの店の何という商品なのかわからない。最初は「えー、ショップリストないのかー」と思ったけど、むしろ、ある意味そういうのはみのりさんのエッセイに「余計な情報」なんじゃないかと思うようになった。 みのりさんの文章が大好きだ。本書もみのりさんの思い出や人柄が散りばめられたエッセイで、お菓子の紹介も素敵だけど、みのりさんのことも知ることができて嬉しい。 書いている内容に温かみがあって、人柄の良さそうな印象なのは、トークイベントで生でお会いしてからかもしれない。イベントでは、お菓子の包み紙や空き箱の話をしていた。私も夫も捨てられずに取っといてるタイプなので、めちゃくちゃ共感した。 この本は、夫が「みのりさんの新刊が図書館に入ってた」と言って予約。約半年待って到着。 「朝おやつ」 たぶん、栄養学的には賛否両論色々あるのかもしれない。 だけど、なんだか心が救われた。「朝からちゃんとしたものを食べなきゃ」「子どもにもちゃんと食べさせなきゃ」とどこかで思っていた。 ちゃんとしたもの、ってなんだろう。クラッカーに牛乳だって、どこかの国の文化によっては立派な朝ごはんなのに。 思い返してみたら、私の両親は健康オタクで、朝ごはんに甘味など出されたことがなかった。菓子パンも、ホットケーキも、「そんなおやつみたいなものは朝から食べるもんじゃない」という感じ。 それが染み付いてしまっているので、近所で知り合いになったママさんが「今日のうちの朝ごはん、もみじまんじゅうだったよー」と言うのを聞いたときに、「え?」と思ってしまったこともあったっけ。 考えてみたら、朝から甘いものを食べるのは良さそうな話。いや、それよりもイヤイヤ期真っ只中で、もみじまんじゅうでも何も食べないよりマシ、という話で食べさせているような話だったのかもしれない。 この本を先に読んでいたら、そのママさんに「それもアリだと思う、こんな人がこんな本を書いているよ」と言えたなぁ。今度そういうシチュエーションに出会ったら、ぜひこの本の話をしてみたい。 ちょっと肩の力抜いてもいいよね、べつに。 ということで、週末の朝ごはんに冷凍の今川焼を出してみた。子どもたちは大喜び。「毎日これがいい!」と案の定言い放った。いや、毎日は…冷凍庫の容量的に買い置きしたくのがムリだわ。 それなら常温の何かで…と考えたけど、「朝おやつ」はとりあえずとっておきの休日の朝食に、お楽しみにしようと思っている。 朝ごはんの可能性を広げてくれたみのりさんに、感謝。 あの温かみのある手と、もう一度握手したい。
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おやつ大好きな著者によるエッセイ。全国の美味しそうなおやつの写真とエピソード。実に美味しそう。ネットで調べればわかるけれと、お店の情報も載せてほしかった。
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20240208gururiさんで購入。 20240622読了。 地元のサニーパンが出てきて嬉しかった!サニーパン食べたーい♪
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⚫朝おやつは私のお守り 朝ごはんが大好き。毎日同じようなメニューだけど、早起きしてのんびり朝ごはんを食べる時間が至福。 友と旅先で朝からご当地のおやつを食べまくるのも大好き。 そんな私なので、タイトルを見て即手に取った。 ページをめくる度、素朴で可愛らしいおやつがたくさん。たま...
⚫朝おやつは私のお守り 朝ごはんが大好き。毎日同じようなメニューだけど、早起きしてのんびり朝ごはんを食べる時間が至福。 友と旅先で朝からご当地のおやつを食べまくるのも大好き。 そんな私なので、タイトルを見て即手に取った。 ページをめくる度、素朴で可愛らしいおやつがたくさん。たまらん…!世の中には魅力的なおやつがたくさんあるね。 友が「朝に甘いもん食べたら罪悪感が少ないし動くからまだカロリー消費できる(願望)」と教えてくれてから、甘いおやつを朝のお楽しみにしている。これからも一日を楽しく過ごすお守りとして、朝おやつを楽しみたいなと思った。
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大好きなお菓子たちを「アイドル」、そして包み紙や缶や箱を「ステージ衣装」に例える気持ち、わかるわ~!この方の好むお菓子や包装紙は特に愛らしいですしね。そりゃあ夢中になるというもの。 写真も魅力たっぷりでした(見開きはときめきが倍増する)。 それにしても、色んなお菓子に思い出があ...
大好きなお菓子たちを「アイドル」、そして包み紙や缶や箱を「ステージ衣装」に例える気持ち、わかるわ~!この方の好むお菓子や包装紙は特に愛らしいですしね。そりゃあ夢中になるというもの。 写真も魅力たっぷりでした(見開きはときめきが倍増する)。 それにしても、色んなお菓子に思い出があるって素敵だなぁ。甲斐みのりさんの優しさと愛に溢れる文章を読む度に、そう思います。
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甲斐みのりさんの日常とおやつの日々に、 お店の歴史は、もちろん 人と人の美味しいの出会いにワクワクするし 最後にはグッと。。 やっぱり好きだな〜と思わせてくれる 甲斐みのりさんの本。
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甲斐みのりさんの本は大好きで、新刊が出ないかいつもAmazonでチェックしているほど、この本と愛しの純喫茶と連続して新刊を出してくれて嬉しい限り。 朝おやつは、ぱっと開くと見開き1ページになつかしい優しい感じのおやつの写真が。これ知ってる美味しいよね、これは知らない美味しそうだな...
甲斐みのりさんの本は大好きで、新刊が出ないかいつもAmazonでチェックしているほど、この本と愛しの純喫茶と連続して新刊を出してくれて嬉しい限り。 朝おやつは、ぱっと開くと見開き1ページになつかしい優しい感じのおやつの写真が。これ知ってる美味しいよね、これは知らない美味しそうだな、わーラッピングかわいいとじっくりと写真を眺める。 次開くとそのおやつにまつわる素敵な文章が見開き1ページ。文章の出だしがとても上手で、ここでやめようと思っても次の写真を見て、文章を読んでしまうとやめられなくなり何回か休憩をはさみじっくりとあっという間に読んでしまった。 おやつの写真にも文章にもそのお菓子はどこで買えるか住所や電話番号的なもの、いくらなのかそういう下世話な情報は一切書いていない。そのおやつにまつわる文章の題名と一緒に、お菓子を売っているお店の名前とお菓子の商品名だけ。情報本的ではなく、朝おやつにまつわる懐かしい思い出やお話がまとめられていて、読み終わるとなんだか優しい気持ちになれる本だった。 最後の耳をすませばのエピソードが寂しくて心がしんとなったけれど、人との大切なエピソードは例えその人がいなくなっても心に残っていてふと思い出してその人との思い出を反芻できて、そうやって思い出しているときはその人はそこにいるんじゃないかなと思った。その思い出のアルバム早速聴いてみようと思う。
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著者は、朝になってその日のスイッチを入れる役割を担うお菓子や食べ物を「朝おやつ」と呼ぶようになった。 ・朝おやつは幸福な記憶の源であり、お守りであり、自分を奮い立たせてくれるスイッチ。今や私の暮らしに欠くことのできない、愛すべき大切なものになった。(p.5) 表紙に一目惚れし...
著者は、朝になってその日のスイッチを入れる役割を担うお菓子や食べ物を「朝おやつ」と呼ぶようになった。 ・朝おやつは幸福な記憶の源であり、お守りであり、自分を奮い立たせてくれるスイッチ。今や私の暮らしに欠くことのできない、愛すべき大切なものになった。(p.5) 表紙に一目惚れしたが、随筆の語り口、眺めているだけで楽しい美味しい写真までとても安らかな気分になれる。 尾道ロバ牧場のロバクッキーと、積奏バターサンド、赤倉観光ホテルのフルーツケーキはぜひとも食したい。
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1日1食(一話)読むのもよし、 宝物を探しまわるようにテンポよく読み進めるもよし。 こんな日もあったらいいな、 私ならこのオヤツを朝食べたいな、 自分なら、こういう気持ちの時はこのお菓子かな? など見る、読むだけでなく、記憶を思い出したりして楽しめたのがよかった。 エッセイは...
1日1食(一話)読むのもよし、 宝物を探しまわるようにテンポよく読み進めるもよし。 こんな日もあったらいいな、 私ならこのオヤツを朝食べたいな、 自分なら、こういう気持ちの時はこのお菓子かな? など見る、読むだけでなく、記憶を思い出したりして楽しめたのがよかった。 エッセイは、特に終盤の話が好きだった。
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