スマホアプリはなぜ無料? の商品レビュー
暇を持て余してブラブラした書店の児童書コーナーにて発見。 『スマホアプリがなぜ無料なのか』というタイトルから、ふむふむ広告宣伝料の話だなとは思いつつ手に取ってみるとサブタイトルに『10代からのマーケティング入門』の文字が。 これまで経済について真面目に考えてこなかったので、本著を...
暇を持て余してブラブラした書店の児童書コーナーにて発見。 『スマホアプリがなぜ無料なのか』というタイトルから、ふむふむ広告宣伝料の話だなとは思いつつ手に取ってみるとサブタイトルに『10代からのマーケティング入門』の文字が。 これまで経済について真面目に考えてこなかったので、本著を含むシリーズがターゲットにしている中学生と同じレベルから学んでみようと思って購入。 読みはじめてみると、まあ面白い。 中学生の時にこの本に出会いたかった。 流石に深い内容までは書いていないが、現在主流のビジネスモデルや経済学について浅く広く記されている。さらに、巻末では中学生に対する未来の展望や人としての生き方について筆者の熱い想いが書かれている。 大人でも読み応えのある1冊になっていると思う。
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①サブタイトルにあるようにマーケティング入門の本です。「どうやって、ものの値段が決まるのか?」「課金の裏側はどうなっているのか?」「なぜ、スマホアプリは無料なのか?」などを知ることで、世の中のしくみやお金の使い方を解説しています。 ②675 ③SLANo.7 福岡魁誠(川崎)
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なぜ世の中には無料で使えるサービスがあるのか? 10代のうちから絶対に知っておくべきお金の仕組みが、身近な事例から楽しくわかりやすく学べる!
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中学生の息子から「このアプリ無料やからダウンロードしていい?」と言われるたびに「タダほど怖いものはないからな!」とお決まりの一言で終わらせてしまうが、いまいち自分もわかってないかもと思い読んでみた。 「どうしてタダで使えるスマホアプリがあるの?」ということをテーマに、ミクロ経済...
中学生の息子から「このアプリ無料やからダウンロードしていい?」と言われるたびに「タダほど怖いものはないからな!」とお決まりの一言で終わらせてしまうが、いまいち自分もわかってないかもと思い読んでみた。 「どうしてタダで使えるスマホアプリがあるの?」ということをテーマに、ミクロ経済学やマーケティング、行動経済学を通して、世の中のしくみについて学ぶことができ、興味深かった。 息子が最後までしっかり読んで理解できるかは微妙なところだが、中学生が身近に感じられそうな言い回しや例えが多く、学びのきっかけになれそうな一冊。
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作者のスタンスに同意できない。 「「世の中のしくみ」を知らないと、~「搾取」されて「養分」になる人生を過ごします」と子どもに伝えたいとなぜ思ったのか。世の中のしくみを知ることのできない人もいらっしゃるわけだけれど、その方々は社会の養分なのか。どんな人も大切にされその人の人生を生き...
作者のスタンスに同意できない。 「「世の中のしくみ」を知らないと、~「搾取」されて「養分」になる人生を過ごします」と子どもに伝えたいとなぜ思ったのか。世の中のしくみを知ることのできない人もいらっしゃるわけだけれど、その方々は社会の養分なのか。どんな人も大切にされその人の人生を生きられる社会を目指すために我々大人がいて、子どもたちもそれを受け継いでもらうのではないか。 あまりに同意できないので読み進めることが困難。 あと水は無尽蔵にないし、無尽蔵にあるから安いわけではない。
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価値、需要と供給、マーケティング、行動経済学などについて、とても分かりやすく説明されています。無料サービスについても、ビジネスモデルが3つあることや、価格の調整がきかないので飽きられないために新しいコンテンツを提供し続けないといけないなど、なんとなく知っているようなことがちゃんと言葉になって説明されてすっきり。マーケティング初心者向け。 ビジネスの3要素、マーケティングの6要素、使用価値と交換価値のところが特に面白かった。「誰かにとって価値ある体験」 を作り提供できるよう今後の仕事にこの本で学んだことを活かしたい。
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タイトルから「課金と広告会社から金貰っとるでさぁ。」と思ったけどそれだけで一冊書けるの?って思い読んでみました。14歳向けの本でしたが、41歳にも学べる事がたくさんありました。人に役立つ物より人に価値ある物を追求したいと思いました。
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経済学をベースに中高生向けに書かれた本。 キャッチーなタイトルとポップな表紙絵が素敵。 想像よりも読みやすく、消費者の行動についてや今後のデジタル事情の未来などの記述が面白かった。 企業がマーケティングに力を入れていることは知っていたが確かに人間の行動原理を言語化・数値化するの...
経済学をベースに中高生向けに書かれた本。 キャッチーなタイトルとポップな表紙絵が素敵。 想像よりも読みやすく、消費者の行動についてや今後のデジタル事情の未来などの記述が面白かった。 企業がマーケティングに力を入れていることは知っていたが確かに人間の行動原理を言語化・数値化するのは難しい。実際に自分が何故この商品を買ったのかを具体的に毎回考えるわけじゃないからだ。結局その「なんとなく」を突き詰めてニーズを見つけ出す、それを形にするのが1番大変なんだなと思う。 これからの社会、よりニーズが複雑がしたり見えにくくなってくるだろうから、企業の皆さんには本当に頭が下がる思いである。
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○SNSのコワさを伝える本なのかな?と思ったら、マーケティングとはなにか、とか経済とかの本でした ○若い人がかしこく豊かで、周りも幸せにする大人に成長していけますように ●はじめに 「世の中の仕組み」とは、「お金の使い方」 「僕たちが何に、どうしてお金を払うのか」「僕たちは何の、どんなところに価値を感じているのか」 大人や社会から搾取されず、自分の力で生きていけるように 1:どうしてスマホアプリは無料で使えるの? ビジネスとは ①誰かに対して ②なにかしらの価値を ③どこからか調達・創造・提供して ④収益を得る 無料のサービスを支える仕組み ←企業の提供 2:価値ってなに?どうやって値段は決まるの? ・相対的な感じ方 ・主観的な感じ方 「価値」にお金を払っている 「ダイヤモンドと水のパラドックス」 ・客観的な価値 ・使用価値と交換価値 ・需要と供給 ←均衡点と均衡価値 ・日本のデフレスパイラル ←安いことが素晴らしいという価値観から脱却出来るか ←値上げの難しさ ・価格弾力性 ・無料サービスの仕組みを考える 3:市場ってなに?どうやって星井商品は生まれるの? ・僕たちはいつも交渉している ・「市場」欲しいものを手に入れる場所 ・どんな「市場」も0円からはじまる ・「買いたい」と「売りたい」どっちが先? ・気付いていない欲望を刺激するサービス ・見えざる手と無料サービス 失敗1:転売ヤー 失敗2:情報の非対称性 失敗3:自分さえよければいい ・「働く」も市場、僕たちが供給側 ・個人情報 マーケティング データを提供するだけで生きていける世界 4:マーケティングってなに? ・市場が語源 ①消費者のニーズを理解し ②消費者が求める価値を満たす商品やサービスを開発し ③適切な価格で ④適切な場所で買えるように ⑤消費者の購買を促すための工程や仕組みを作り ⑥消費者と関係を構築すること ・サードプレイス ・お客さまは気まぐれ ・マーケター ←買ったのはなんで?買わなかったのはなんで? ←真のライバルは同業者ではない ←行動から本音をさぐる ・洗脳や押し売りではない、買いたい気持ちになる仕組み ←文化祭や生徒会選挙でも 5:14歳でも、デジタルを使えば「価値」を作る マーケティングで大事なこと ①消費者のニーズを理解し ②消費者が求める価値を満たす商品やサービスを開発し ③適切な価格で ④適切な場所で買えるように ⑤消費者の購買を促すための工程や仕組みを作り ⑥消費者との関係を構築する ・デジタルが「体験」を上書きしていく ・SF思考を身に付けよう ・デジタルは手段である ・仕組みを作る側、活かす側になる 6:つい課金をしちゃうのは「行動経済学」のせい? ・目の前の価値>未来の価値 ・なぜ人は損をする選択をしてしまうのか ・失う悲しみと得る喜び ・アプリで課金しちゃうのはなぜ? ・選択肢を選ばせる「ナッジ」 ・バイアスを利用した選択肢の示し方 ①インセンティブ ②デフォルト ③フィードバック ・スラッジ←気をつける …そっと後押しする。小突く。 …不必要なフィードバック ☆スラッジを見抜くには ユーザー目線か、企業目線か ・「役立つ」と「意味がある」 …世界は今、意味があるに傾いている ・学校の勉強が後々生きてくるわけ 学校では縦軸で勉強しているが、それぞれの学問は根底でつながっている ・情熱のために学び続ける ●おわりに みなさんはけして家族や仲間や周囲の友達をカモにしたり、搾取したりしてはいけない 得た知識を悪用してはならない 知識は、自分と大切な人を守るために使う
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世の中のしくみを知るのは君のため。 スマホアプリがなぜ無料なのかという引き込むタイトルから、経済学の基本とデジタル化が進んだ現代の市場や需要と供給の現れ方について、身近なアプリを例に挙げて説明。必殺技っぽい社会科の用語ランキングに入る「神の見えざる手」がうまく働かない理由や、現代の市場で価値をどのように作るかなども。 ここから興味を持って学んでいってほしいという気持ちが感じられる本。「役に立つ」のは当たり前、「意味がある」ことに価値が求められていくというのが印象に残った。
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