魔法使いの嫁 公式副読本 Supplement(Ⅲ) の商品レビュー
チセとヨセフ/カルタフィルスの選択、辿ってきた道が対照的ということを、言語化されてあっそういうことか!と思った。マンガの見せ方で感覚的に理解していたかれらの在り方。 伝承や神話など着想を得たと思われるところを色々と読めるのも面白い。が、誤植(ルビの消し忘れやコピペミスなど)が多...
チセとヨセフ/カルタフィルスの選択、辿ってきた道が対照的ということを、言語化されてあっそういうことか!と思った。マンガの見せ方で感覚的に理解していたかれらの在り方。 伝承や神話など着想を得たと思われるところを色々と読めるのも面白い。が、誤植(ルビの消し忘れやコピペミスなど)が多すぎて気が散る・・・同人誌じゃないんだから・・・。
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2作目が出版されたのが随分前だったから、てっきり続きはないものと思っていただけに、こうして読めるなんて予想外でしたよ 7~9巻の内容が解説されている本書は『魔法使いの嫁』という作品を深く理解させる上でとても重要な書籍 特に本書は日本人に必ずしも馴染み深いとは言えないイングランドを...
2作目が出版されたのが随分前だったから、てっきり続きはないものと思っていただけに、こうして読めるなんて予想外でしたよ 7~9巻の内容が解説されている本書は『魔法使いの嫁』という作品を深く理解させる上でとても重要な書籍 特に本書は日本人に必ずしも馴染み深いとは言えないイングランドを舞台にしているのだから、こうしてイングランドの風習を含めた形で解説してくれているのは本当に有り難いね 本書で特に心に染み入るように読んでしまったのは、第一部終盤のチセとカルタフィルスの交錯が始まる辺りか エリアスと喧嘩別れして、行き詰まりを感じて。そうして向き合う事になったカルタフィルスは実は自分の写し身のようで居て正反対の存在 漫画を読んだ当時もアニメを見た当時も2人の関係については色々考えたものだけど、こうして副読本を読む事でもう一度考え直す機会となったよ 当時は見えなかった要素がより鮮明に見えた気がしたね 特に43話部分の解説でヨセフが話し掛けるカルタフィルスが死体に過ぎないかもしれないという点には驚かされたな… チセは怪物のようなエリアスを受け容れる事で生や隣り合う者を得たけれど、ヨセフは死者のカルタフィルスを受け容れる事で生も隣り合う者も失ってしまったと言えるのか そのように考えると最終的にチセとヨセフが対立した上でチセが彼を受け容れるという構図はとても美しいものであると改めて感じられたし、そうした経緯が有るからこそチセはエリアスとの関係を肯定できたのだと思えたよ
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6巻ラスト~9巻の第30~45篇までの解説本。 第一部『新婚篇』完結。 索引、参考資料一覧有り。 カルタフィラスに振り回された第一部の物語の終結。 登場人物たちの過去と現在、新たな者たち、 特に学院の関係者たちは第二部への布石に。 手助けする者、対立する者、そしてエリアスの行動...
6巻ラスト~9巻の第30~45篇までの解説本。 第一部『新婚篇』完結。 索引、参考資料一覧有り。 カルタフィラスに振り回された第一部の物語の終結。 登場人物たちの過去と現在、新たな者たち、 特に学院の関係者たちは第二部への布石に。 手助けする者、対立する者、そしてエリアスの行動。 彼らの行動の意味や心情の解説も。 チセとエリアスが理解と心の交わし方を学んだ話でもありました。 また、三相の女神、長命者、イギリスでの戸籍、竜、魔女、 そしてカルタフィラスについての解説は興味深かったです。 『カルナマゴスの遺言』はクラーク・アシュトン・スミスとは。 ラブクラフトは全部読んでるけど、スミスは僅かだけなので、 まさかクトゥルフ神話が繋がっているとは、 分かりませんでした。う~む、奥が深いな。 でも誤字はちょっとね。
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